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東京、チョコレートショップ10選
バレンタインに贈りたい、カカオ際立つチョコレート専門店を紹介
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※2021年2月7日 オンライン販売情報を更新
もしウィリー・ウォンカが東京でチョコレート工場を始めていたら、彼は今頃休暇を取っているかもしれない。東京のチョコレートシーンは競争が激しく、有名なフランスのサロン・デュ・ショコラでは日本のチョコレートメーカーが最優秀賞を取得し、海外のエキスパートとも肩を並べているからだ。ここでは、情熱的なショコラティエが届ける、複雑な風味のカカオを使ったチョコレートショップを中心に紹介する。例えばマダガスカルの強い酸味が特徴の品種や、アマゾン流域のフルーティーな後味が素晴らしいオーガニックカカオなど。
バレンタインシーズンの直前に、恋人に贈るにも自分を甘やかすにもおすすめしたいチョコレートショップを厳選した。シングルオリジンのシンプルなチョコレートバーもよし、アソートスイーツの詰まったぜいたくなギフトを奮発するのもよし、豪勢なデザートを注文してその場で味わうのもいいだろう。
ダンデライオン チョコレート ファクトリー&ストア蔵前
サンフランシスコ発のチョコレートショップ、ダンデライオン チョコレート(DANDELION CHOCOLATE)の日本1号店。海外初進出でもある同店は、ファクトリースタイルのカフェになっており、店内ではカカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して作り上げる製造過程を見ることができる。
本店の味を再現したチョコレートドリンク、ブリュレやチョコレートケーキのほか、3種類のチョコレートを使った『ブラウニーバイトフライト』などのスイーツも人気。本店同様にチョコレート作りを体験できるワークショップや、ファクトリーツアーの開催も予定している。
ママノチョコレート 赤坂見附店
赤坂見附駅を出てすぐにあるチョコレートショップ。エクアドルのアマゾンにあるカカオ組合と提携し、チャクラ農法という自然栽培のアリバカカオから一つずつ丁寧に作ったチョコレートを提供している。
農薬や化学肥料のない、周囲のアマゾンの森林を保護する持続可能な方法で栽培したカカオは、世界のチョコレート製品の2%しか流通していない希少な一品だ。 新鮮なガナッシュとボンボンの商品名は、カカオが王と神に捧げられる食べ物だった頃の風習から「神様の」と名付けられている。
冬季にはフレッシュな牛乳で作られた『ママノホットチョコレート』や、暑い季節には、オレンジやハチミツレモンなどのフレーバーが入った爽やかなチョコレートが人気だ。
ル ショコラ ドゥ アッシュ 銀座本店
辻口博啓が手がける、ル ショコラ ドゥ アッシュの本店。ボンボンショコラやタブレット、チョコレートを使った焼き菓子などを豊富にそろえている。
店内には、5席のサロンスペースがあり、ショコラショーやコーヒー、紅茶などのドリンク、焼きたての『タルトショコラ』などが味わえる。 2018年度のC.C.C.ショコラ品評会で金賞を受賞した『C.C.C.ショコラ 陰翳礼讃』は、日本の美意識「陰翳礼讃」(いんえいらいさん)に着想した4粒のショコラ。麴(こうじ)とみりん、アプリコットにみそとキャラメル、山椒(さんしょう)と棒茶など、斬新な和素材の扱い方に注目だ。
マダムドリュック ニューオータニ店
赤坂のホテルニューオータニにある、ベルギー王室御用達の称号を授与された老舗チョコレートブランド、マダム ドリュック(Madame Delluc)の日本第2号店。ベルギーでの名称は、創業者の名前から、ベルギーではマリー(Mary)の名称だ。
同ブランドは、ニューヨークタイムズ選出の「死ぬまでに行きたい1000の場所」でチョコレート店として世界で唯一挙げられ、CNNには「世界で幸せになれる場所15」にも選ばれている。 「小さな宝石たち」と呼ばれるボンボンは、こだわりのピュアバターとフレッシュバニラが特徴。メキシコの自作カカオ農園で作られたカカオと、最高級のクリオロビーンズを使用している。極上の一粒を味わってみよう。
ミニマル 富ヶ谷本店
サードウェーブコーヒーブームと平行する形で注目を集める「Bean to Bar」スタイルのチョコレート専門店。
