東京、モンブラン5選

パリに本店があるパティスリー、アンジェリーナは、20世紀初頭にモンブランを生み出したことでよく知られている。まろやかな甘さのマロンクリームと、底のメレンゲはサクッと軽やか。唯一無二の味わいレシピは創業以来変わらず、オリジナルの味を楽しむことができる。

2021年3月にリニューアルした栗専門店「和栗や」による完全会員制のモンブラン専門店。代々木公園近くに店を構える店の特徴は、作りたてのモンブランを楽しめることだ。

厨房（ちゅうぼう）を囲んだカウンターに座りオーダーをすると、目の前でモンブランが作られていき、まるで寿司屋のように出来たてほやほやのモンブランが提供される。新鮮なモンブランは、栗の風味が格別で、運ばれてきた瞬間のふわっと香る栗の風味を逃さずに楽しんでほしい。

人気店のため会員募集を停止している場合もあるので、公式ウェブサイトを確認してほしい。なお、「和栗や 谷中本店」では、モンブランスタイルで提供している「モンブラン デセル」を非会員でも味わえる。

2011年、谷中銀座商店街にオープンした、茨城産の和栗専門店。生産量日本一の茨城県笠間市（岩間地区）産の栗を使用し、手間を惜しまず和栗本来のおいしさをしっかりと引き出すことにこだわっている。

店内でのみ食べられるモンブランは絶品だ。心なごむ和テイストのカフェスペースは、とても居心地の良い空間になっている。

1998年に自由が丘にオープンして以来、駅から歩いて10分ほどかかる住宅街にありながら、いつでもにぎわうパティスリー。オーナーシェフは世界トップのパティシエ、辻口博啓。種類豊富なケーキが並ぶショーケースは、子どもの目線にも合わせた高さになっている。

特に、希少性の高い和栗を使用した「利平栗のモンブラン」は、濃厚な甘味が堪らなく美味なので、モンブラン好きなら一度は味わってほしい。

サロンも併設されており、ゆったりとした空間で洋菓子を堪能できる。臨時休業する場合もあるため、出かける前には公式ウェブサイトで確認してほしい。

調理の様子を間近で見られる「五感で楽しむ」新感覚モンブラン専門店。一つ一つ手作りのモンブランは、最後の仕上げを目の前で行うことで、出来たてを提供する。

味が良い「球磨栗」と香り豊かな「四万十栗」を独自の配合でブレンドすることで、甘みと香りを最大限に引き出す。メニューは、北海道産クリームを100％使用したソフトクリームに、自慢の和栗や紅芋ペーストをかけた「黄金モンブランソフト」「濃紫モンブランソフト」のほか、テイクアウトでは大福にこだわりの栗ペーストをかけた「栗千本」など、豪華なスイーツが楽しめる。