盆踊り
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東京、この夏行くべき盆踊り12選

屋台や浴衣、夜景も楽しめる夏イベント

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夏の夜を彩る風物詩といえば、盆踊り。ちょうちんが揺れ太鼓の音が響く中、浴衣姿の老若男女が輪になって踊る光景は、暑さを高揚感に変えてくれる。

スーツ姿のサラリーマンがも参加する「新橋こいち祭」や、恵比寿駅西口に大きなやぐらが登場する「恵比寿駅前盆踊り大会」など、「盆踊ラー」に支持される盆踊りを厳選して紹介する。

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  • Things to do
  • 九段下

靖国神社で開催される、毎年恒例の祭り。期間中、大小3万を超えるちょうちんや、各界名士の揮毫(きごう)による「懸雪洞(かけぼんぼり)」が掲げられ、境内を華やかに彩る。本殿では毎夜、慰霊の祭儀が執り行われる。

そのほか、「青森ねぶた」「阿波おどり」「江戸芸かっぽれ」など、日本各地の祭りが境内に集結。靖国神社へ行くだけで、日本中を旅行したような気分になれる。

参道の中央ではやぐらを囲んで盆踊りを楽しむ「納涼民踊のつどい」が同時進行。企画定番曲から各地の民謡、さらにその年の新曲まで、幅広い選曲が魅力だ。

ちょうちんの灯りと賑やかな太鼓の音に包まれながら、夏の訪れを感じてほしい。

※17時〜、各行事の開催時間は公式ウェブサイトを確認/参加は無料

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  • 原宿

代々木公園で開催される「ナイアガラ盆踊り」。かの大滝詠一が主宰していたナイアガラレコードの公認イベントで、『Let’s Ondo Again』や『イエロー・サブマリン音頭』などの名曲にのせた音頭スタイルの盆踊りが楽しめる。

当日は会場にやぐらが出現し、花柳糸之(全日本舞踊振付家協会代表理事)によるオリジナル振り付けを、花柳糸之社中のメンバーが披露しイベントを盛り上げる。さらにゲストとして野宮真貴が2日間登場し、『東京は夜の七時~盆踊りVERSION~』や『スウィート・ソウル・レヴュー~盆踊りVERSION~』を披露。13日にはクレイジーケンバンドの横山剣も登場する。

オリジナルTシャツや手ぬぐいなど物販も充実しており、夏フェスさながらのファンキーな夜を味わえそうだ。

18時15分〜20時30分

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  • 野方

大和町八幡神社で開催される大盆踊り会、通称「DAIBON」。平安時代に創建されたという由緒正しき大和町八幡神社だ。

古くから続いてきた盆踊りはもちろんのこと、やはた幼稚園の園児たちによるチアリーディング&空手のパフォーマンスや、地元のフラダンスクラブによるフラダンス公演、ラジオ体操、多彩なアーティストたちによるライブアクトなど、バラエティー豊かな演目が楽しめる。

2024年にはDJ盆踊りの立役者・珍盤亭娯楽師匠による、往年のヒット曲に盆踊りの振り付けを組み込んだ「メガヒッツ盆踊り」が話題になった。また、茶釜の花魁やファー星人、うなぎ坊主など、オリジナル妖怪が多数出現する光景はまさに異空間そのもの。

住宅街の真ん中に現れる非日常に心ゆくまで溺れよう。

※15時〜20時30分/(雨天翌日)

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  • 新橋

縁日やビアガーデン、盆踊りなど、「新橋 SL広場」を中心に開催される夏の風物詩イベント。最大の目玉は、2日目に開催される「ゆかた美人コンテスト」だ。事前の書類審査と面接を通過したファイナリストがステージ上に登場し、個性豊かに着こなした浴衣姿を披露する。

「こいち」とは「小1時間、気軽に遊んでいってください」という意味。ふらっと立ち寄れる気軽さが、仕事帰りのサラリーマンにも人気だ。盆踊りのほか、ビアガーデンや縁日などの催しも楽しめる。

盆踊りは、やぐらが組まれる「桜田会場」と、通りを挟んで踊り合う「柳通り会場」の2つがあり、どちらも徒歩1、2分で移動できるので、雰囲気の違いを気軽に楽しめる。

見るだけでは満足できないという人には、持参した浴衣を無料で着付けてもらえるサービスもおすすめ。都会のど真ん中で、日本の夏を満喫しよう。

※15時〜21時/参加は無料

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  • 自由が丘

「自由が丘納涼盆踊り大会」が、自由が丘駅前ロータリーの特設会場で開催。踊った人全員にチャンスがある「踊りコンテスト」が行われ、「グランプリ」「楽しいで賞」「シルバー賞」が決定する。

都内でも珍しい駅前での開催で、広場に設けられた特設やぐらを中心に踊りの輪が二重、三重に広がるのが特徴。2023年からは若い世代に人気の曲を取り入れ、振付動画をYouTubeで公開するなどして活性化を図ってきた。

