1. フォンダ デ ラ マドゥルガーダ
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    フォンダ デ ラ マドゥルガーダ

東京、ラテン系レストラン10選

メキシコやブラジル、ペルー、アルゼンチン、東京で食べる味のるつぼ

テキスト:
Yoko Asano
Time Out Tokyo Editors
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、ラテン系レストラン10選

テキスト:浅野陽子(フードライター)

ミシュランガイド星付き店の数はぶっちぎりの世界一(2位のパリの2倍以上)、星なしの店も含め、総じて飲食店のレベルが高い東京。中華、フレンチ、イタリアンをはじめ、急増中のタイ、ベトナムなどのアジアンエスニックまで都内では世界中のあらゆる料理が楽しめるが、ラテン系のレストランも頭角を表している。

ここで言うラテン系とは、タコスやブリトーがすぐ浮かぶメキシカンや、シュラスコが有名なブラジル料理、聞き慣れないが一度食べるとハマるキューバン(キューバ料理)、意外に日本人の好みと合うアルゼンチン料理まで広く含む。

ラテン系レストランはどこも、日本人がイメージする通りの陽気でゆるりとした空気に満ちており、店を訪れるだけで楽しさが込み上げてくる。スパイスの効いた独特の辛さや食感もいいが、一緒にマルガリータやモヒート、メスカル(メキシコの蒸留酒)、ピスコ(ペルーの蒸留酒)を合わせれば、さらにテンションが上がるだろう。

ラテン好きな人も初めての人も、この夏、東京で南米気分に浸ってみては。都内の人気店10軒を紹介する。

  • レストラン
  • 駒場東大前

井の頭線神泉駅から徒歩7分、人気のレストランが並ぶ松見坂エリアにあるアルゼンチン料理店。アルゼンチン料理というとあまり聞き慣れないが、イタリアからの移民が多い国のため、ステーキやマッシュポテトのほか、パスタ、ピザなど日本人になじみのあるメニューをがそろい、食べやすい。 同店の名物はアルゼンチンの伝統料理、アサード(肉の炭火焼き)で、なかでも「エントラーナ」(ハラミ焼き)と「コスティーリャ」(骨付きリブ)が2大人気メニュー。前菜の「エンパナタス」(アルゼンチンの肉のパイ)はパリパリのパイに濃厚な肉のフィリングがたっぷり詰めてあり、ワインやトロピカルカクテルと一緒にぜひ食べてほしい。 毎日朝4時まで営業、ラテン調の明るくゆるりとした店内で過ごすと、それだけで元気になってくる。 

  • レストラン
  • 渋谷

渋谷駅から徒歩5分、公園通り沿いにあるブラジルのシュラスコ料理店。新宿や六本木にも店がある。1990年創業のサンパウロの人気シュラスコ専門店を25年前から日本で展開している。目玉は客の目の前で切り分けるシュラスコだが、平日ランチ(4,500円)、ディナー(7,200円)ともに定額制でシュラスコ含むサラダバー、デザートビュッフェを全て食べ放題で楽しめるシステムが大好評だ(ディナーはデザートビュッフェは別)。明るくスタイリッシュな空間も居心地がいい。肉付きの友人と思いっきり堪能してみては。

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  • レストラン
  • ペルー料理
  • 渋谷

渋谷駅から徒歩5分、玉川通りを渡った先にあるペルー料理店。奥まった立地にあるこぢんまりとした小さな店だが、近隣に住む人、東京在住のペルー人、著名人や東京以外の地方から通う熱烈なファンもいる。 ペルー発祥だという「セヴィーチェミスト」(フレッシュシーフードのマリネ)や「アロースコンマリスコス」(ペルー版シーフードパエリア)、ペルーのしょうゆで仕上げた「ロモ・サルタド」(牛ヒレ肉と野菜のバルサミコしょうゆ炒め)など、ペルーの代表的メニューを楽しめる。ドリンクはワインやカクテルのほか、スーパーフードを使った「マカジュース」や「カムカムソーダ」、また「紫トウモロコシジュース」、「インカコーラ」のようなペルーならではのものも提供。 一番人気の「ピスコサワー」(ピスコはペルーの蒸留酒)は、ヨーグルトのような酸味のある味わいがとてもおいしい。お通しで出るポリポリのジャイアントコーンとの組み合わせにもハマるのでぜひ。 

  • レストラン
  • 紀尾井町

南米初、「世界のベストレストラン50」に選出された、セントラルのシェフであるヴィルヒリオ・マルティネス(Virgilio Martinez)が手がけるレストランが2022年7月1日に紀尾井町にオープンした。

メニューは、ペルーの高度差が織り成す9つの風景と生態系を表現した「9つの異なる高度の旅」と、「9つの異なる高度を持つ野菜のメニュー」の2コースのみ。料理の味を引き立てるワインや、「マテル・イニシアティバ」が開発したリキュールを使用したカクテルなどのペアリングコースを提供する。新たな美食体験を楽しもう。

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  • レストラン
  • 南アメリカ料理
  • 代官山

代官⼭にあるキューバ料理専門店。渋谷駅からも歩ける。ニューヨークで1997年に開業、カリフォルニアやドバイにも出店し、日本には2016年にアジア初の店舗としてオープンした。 提供するのは各種アヒージョや「魚介のセヴィーチェ」(刺し身のマリネ)、「チーズケサディア」(トルティーヤのチーズサンド)「バッファローチキンウィングス」など、メキシカンテイストを入れたキューバ料理だ。なかでも同店の名物、「グリルドコーン」(チーズとチリパウダーがかかったメキシコ風焼きトウモロコシ)と「クバーノ」(豚肉とマヨソースをパンに挟んで焼いたキューバの伝統的サンドイッチ)は味わい深く、訪れた際はぜひ注文を。 鮮やかな青と黄色主体で装飾された店内は、まさに南米ムード。キューバメニューとコロナビールや「モヒート」「フローズンダイキリ」を合わせて、南半球に気分だけでも飛んでみては。

  • レストラン
  • 六本木

六本木ミッドタウン裏手にあるカフェバー。 ファヒータスやナチョスなど伝統的なメキシカンのほか、「ジャンバラヤ」「バッファローチキンウィング」など、テックスメックスやジャマイカ料理をアレンジしたメニューも提供。 ドリンクは、メキシコやジャマイカをはじめとした世界各国のクラフトビールが充実している他、モヒートやラムベースのダイキリ、テキーラベースのマルガリータ各種などのトロピカルカクテルがそろう。ゆったりした雰囲気の店内で楽しむと、南米のビーチに飛んだような気分に浸れる。 たまには仕事をさぼって、昼間からカクテルを片手にリラックスしてみては。

ライタープロフィール

Yoko Asano

フードライター。食限定の取材歴20年、「dancyu」「おとなの週末」「ELLE a table(現・ELLE gourmet)」「AERA」「日経MJ」「近代食堂」など食の専門誌を中心に、レストランや料理人への取材多数。テレビのグルメ番組への出演実績もある。「NIKKEI STYLE」(日本経済新聞社)の人気コーナー「話題のこの店この味」で毎月コラム連載中。

さらにラテン気分に浸るなら…

東京、ブラジル10選
  • バー

北はインディオやアフリカ系、中部はポルトガル系、イタリア系のほかに日系人や中東系、南部ではウクライナやヨーロッパからの移民のほかに「ガウーショ(牛飼い)」がいたりと、移民の国としての歴史を持つブラジル。

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