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東京、8〜9月に行くべきブックイベント5選

中央線沿いの古書店が集結するフェスや、イラストや紙雑貨好きにはたまらない紙の祭典まで

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タイムアウト東京 > Things to Do> 東京、8〜9月に行くべきブックイベント5選

うだるような暑さが続く季節は、涼しい部屋でお気に入りの一冊に浸るのもいい。書籍はもちろん、イラストやZINEなど、今年の夏は幅広いブックカルチャーを体験できるイベントで、新たな出会い探しに行くのはどうだろう。

本記事では、8〜9月に開催に行くべき本にまつわるを5つ紹介。プロからアマチュアまでのオリジナル小説・漫画などに出合える大規模な即売展示会や、中央線沿いの古本が集結する古本フェス、150以上の作り手による紙雑貨の祭典など、本にまつわる個性的なイベントが盛りだくさん。好奇心を刺激する一冊を見つけに出かけよう。

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東京、7〜9月に開催する注目のマーケットイベント

  • Things to do
  • 御茶ノ水

古書即売店として最多の36店舗が集結する古本イベントが開催。「東京都古書籍商業協同組合」の「中央線支部」に所属する、ベテランから催事初参加の店までの個性豊かな古本がずらりと並ぶ。

会場には、古典籍をはじめ、漫画・書籍・自筆物・紙もの・資料など多種多様なジャンルが揃う。欲しい一冊に出合えたり、新しい出合いがあったり、さまざまな楽しみ方ができそうだ。中央線沿いならではのカルチャーを感じるラインアップに期待しよう。

さらに、5,000円(税込み)以上の買い物をすると、同イベントの限定手ぬぐいがもらえるというのだから見逃せない。かわいらしい猫がデザインされた、猫好きにも本好きにもたまらない同グッズは先着450人限定なので、早めに訪れることをおすすめする。

古書好きではないという人でも楽しめる本のイベントに、気軽に足を運んでみては。

10~18時(2日は17時まで)/東京古書会館/入場は無料

  • Things to do
  • 代田

フォークシンガーである高田渡を父に持つ、作曲家の高田漣によるデビュー小説の刊行記念トークイベントが、下北沢の「「ボーナストラック(BONUS TRACK)」」2階にある「本屋 B&B」で開催。演劇・音楽・テレビ・作家とマルチに活躍するいとうせいこうとの対談形式で、さまざまなカルチャーを背景に持つ2人ならではの、執筆活動への思いからカルチャーについてまでの話が聞ける貴重な機会だ。

2025年6月に刊行された『街の彼方の空遠く』は、吉祥寺を舞台としたSF的私小説。音楽をはじめとしたさまざまな文化をサンプリングしており、死者への祈りを込めた物語でもあるという。

同イベントはオンラインでも開催予定。数量限定の来店参加者にはサイン会もあるので、ぜひチェックしてほしい。文学好きも、音楽好きも、ジャンルにとらわれることなく楽しめそうだ。

※19~21時/本屋 B&B /料金は2,750円(1ドリンク付き)、オンラインは1,650円〜

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  • Things to do
  • 有明

1984年から始まった自主制作漫画誌展示即売会「COMITIA」。毎回約3500~5000もの出展があり、来場者数は1万5千人を超える大規模な同人誌即売会で、一次創作のオリジナル作品が会場にずらりと並ぶ。

漫画はもちろん、イラスト・小説・評論・音楽・グッズなど幅広い作品が並び、プロやアマチュア問わず新しい才能を発見できるだろう。市販されていない作品も並ぶほか、作り手と交流が楽しめるので、直接応援できるのがうれしい。

入場には、入場料の代わりにカタログの購入が必要だ。開催日の約2週間前から各書店で購入できるほか、イベント当日に会場で購入することもできる。詳細は公式ウェブサイトをチェックしよう。

※11~16時/東京ビッグサイト/料金はカタログ前売り1,300円、当日1,500円、12歳以下無料

  • Things to do
  • 浅草

「東京蚤の市」を主催する「手紙社」による、紙やイラスト好きにはたまらない祭典が開催。厳選された150組以上の作り手たちによる、紙にまつわる作品を心ゆくまで堪能できる。

