Orbitarium
画像提供:アストロスケール | 「Orbitarium」
画像提供:アストロスケール

東京、宇宙を体感できるスポット8選

地上にいながら宇宙へ、知識と感動が交差する未知の世界

Chikaru Yoshioka
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最先端の宇宙研究が行われる施設や、満天の星が広がるプラネタリウム、天文台での観測体験、そして人工衛星製造の現場を間近で見学できる工場。東京には、地上にいながら宇宙を身近に感じられる場所が数多く存在する。

日常のすぐそばに広がる「宇宙への入り口」。知識と感動が交差する宇宙スポットをめぐり、果てしない銀河へと想像を膨らませよう。

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  • Things to do
  • 調布

先進的な航空技術の研究開発や、長期的な視点からの宇宙・航空分野の基盤技術の研究開発を進める「JAXA調布航空宇宙センター」。施設内には、現在進行中の研究やこれまでの成果を紹介する展示室があり、無料で見学できる。

「航空ゾーン」では、未来の空を支える最先端の航空技術を紹介。「宇宙ゾーン」では宇宙開発や実験の取り組みを取り上げ、「基盤技術ゾーン」では航空宇宙研究を支える技術や試験設備を公開している。

展示室の「スペース・ミッション・シミュレータ」では、未来のスペースプレーンを操縦する模擬体験が可能。さらに、退役機「YS-11」(機体番号YS-11-118)の計器類や機体構造を間近で体験できる。

  • Things to do
  • 水道橋

宇宙旅行をテーマにした体感型施設「Space Travelium TeNQ(スペーストラベリウムテンキュー)」。リアルなVR体験や知的好奇心を刺激する展示、アートや学びの場、そして宇宙や星をモチーフにしたカフェやショップなど、宇宙とつながる多彩なコンテンツが集まる。

注目のVRエリア「SORAVEL LINE」では、ヘッドマウントディスプレー(HMD)を装着し、自由に歩き回れるフリーローミング型で未来の宇宙旅行をリアルに体感できる。また、宇宙の最新情報や未来の宇宙旅行を学べる展示「Space Terminal」や、宇宙へ旅立つ前の準備エリアを演出する「Standby Room」も見逃せない。

さらに、「Satellite Gallery」では宇宙を舞台にした企業や団体の挑戦を紹介し、「Docking Road」では宇宙にまつわるアイテムや作品との出合いが楽しめる。

星空や星雲に包まれたイマーシブな空間「LOUNGE Q」や、宇宙や星をテーマにしたドリンクやスイーツが味わえるカフェも併設し、五感で宇宙を感じられるだろう。

パートナーサイトでチケットを購入する。

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  • Things to do
  • 錦糸町

スペースデブリ問題の解決と宇宙のサステナビリティ実現を目指すアストロスケールが運営する施設「Orbitarium(オービタリウム)」。超ワイドスクリーン映像や人工衛星製造工場の見学を通じて、私たちの生活を支える「軌道」の存在を体感できる空間だ。

映像エリアでは、巨大スクリーンに映し出される迫力の映像が、地球と宇宙、そして軌道のつながりを体感させる。またクリーンルームでは、500~700キログラム級の人工衛星を最大4機まで同時に製造する現場を見学でき、部品やコンポーネントの試験が行われるリアルな開発の舞台を間近に感じることができる。

さらに展示・体験エリアでは、スペースデブリ問題や軌道の重要性を「見て・触れて・学べる」コンテンツを展開。ここでしか手に入らないオリジナル商品や限定グッズも揃う。

なお、見学日は水曜日の11〜12時と15〜16時の2枠で、公式ウェブサイトから予約が必要だ。 

パートナーサイトでチケットを購入する。

  • ミュージアム
  • 青海
  • お勧め

入館してまず目に入ってくるのは、ロビーの頭上に配置された直径約6メートルの巨大な地球。表面には1362枚の有機ELパネルが取り付けられ、世界の気候変動を毎日更新してリアルな地球を映している。

館内には、ロボットや遺伝子、宇宙など現在進行形の研究を紹介するインタラクティブな展示があふれている。「ドームシアター」では、宇宙と科学の世界を没入体験。2台の高輝度RGBレーザープロジェクターが投影する高精細4K映像が全天周スクリーンを包み込み、空気の揺らぎや気配までも感じられる迫力の映像空間が広がる。

常設展「世界をさぐる」では、小惑星探査機「はやぶさ2」を打ち上げたH-IIAロケットの「LE-7A」エンジンの実物を公開。燃焼試験に使われた本物のエンジンを360度から観察できる。

