SALT AND PEPPER
Photo: Kaoru Hoshino | 店内
Photo: Kaoru Hoshino

東京、アート作品が買える店4選

西荻窪・梅ヶ丘・代官山で現代アートのオリジナルピースを見つける

Kaoru Hoshino
広告

タイムアウト東京 > Things to Do >東京、アーティストの作品が手に入れられるショップ4選

いつかはアート作品を購入してみたいと思ったことがある人は少なくないだろう。作家のアイデアやストーリーなど、無数の要素が複雑に織り込まれた作品を日々眺められれば、暮らしはきっと豊かになるはずだ。

とはいえ、いざギャラリーで購入するとなるとどこかハードルが高く感じる。そんな時は、アーティストのオリジナルピースを扱うショップを訪れてみてほしい。店の雰囲気や店主との会話を手がかりに、自分にしっくりくる作品と出合えるだろう。

関連記事
東京、レコード店のオリジナルTシャツ4選

  • ショッピング
  • ヴィンテージショップ・古物商
  • 西荻窪

西荻窪の住宅街にひっそりとたたずむビンテージショップ「プベル(poubelle)」。人の手の痕跡を残す外観は、店というよりも住居のように見える。壁に掛けられた控えめな看板を見落とせば、そのまま通り過ぎてしまいそうだ。

小さなノブをつまんで扉を開けると、店主の矢澤剛によって居場所を与えられた古物が、薄明かりに包まれた空間に静かに置かれている。ひっそりとした空気に触れると、不思議に自然と「もの」に目を向けたくなる。

店内には、アーティストの作品も古物と区別されることなくさりげなく飾られている。井出賢嗣や伊藤誠、菅木志雄らの作品に加え、ブリンキー・パレルモ(Blinky Palermo)のシルクスクリーンも、それが作品だとは気が付かないほどだ。

矢澤がこれまで磨いた審美眼を頼りに、品々は慎重に選び抜かれている。ぼんやりしていれば見過ごしてしまいそうなものが、この小さな店に置かれた途端に別物になる。店を後にするころには、矢澤のように「自分の選択」により慎重でありたいと思うはずだ。

同店は、ものを売る店である以上に、見る人の目に委ねる場所。勇気を出して扉を開けてほしい。

  • ショッピング
  • 梅ヶ丘

気鋭の若手ブランドから貴重なビンテージまで幅広いラインアップが揃う古着店「フェアンヴェー(fernweh)」。店主の溝口翼によってセレクトされたアイテムが並ぶ同店には、妻が営むフラワーショップ「ドゥフト(duft)」も併設されている。

どのアイテムにもデザイナーのコンセプトや背景に宿る物語が感じられ、袖を通せば一日中上機嫌で過ごせそうなものばかりだ。店内のあちこちには、買い付けで集められたオブジェやアーティストの作品が点在し、空間に独特なリズムを作り出している。

中でも、コネチカット出身のアーティスト・アルバート・ラドシー(Albert Radoczy)による女性像のドローイングは、潔い構図と迷いのない筆致で際立っている。さらに、デジタルファブリケーション技術とクラフトを融合させた創作を特徴とする青木將人のバッグブランド「MST PAACS」の希少なピースも並ぶ。溝口のオーダーに応える形で製作された新作の傘立て『FLOWERS』は、同店でしか手に入らない貴重な一品だ。

不定期で写真家やペインターの展示も行われており、これらの作品も購入できるのがうれしい。古着のイメージがまだ定着しているとは言い難い梅ヶ丘にありながら、東京の古着カルチャーの底力を感じさせる一軒である。

広告
  • ショッピング
  • 代官山

メンズファッションブランド「VAINL ARCHIVE」のデザイナー・大北幸平によって設立されたコンセプトショップ「ソルト アンド ペッパー(SALT AND PEPPER)」。2018年に渋谷と恵比寿の中間辺りにオープンして以来、その世界観に共鳴する人々が国内外から訪れている。

もともとZINEやアートを収集していた大北は、自分一人で生み出すVAINL ARCHIVEのコレクションに対して、外部のクリエーションからインスピレーションを受ける物事を許容とした場所として立ち上げた。

店内には洋服のほか、アーティストが直接持ち込むZINEやアートブックが並び、月1回のペースで展覧会も開催。ここで大切にされるのは、アーティストのキャリアではなく、ショップの世界観との共鳴である。

展示されるのは、バリスタとして働く作家から、美術館で展示経験を持つ作家まで幅広い。ハイとローが溶け合い、多様な表現を発見できる空間だ。

また、展示作品や、これまで紹介された作家の作品が店内にある場合は購入もできる。アイテムは随時入れ替わるため、気になった作品は出合ったタイミングで手に入れてほしい。

  • ショッピング
  • アート、クラフト、趣味
  • 丸の内

東京駅構内の商業施設「グランスタ東京」内にある、アーティストやイラストレーターによるオリジナルグッズを販売する「ビニール トーキョー(VINYL TOKYO)」 。朝から晩まで多くの人でにぎわう東京駅の中でもひときわ目を引くカラフルな店内には、数々のクリエーターグッズが並ぶ。

愛嬌(あいきょう)たっぷりのオリジナルキャラクターのフィギュアから、思わずクスッと笑えるステッカーまで、多彩なアイテムを販売。じっくり眺めていると時間を忘れてしまうだろう。ハンドメイドの作品もあり、自分用や友人への土産にもぴったりだ。持ち帰りやすい小ぶりな商品が多く、手軽な価格なのもうれしい。

店の中に併設された小さなギャラリーでは、気鋭のアーティストやイラストレーターによる展覧会が行われ、気に入った作品は購入できる。展示内容はおよそ2週間ごとに入れ替わるので、訪れる度に新鮮な魅力が感じられる。

同店は改札内にあるので、新幹線の待ち時間や、東京駅を利用する際に立ち寄ってみては。

もっとアートを楽しむなら......

  • アート

近年、美術館や博物館の入館料が上がりつつある。有料ならば確かにすばらしい体験ができると分かっていても、やはり無料で良い作品を見たいもの。

そのような需要に応えてくれるような美術館やギャラリーが東京には一定数ある。今回セレクトするのは、質の高い国内外の作家を紹介する「資生堂ギャラリー」や明治期洋画の重鎮、黒田清輝の作品を展示する「黒田記念館」から、「目黒寄生虫館」や「おりがみ会館」といった変わり種まで27館だ。

  • アート

東京には美術館だけでなく、数多くのギャラリーが点在する。中には、ガゴシアンやペースと並んで世界的に名声を博しているヴェニューから、シュルレアリスムなど極めて狭いジャンルを扱うギャラリーまで、その種類は多岐にわたる。

ただ一つ言えるのは、いくつかのギャラリーを見ていくと、そのヴェニューが好むアーティストの傾向などが分かるようになることだ。言い換えれば、自分が好きなアーティストがいれば、そうした話題を共有できる場所が見つかるということでもある。

本記事では、そうしたリサーチに役立つような東京のベストギャラリーを紹介する。ぜひ役立ててほしい。 

広告
  • ショッピング

東京には世界最高のショッピングスポットが数多くあることは間違いない。この都市のショッピングシーンの最もユニークな側面の一つは、美術館やギャラリーなどの中にあるすてきなショップだ。

ショップ自体がギャラリーの役割を果たしているものさえあり、全国のデザイナーや職人によるユニークな作品が展示され、限定品が売られていることもよくある。都内のミュージアムショップとギャラリーショップを紹介しよう。

おすすめ
    最新ニュース