会場には、イラストレーターやデザイナーをはじめ、紙の卸売会社、文具メーカー、印刷会社などによるこだわりの商品・作品がずらり。はんこ・マスキングテープ・ポストカード・ペン・ノートなど、自分だけのかわいらしい雑貨を見つければ、普段の日常をよりワクワクさせてくれるだろう。

どんな商品が並ぶかは、公式Instagramからチェックできる。見ているだけで心躍るような、紙雑貨の世界を体験してみては。

※9〜17時(9月21日は16時まで)/東京都立産業貿易センター 台東館

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自由な本の形を楽しめるZINEが集結するイベントが開催。自主制作物ならではの新しいアート性や、より幅広い感性との一期一会がありそうだ。

定期的に各地で開催されている「ZINE FEST」だが、今回はジャンルを絞って開催される2つを紹介。2025年8月23日(土)は「写真」、9月14日(日)は詩歌や随筆などの「文芸」がテーマで、好きなテーマの作品を一つ一つじっくり見てまわりたい人にはぴったりの規模感だろう。

詳細は公式ウェブサイトをチェックしてほしい。部屋に置くだけで気分が上がるような一冊との出合いに期待しよう。

※11〜16時/都立産業貿易センター 浜松町館/料金はイベントにより異なる

もっと本を楽しむなら……

  • コーヒーショップ・喫茶店

温かいコーヒーを片手に、お気に入りのと向き合う時間ほど、心安らぐものはない。慌ただしく時間が過ぎていく東京だからこそ、ときには静かに本の世界に没頭できる、ブックカフェに出かけてみよう。

どの店も、本のセレクトから、メニューの質、空間のあり方まで、それぞれに工夫が凝らされている。客の居心地を考えた店づくりがなされ、帰りたくなくなるほどの居心地の良さだ。タイムアウト編集部がセレクトした25軒から、お気に入りを見つけてほしい。

  • Things to do

図書館は親子連れや高齢者が来館しているイメージがあるが、東京には落ち着いた大人の時間が楽しめる魅力的な空間を有した図書館がいくつもある。

本に囲まれて穏やかな気持ちになれるだけでなく、ちょっと知的になったような優越感に浸れるため、友だちや恋人と訪れれば普段とは違う相手の顔が見れるかもしれない。

ここでは、東京にある美しい図書館を5館紹介する。建築美、本棚、抜群の眺望、人の内面が有する美しさなどさまざまな角度で切り取った魅力を堪能してみてほしい。

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テキスト:中村友美

日常の延長線上にありながら、時に非日常へと誘ってくれる夜の読書時間。ここでは、ほっとひと息つきたいときにアルコールとともに読書が堪能できるブックバーを紹介する。

友人宅のようにゆったりできる西荻窪の書店から、日本のブックバーカルチャーの原点となった西麻布の老舗バーまで、店主の個性が光るよりすぐりの5軒の中からお気に入りの空間を見つけてみては。

  • ショッピング
  • 書店

近年、書店の数は減少傾向にある。「街の本屋さん」がなくなっていく現象が全国各地で相次ぎ、多くの人はその現状を受け入れている。しかし、その裏でいわゆる「独立系」書店といわれる旧来の流通システムに頼らない、インデペンデントな意思を持った書店がここ数年、急激な勢いで台頭してきている。

<なぜインデペンデント書店が増えているのか、興味があるなら:『インデペンデント書店の興隆期、自己表現として本屋を始める時代へ>

本記事ではそんなインデペンデント書店を紹介する。ブックカルチャーの概念を押し広げた名店から、簡単にはたどり着けない隠れ家、100年後も残る本に出合える場所、フェミニズムへの理解を深める出版社による書店、客が選書した棚が並ぶ場所など比べるほどに違いが浮き出る独創的なショップを厳選した。人の個性の数だけ書店がある。そんな時代が目の前に来ているのだ。さあ、新しい世界への扉を開いてみよう。

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