ジャングリア沖縄
Photo: Hirota Aotsuka | ダイナソー サファリ
Photo: Hirota Aotsuka

ジャングリア沖縄でしかできない10のこと

圧倒的なスケールで「興奮」と「癒やし」の両方をかなえる

Kaoru Hoshino
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タイムアウト東京 > Things to do > ジャングリア沖縄でしかできない10のこと

沖縄の観光の中心地といえば、那覇や首里などがある南部エリア。しかしその賑わいとは対照的に、島の北部には「やんばる」と呼ばれる手つかずの自然が広がっている。そんな豊かな自然の中に新たに誕生したのが、巨大テーマパーク「ジャングリア沖縄」だ。

約60ヘクタールの広大な敷地には、22のアトラクションに加え、15の飲食施設、10の物販施設、さらにはインフィニティ風呂を備えたスパまで完備。自然とエンターテインメントが融合した、一大リゾートが誕生した。

本記事では、ここでしか味わえないジャングリア沖縄の魅力を、厳選して10個紹介する。訪れる際の参考にしてほしい。

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1. やんばるの力強さに感嘆する。

パークに入場した来場者をまず迎えるのは、沖縄を代表する多種多様な樹木で構成された高さ約14.5メートルの巨大シンボル「ジャングリア ツリー」だ。このシンボルツリーには、ガジュマルやデイゴ、ヤエヤマヤシなどが茂り、沖縄の自然の力強さを象徴している。

ジャングリア ツリーは時間とともに成長し、季節ごとにさまざまな花を咲かせるため、訪れるたびに異なる表情を見せてくれる。また、この木には小さな仕掛けやユニークな装飾が隠されているので、ぐるりと一周しながら探してみるのも楽しいだろう。

パーク内には、もともとこの地に生えていた植物をそのまま生かしつつ、3万7000本を超える樹木が新たに植えられ、生命力あふれる風景を作り出している。トロピカルな草花や木々に彩られた園内は、自然が生み出す美しい色や形を楽しみながら散策するだけでも、植物付きにはたまらない体験となるだろう。

2. スリルの後の快感に身を任せる。

同施設のコンセプトが「Power Vacance!!」だけあって、手に汗握るスリリングな体験も充実している。勇気を振り絞って挑戦することこそが、この場所の醍醐味(だいごみ)だ。

中でも「スカイエンド トレッキング」は、全長84メートルのつり橋を渡るスリル満点のアトラクション。間隔が広過ぎる踏み板や斜めに傾いた足場など、思うように前へ進めず、足がすくみそうになる難所が待ち受ける。

一歩踏み出せば後戻りはできず、上空での滞在時間がやたらと長く感じられるだろう。眼下には、谷底に広がる亜熱帯の密林。恐怖で足が震える感覚を味わってみてほしい。

そのほかにも、約18メートル、つまりビル6階相当の高さからジャングルに向かって大きくスイングする「タイタンズ スウィング」や、20メートルの高さからワイヤー一本で280メートル先の対岸まで滑空する「スカイ フェニックス」など、アドレナリン必至のアクティビティが揃う。

挑戦中は緊張の連続だが、乗り越えた後の爽快感は格別。恐れずに一歩を踏み出してみてほしい。

なお、各アトラクションではヘルメットやハーネスの着用など、安全対策も万全。安心してスリルが楽しめる。

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3. まるで本物の恐竜と遭遇する。

ジャングリア沖縄には、恐竜をモチーフにしたアトラクションが多数ある。中でも注目は、スリル満点の「ダイナソー サファリ」だ。

このアトラクションは、18頭もの巨大な恐竜たちが生息するジャングルを、オフロード車で駆け抜けるというもの。途中、ブラキオサウルスの脚の間を車でくぐり抜けるなど、ユニークな仕掛けもある。

凶暴な肉食恐竜・ティラノサウルス・レックス(T-REX)との遭遇では、思いがけないサプライズも用意されている。スリルと興奮、巧妙なカラクリの数々で楽しませるこの体験は、マストで楽しみたいアトラクションの一つだ。

スリルが苦手な人には、「ファインディング ダイナソーズ」を勧めたい。このアトラクションは、ヘルメットを装着し、ナビゲーターの案内の下、恐竜たちが暮らす森を実際に歩きながら、行方不明になってしまった恐竜の子どもを探しに探検するという体験型アトラクションだ。

途中、手こぎのトロッコに乗ったり、つり橋を渡ったり、暗い洞窟に入ったりと、冒険心をくすぐる仕掛けが満載。道中で出合う恐竜たちは、まるで生きているかのようにゆったりと動き、そのかわいらしさには思わず目を奪われる。