今年もヒット曲と定番曲のコラボレーションとして、SEKAI NO OWARIの「RPG」を「大東京音頭」の振り付けで踊る。そのほか、定番の「東京音頭」や「炭坑節」をはじめ、サザンオールスターズの「希望の轍」や、YOASOBIの「夜に駆ける」など、幅広い名曲が流れる。自由が丘で夏を彩る、イベントにぜひ参加してみては。

19日 18時10分〜20時30分、20日 17時30分〜20時30分/参加は無料

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  • 恵比寿

「恵比寿駅西口ロータリー」を会場に1954年から続く、地域に根付いた夏の恒例行事。駅前に大きなやぐらを組み、商店街の人々や地元の小学生など、多くの人が踊りの輪に加わる。

盆踊りの見どころは、地元で作られたオリジナル曲と振り付け。「恵比寿音頭」や「Yes Yes Ebisu」「恵比寿ラヴィアンローズ」といったオリジナルの曲に合わせ、サンバのステップや七福神の「えびすさん」を模したポーズなど、遊び心あふれる振り付けが取り入れられている。参加者が恵比寿だけのスタイルで踊る姿は、この祭りならではの光景だ。

会場では、地元飲食店による屋台やドリンク、子ども向けの縁日も楽しめる。街と人が一体になる夏の祭りを、ぜひ満喫してほしい。

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  • 錦糸町

錦糸町の夏を象徴とする盆踊り大会「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」は、1982年にパチンコ屋の2階で始まったイベント。今では2日間で3万人以上の観客を動員する大型行事として定着している。

煌々(こうこう)と光る提灯が大量に飾られるステージでは、生演奏が披露される。河内音頭の盆踊りは1人用に振り付けをされていて、グループ参加の必要がないので、仕事帰りにフラッと立ち寄って踊ってもいいだろう。例年出演する多彩なゲストにも期待が寄せられる。

17時30分〜21時

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  • 中野

中野駅近くで開催される、ユニークな盆踊り大会。「中野の唄と踊りを生唄で」をテーマに2012年から運営されており、伝統的な民謡に加え、DJやバンドのステージが融合する独自のスタイルを特徴とする。

盆踊りの最中にボン・ジョヴィの『Livin’ On A Prayer』を流し会場が一気にヒートアップしたことから、「ボン・ジョヴィ」と「盆踊り」をかけた「盆ジョビ」という呼び名が生まれ、中野の夏の名物としても知られている。過去にはDJ KOO、DJ Celly、なかやまきんに君など多くのゲストが出演した。

そのほか、地元の「中野音頭」をはじめ、「東京音頭」や「炭坑節」「ドダレバチ(津軽甚句)」「鹿児島おはら」など、日本全国の民謡盆踊りを中野区民謡連盟の生演奏で堪能できる。

遊び心あふれる選曲や屋台グルメが楽しめる、新しい形の盆踊りを体感しに行こう。

※10〜21時/入場は無料

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  • 築地

東京で最も人気のある盆踊りの一つが、築地本願寺で開催される「築地本願寺納涼盆踊り大会」。毎年最終日に開催される仮装大会をはじめ、大江戸助六太鼓の奉納演奏など、充実した内容で会場を盛り上げてくれる。

誰でも飛び入りで盆踊りの輪に加われるのが、この大会の魅力。やぐらを囲んで、「築地音頭」「東京音頭」「大江戸助六音頭」などを踊ろう。

築地場外市場の名店が建ち並ぶ、豪華な屋台にも注目だ。「近江屋牛肉店」のステーキや、鶏肉専門の老舗「鳥藤」の焼き鳥、かつお節専門店「和田久」の揚げたこ焼きなど築地ならではのメニューが楽しめる。

夏の夜風に包まれながら、築地の味と音頭に酔いしれてほしい。 

7月30日〜8月1日19〜21時、2日 18時〜20時30分/参加は無料

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  • 末広町

神田明神の夏の風物詩である「神田明神 納涼祭り」が今年も開催。3日間の開催中、1日目は「アニソン盆踊り」、2日目は「千代田区民踊連盟 盆踊り」、3日目は「浜町音頭保存会 盆踊り」が行われる。

新旧のアニメソングによる盆踊りを取り入れた「アニソン盆踊り」は、幅広い年代に人気。ガイドダンサーによる踊り方のレクチャータイムがあるので、初めてでも安心だ。

本祭りに先駆け、前日の8月7日から「食絶品グルメ☆ビール&日本酒祭り」も実施。全国各地の選りすぐりのグルメや酒が集結する。

※11時〜21時「アニソン盆踊り」16時30分〜20時30分、「千代田区民踊連盟 盆踊り」「浜町音頭保存会 盆踊り」17時30分〜20時30分

もっと夏を楽しむなら......

  • Things to do

斬新でユニークなメニューが次々と展開され、進化し続ける「かき氷」。メニューを一見しても味が想像できない独創的なかき氷は、意外な食材の組み合わせが調和し、驚きの味わいがある。さまざまな素材のトッピングが上に乗り、氷の中の食材やソースが絡み合い、食べ進めるにつれ味の変化を楽しめるのもよい。

本記事では、タイムアウト東京エディターで、かき氷を愛してやまないケイラ イマダ(@kakigori_kaila)による、いま注目のかき氷店を紹介する。この夏の「推し氷」を見つけてほしい。

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