さらに、「こちら、国際宇宙ステーション」では、高度約400キロメートルを約90分で周回するISSの「宇宙居住棟」を再現。宇宙飛行士の暮らしや研究の現場を通して、宇宙で生きることのリアリティーを感じられる。

映像と展示が融合した空間で、訪れる者の好奇心と探究心を刺激するだろう。

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  • Things to do
  • 浜松町

「宇宙の店 浜松町本店」は、「宇宙を身近に」をコンセプトに、宇宙に関するモノとコトを通じて宇宙への関心を広げる場所。グッズの販売や体験を通じて、宇宙やサイエンスへの興味を育み、未来の宇宙飛行士や研究者を目指すきっかけを生み出している。

また、「コト」の体験として、宇宙をテーマにしたワークショップや講演も開催。子どもたちが楽しみながら関心を深める場であると同時に、大人にとっても宇宙に携わる専門家の話を通して学びを深められる貴重な機会となっている。

  • ミュージアム
  • 多摩地域

直径27.5メートルのドームに1億4000万個の星を映し出すプラネタリウムを備えたミュージアム「多摩六都科学館」。観察・実験・工作を通して科学が体験できる。

プラネタリウムドーム「サイエンスエッグ」は、世界最大級の傾斜型ドームで、足元から頭上まで星空と映像に包まれる没入感が魅力。光学式投映機「CHIRON(ケイロン)Ⅱ」が映し出す無数の星々の下、プラネタリウム解説員が季節ごとに移り変わる星空を生解説で紹介する。解説員ごとに異なるBGMや語り口も楽しみの一つだ。

プログラムは多彩で、キャラクター「ペガロク」とのかけ合いが人気の「キッズプラネタリウム」や、23カ月ごとにテーマが変わる「全編生解説プラネタリウム」、赤ちゃんと一緒に楽しめる「0歳からのプラネタリウム」、迫力の映像作品を上映する「大型映像」などを展開している。

中学生以上を対象とした「大人向けプラネタリウム」では、最新の宇宙科学から文化・アートに至るまで、多角的な視点で星空をひもとく。じっくり語る回もあれば、音楽と星空をゆったりと楽しむ回もあり、その日の気分で楽しみ方が選べるのがうれしい。

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  • ミュージアム
  • 三鷹

日本の天文学の中核を担う研究機関。国立天文台は国内外に観測施設を持ち、三鷹キャンパスは研究の拠点だ。前身は東京府麻布区にあった東京天文台で、1924年に三鷹村大沢(現在の三鷹市)に移転。1988年に岩手県の緯度観測所、名古屋大学空電研究所の一部と統合され、国立天文台として発足した。

一般向けの施設公開は、2000年からスタート。緑豊かな広大な敷地にはさまざまな観測施設が点在し、その一部を見学できる。見学コース内には大正期の建物が多く、国の登録有形文化財になっているものも少なくない。最も古い建物は「第一赤道儀室」で、ドーム内にある望遠鏡は1938年から61年間、太陽黒点のスケッチ観測に活躍した。

国立天文台では、「4D2U定例公開」「定例観望会」など、申込制のイベントも定期的に開催。天文学の歴史に思いを馳せながら宇宙を身近に感じることができる、唯一無二の場所だ。

  • Things to do
  • 池袋

癒やし」と「感覚の開放」をテーマに、心と感覚を解き放つような星空体験を提供するコニカミノルタプラネタリウム満天」。段差のない水平型ドームが、実際に夜空を見上げているかのような自然な視界を再現する。

ドーム前方には、草原に寝転がるように星を眺める「芝シート」と、雲の上に浮かんで夜空に包まれるような感覚を味わえる「雲シート」を設置。座る場所によって異なる没入感が楽しめる。

光学式投映機「インフィニウム シグマ(Infinium Σ)」が映し出すのは、漆黒の闇にきらめく星々と、奥行きある天の川。自然で美しい星空をとことん追求した映像が、視覚を研ぎ澄まし、心に響く静かな感動をもたらす。

東京を散策するなら……

  • アート
  • 建築

関東大震災や第二次世界大戦の東京大空襲で大きな被害を受けるまで、東京には、現在も京都で見られるような木造の家が立ち並んでいた。その後、鉄鋼やコンクリート、独創的な形状に重きを置いたさまざまな建築物が建てられ、東京は現代的に生まれ変わった。 

ただ「入り口が変わっている」というだけではなく、勇気を出して扉を開ければ、どの店も味や内容も素晴らしい人気店であることが判明した。見つけにくさの難易度も参考に、トキメキ体験をしてほしい。 

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