4. 手に汗とハンドルを握る。

オフロードを思いっ切り駆け巡りたい。そんな欲望をかなえてくれるのが、「バギー ボルテージ 〜アドレナリン チャレンジコース〜」。国際免許を含む普通自動車免許があれば、誰でも体験できる。

エンジンをかけた瞬間、ブルルンと響く振動に気分が高まるだろう。スタート直後から悪路の連続で、急な下り坂や鋭いカーブ、極端に狭い道、大きな砂利など、体を揺らされながら手に汗握る場面が連続する。

体験時間は約15〜20分。慣れてくると夢中になり、あっという間に感じられるはずだ。オフロードに不安がある人も、前後にナビゲーターが付ついてサポートしてくれるので安心してほしい。

コース沿いにはガジュマルやデイゴなどの南国植物が植えられているので、余裕があれば景色にも目を向けてほしい。

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5. 空中散歩にはシャンパンを持っていく。

ジャングリアのどこからでも目を引く、直径約23メートルの巨大な気球「ホライゾン バルーン」。ゴンドラに乗り込むと、標高220メートルの上空へとゆっくりと上昇する。

360度のパノラマビューが見渡せ、日中は亜熱帯の豊な緑とエメラルドグリーンの海が織り成す絶景が楽しめる。夕暮れ時から日の入り後にかけては、空の色がオレンジからピンク色へと移り変わる幻想的なマジックアワーが広がる。

気球はガス式を採用しているので、乗り心地は安定している。乗り場付近のショップでは「Veuve du Vernay(ヴーヴ・デュ・ヴェルネ) 」のスパークリングワイン(1,200円、以下全て税込み)も販売されており、空の上で乾杯すれば、忘れられない思い出になること間違いなしだ。約10分間の非日常体験を味わってほしい。

6. 移動時間も楽しむことを忘れない。

広大なパーク内の移動手段として便利なのが、園内を走る「タム タム トラム」。徒歩での移動もできるが、目的地が遠い場合はこのトラムを活用すると快適に移動できる。

大きなラッパのような装飾が施されたトラムの各座席には、タンバリンや小さな鉄琴などの楽器が取り付けられている。まるで走る楽器だ。

停車駅は、「エントランスビレッジ」「ダイナソーサファリ」「ファインディング ダイナソー」「ブリーズアリーナ」の4カ所。ナビゲーターの掛け声や音楽に合わせて自由に音を鳴らしながら、にぎやかで楽しい移動時間が楽しめる。

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7. 食事をしながらバカンス気分を盛り上げる。

園内にはレストランが3店舗、フードカートが12店舗ある。

木の上の鳥の巣をイメージしたオープンエア席が特徴の「パノラマ ダイニング」では、ベーコンで包んだハンバーグに濃厚デミグラスソースをかけた「ジャングリア ハンバーグ」や、沖縄の海を思わせる爽やかな柑橘系デザート「オアシスブルー」など、見た目も味も楽しめるメニューが揃う。フォトジェニックなネスト席は有料、ディナーは全席予約制だ。

パーク中央の「ワイルドバンケット」は、南国リゾート感たっぷりの開放的なレストラン。ライブキッチンで調理される石垣産黒毛和牛のハンバーガーなど、食欲をそそるメニューが並ぶ。

園内各所に点在するフードカートでは、シークワーサー味のチュロやフルーツかき氷のほか、「冷やしアジアンヌードル」など、手軽に楽しめるグルメが充実している。

また、「スパ ジャングリア」に併設するレストラン「トロピカル オアシス」では、沖縄の食材をふんだんに使った料理が堪能できる。やんばるの雄大な自然を眺めながら味わう贅沢な食事は、旅の思い出をさらに特別なものにしてくれるだろう。

8. リゾートスパで心も体も浄化する。

屋外でたっぷり遊んだ後は、ジャングリア沖縄から無料シャトルバスで直結しているスパ施設、スパ ジャングリアへ向かおう。

ウッド調で落ち着いた雰囲気の館内には、女湯に10種類、男湯に9種類の入浴施設を完備。屋外には、南国リゾートらしい雰囲気を演出するカルシウム岩風呂をはじめ、サウナやインフィニティ風呂など、多彩な湯が揃う。

屋内には、天然温泉「今帰仁の湯」や洞窟風呂といった浴槽もあり、湯巡りを楽しみながら、ゆっくりと過ごせるのが魅力だ。

中でも、2025年に「世界最大のインフィニティ風呂(Largest infinity public bath)」としてギネス世界記録に認定されたインフィニティ風呂は絶対に入りたい風呂の一つ。目の前には、やんばるの深い緑がどこまでも続き、吹き抜ける風に、自然と一体になったかのような心地よさに満たされるだろう。