ミニマルチョコレート創業者の山下貴嗣は、チョコレートと和食は、不要な材料や風味を加えずに味を追求する点で同じだと言う。ミニマルの純粋な取り組みは店名にも反映されているように、シンプルで過剰な包装や風味なく作られている。チョコレートには色分けされたラベルが貼られ、それぞれのチョコレートの原産地、食感、砂糖の含有量、焙煎(ばいせん)、豆の比率が詳しく記されている。チョコレート好きはぜひ食べ比べてみてほしい。
店内にはカフェスペースがあり、甘いチョコレートパフェや、ホットチョコレートが年間を通した人気商品になっているが、自家製アイス付きのチョコレートパイやパステルパフェや、フルーツたっぷりのクレープなどの季節のデザートも見逃せない一品だ。
グリーンビーン トゥ バー チョコレート 中目黒
チョコレート鑑定家のクロエ・ドゥートレ・ルーセル率いる、グリーンビーン トゥ バー チョコレート(green bean to bar chocolate)中目黒店。
同店で提供されるチョコレートは、カカオ豆からチョコレートになるまでの全工程が一貫して店内で行われたもの。一枚一枚のチョコレートにたっぷりと愛情を注ぎ込んだ、ハイクオリティーで純粋なチョコレートを味わうことができる。 また、世界各国のチョコレートについて学ぶことのできるワークショップなども毎月開催されている。こちらも併せて楽しもう。
サマーバード オーガニック
表参道駅近の、デンマークを代表するチョコレートブランド、サマーバード オーガニック(Summerbird Organic)のチョコレートブティック。 口当たりなめらかなメレンゲクリームに、パリパリ食感のチョコレートを組み合わせた『クリーム キス』の販売はもちろん、カフェで製造過程を見ながらゆっくりとくつろぐことができる。
愛らしい見た目の『クリーム キス』は、ギフトにはもちろん、自分への褒美としても最適なため、ぜひ足を運んでぜいたくな時間を過ごしてほしい。クラシック、アンバー、ホワイトの3種類が通年展開されるほか、シーズンごとに限定フレーバーも発表される予定だ。
ケンズカフェ東京
店舗営業のみ
小麦粉を一切加えない、グルテンフリーのガトーショコラの人気店。 材料は4種類のみ、マーガリンやショートニングなどの添加物を使っていない国産のカルピスバター、ポストハーベストフリーコーンを6割使用する天然飼料で育てた卵、そしてドモーリ社のチョコレート『KEN’S BLEND CRIOLLO』と砂糖を使用したシンプルでぜいたくなガトーショコラだ。
見た目は控えめで平凡なチョコレートのテリーヌのようだが、ジャパンスイーツアワードのトップ50に3年連続で選定された逸品。 室温で食べると濃厚に、冷やすとガナッシュのような味わい、温めると中心がとろりと溶け出す。アイスクリームとの組み合わせも試してみたい。一本3,000円は決して高くないだろう。
アーティチョークチョコレート
店舗のみ不定期営業中。詳しくはインスタグラムをチェック
ギャラリーのような雰囲気のチョコレートショップ。チョコレートギフトは、目玉焼きそっくりに作られたホワイトチョコや、鶏の手羽元、ウナギの蒲焼のような一品など遊び心たっぷりだ。一風変わった面白い商品だけではなく、数々の精巧なボンボンや、シングルオリジンのチョコレートも取りそろえている。
カフェスペースでは、30ミリリットルのショットで提供されるチョコレートエスプレッソや、カカオコンセントレートもあり、春(4月ごろ)から秋にかけて販売する芸術的なパフェも楽しみの一つだ。
ヴェンキ 銀座店
店舗営業のみ
銀座松屋通りにオープンした、イタリアで創業141年の老舗高級チョコレート・ジェラート専門店、ヴェンキ(Venchi)の第1号店。 銀座店では90種類以上のチョコレートを取りそろえている。また、自分の好みで1粒から選べる量り売りの形式のチョコレートは43種類。ほかにも詰め合わせギフトボックス、ココアパウダー、スプレッドなどを多数用意している。
併設のジェラートラボでは、合成香料、フルーツアロマ、着色料、添加物の使用を抑えた鮮度にこだわったジェラートを提供。ヘーゼルナッツとチョコレート、ピスタチオなど、イタリアならではのフレーバーを16種類展開する。
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