利用料金は、大人2,640円、子ども1,540円。こだわりのアメニティーには、琉球王朝時代から薬草として活用されてきた月桃のエッセンシャルオイルをベースに、沖縄由来の植物をふんだんに配合。保湿効果にも優れ、日焼けした肌を優しく労わってくれるのがうれしい。

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9. ジャングリア沖縄の世界観を持ち帰る。

グッズショップ「ビレッジ バザール」には、キッチン雑貨や沖縄食材を使ったフード、衣類など、オリジナルグッズが約550種類並ぶ。

恐竜の被り物やトロピカルな花付きカチューシャ、オリジナルTシャツなどを身に着ければ、パーク内での気分もさらに盛り上がるはずだ。

そのほか、ジャングリア沖縄限定のちんすこうや、オリジナルデザインの「やちむん」マグカップ、ブラキオサウルスの頭部をかたどった指圧スティックなど、旅の思い出にぴったりな土産も充実している。

グランドオープニングを祝して記念パッケージの土産品も多数用意されているので、気になる人はチェックしてほしい。

10. 準備は万端にして思い切り楽しむ。

最後に、チケット情報を紹介しておこう。ジャングリア沖縄の1Dayチケットは、大人(12歳以上)6,930円、子ども(11歳以下)4,950円、3歳以下は無料。パーク&スパ1Dayチケットは、500円分のフードカートクーポン付きで、大人9,570円、子ども6,490円だ。

計画的に楽しむなら、1Dayチケットと組み合わせて使える「プレミアムパス」がおすすめ。アトラクションの待ち時間を短縮できるほか、ショーエリアへの優先入場もできる。

パーク内にはハーネス装着型のアトラクションも多く、予想以上に時間がかかることもある。限られた時間を有効に使うためにも、プレミアムパスの活用は有効だ。

公式アプリもダウンロードしておきたい。リアルタイムの待ち時間や混雑状況が確認できるだけでなく、ルート案内もしてくれるので、迷うことなく最短ルートで目的地にたどり着ける。

服装についても工夫が必要。ヘルメットを装着するアクティビティや、水しぶきがかかるアトラクションもあるため、動きやすく汚れてもよいパンツスタイルとスニーカーを履くといいだろう。日差しが強い日は、ひも付きの帽子もあると安心だ。

非日常の環境に身を委ねると、脳がすっきりとする。そんな爽快感を味わうためにも、万全の準備で出かけたい。

もっと夏を満喫したいなら……

  • Things to do

夏の夜を彩る風物詩といえば、盆踊り。ちょうちんが揺れ太鼓の音が響く中、浴衣姿の老若男女が輪になって踊る光景は、暑さを高揚感に変えてくれる。

スーツ姿のサラリーマンがも参加する「新橋こいち祭」や、恵比寿駅西口に大きなやぐらが登場する「恵比寿駅前盆踊り大会」など、「盆踊ラー」に支持される盆踊りを厳選して紹介する。

  • Things to do

健康志向が高まる今、美容・健康・リフレッシュを同時に叶える天然温泉を使用したプールはどうだろう。東京近郊には、源泉かけ流しの極上の温泉水で泳げる贅沢なプールがいくつかある。水温も30度前後と心地良いものもあるので、体を冷やさずに楽しめるのもうれしい。

ここでは、自然に囲まれたまるでリゾートのようなものや、本格的なサウナも併せて楽しめる施設など4つを紹介する。

一人でじっくり楽しむのはもちろん、男女兼用なので、大切な人や家族と過ごすのもおすすめ。ひと泳ぎした後は、こだわりの温泉を堪能しよう。

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  • 音楽

大自然の中で楽しむ音楽フェスティバルもいいが、手ぶらで行ける「都市型フェス」は、思い立ったときにふらっと立ち寄れる気軽さが魅力だ。

都市型フェスティバルの代名詞と言えば「SUMMER SONIC」。今年は、2000年代のロックシーンを象徴するフォール・アウト・ボーイ(Fall Out Boy)をはじめ、グラミー受賞歴を誇るアリシア・キーズ(Alicia Keys)、カミラ・カベロ(Camila Cabello)らをヘッドライナーに迎え、東京の夏を熱狂で包み込む。

そのほか、「MURO FESTIVAL」や「Talking Rock!FES.」のようにライブハウスの熱気を持ち込んだロックフェス、クラブミュージックとネットカルチャーが融合したサーキット型フェス「NITE HIKE MID」など、フェスティバルの形は多彩だ。

この夏はアクセス抜群のロケーションで、好きな音楽を思い切り楽しんでほしい。

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