1. パーラーズ
    Photo: Keisuke Tanigawaパーラーズ
  2. ブーケ
    Photo: Keisuke Tanigawa
  3. ヒロミアンドコ
    Photo: Keisuke Tanigawa
  4. 画像提供:Sta.日本橋
    Sta.日本橋

馬喰町、クールな改築カフェ&レストラン4選

元駐車場の半地下からアンティーク家具が並ぶ人気のベーカリーカフェまで

編集:
Genya Aoki
寄稿:
Tomomi Nakamura
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 馬喰町、クールな改築カフェ&レストラン4選

下町の歴史ある問屋街として知られる、馬喰町。オフィスも多く立ち並ぶこのエリアだが、近年は感度の高いセレクトショップやギャラリーのほか、古い建物をリノベーションした飲食店が続々と増えている。ここではノスタルジーな空気とスタイリッシュさが程よく同居した、最注目の4軒のカフェとレストランを紹介したい。

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パーラーズ

雑居ビルが建ち並ぶ通りで、ひときわ目を引くポップなカフェがコーヒーロースター「コーヒースプリーム(Coffee Supreme)」が手がける「パーラーズ(Parlors)」である。

7階建ての1棟をまるごとリノベーションしたシェアオフィス「ミドリソウバクロヨコヤマ(MIDORI.so Bakuroyokoyma)」内の1階にあり、「人と人とがつながる地域のハブのような場所」を目指す同店。朝早くからオフィスに向かう人、犬の散歩の休憩に立ち寄る人など、さまざまな人が訪れる。

スパイシーなジンジャーが濃厚なミルクとマッチした「ジンジャーラテ」(650円、以下全て税込み)をはじめ、ドリンクは毎日飲みやすいものをラインアップ。ボリューミーな「チリコンカンチーズドック」(680円)から、ふわふわの「チョコドーナツ」(480円)まで、料理は小腹が空いた時にぴったりのメニューが揃う。

内装は「ナイジェルグラフ(NAIJEL GRAPH)」が手がけた。レコード、アートなどが点在するポップな店内では、まるで友人宅にいるような心地よさを感じることができるだろう。

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ヒロミアンドコ

週に3日のみ開店する日本橋の人気カフェといえば、「ヒロミアンドコ(Hiromi & Co.)」だ。パティシエの小山弘美がパリで5年半を過ごした後、「日常の中でささやかな幸せを感じていただけるようなお店を作りたい」という思いから同店をスタートした。

彼女が手がけるのは「ハニーバスクチーズケーキ」(700円)や「ガトーショコラ」(580円)など、愛するフランス菓子を中心に据えたスイーツたちだ。

事務所だった建物の壁の塗り替えは自ら行った。白で統一し、洗練された雰囲気である。カウンター席から製造風景をゆっくり眺めることができるのもうれしい。

人気メニューは、クリームにバニラビーンズをたっぷり使った「シュークリーム」(460円)。香ばしくサクサクとしたシュー生地の食感は、一度食べたらクセになること間違いなし。

メレンゲやシュケットをはじめ、イートインで菓子を注文すると、菓子の生地を利用した、サステナブルで愛らしい小菓子がおまけで付いてくるところもうれしいポイントだ。

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エスティーエー 日本橋

その地にもともとあった場所を壊さず生かして作り変えるレストランバー、「エスティーエー(Sta.)」の3号店。同店では、半地下にあった駐車場をリノベーションした。

半地下にある同店は一見天井が低く、小規模な店のように見える。しかし、一歩中に入ると厨房を囲む大理石カウンター席と吹き抜けのテーブル席が広がり、思いのほか広く感じるのは駐車場を生かした場所ならではの特徴だろう。

インダストリアルな打ちっぱなしの壁は元の壁をそのまま使用しているという。ひっそりとした場所に位置しながら、独特の存在感を放つスポットだ。

料理は「調味料から手作りで仕込んだ食事」をコンセプトに展開。調理師、管理栄養士、フードスタイリストが日本の家庭料理に工夫を加えた毎日でも食べられるような素朴なメニューを提供している。

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ブーケ

花を束ねて完成するブーケのようにみんなのアイデアを束ねて一つの店にしたいという願いが込められた「ブーケ(bouquet)」は、アンティーク家具が並ぶノスタルジックなカフェだ。このエリアで人気を集める「ビーバーブレッド(BEAVER BREAD)」の割田健一が2022年に姉妹店としてオープンし、話題を集めた。

カフェタイムの9時から17時はビーバーブレッドで人気の「パンドミ」(200円)や「クランベリーのサワーブレッド」(300円)のほか、サンドイッチ、生菓子などを堪能できる。

18時からはバルに一転。人気レストラン「ラス」「ライラ」などで経験を積んだシェフが腕を振るい、パンに合うアラカルト料理とナチュラルワインが楽しめる。

おすすめはうまみたっぷりの鹿肉にキャラメリゼしたナッツの香ばしい風味がマッチした「蝦夷鹿シンタマロースト」(1,980円)。アミューズとしてパン3種+エシレバター(500円)も付いてくる。料理とパンのハーモニーを楽しもう。

夢のような空間で食事を楽しむなら……

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長い歴史の中で育まれ、今日まで守り伝えられてきた文化財。とりわけ東京には、明治から昭和初期に建てられ、当時の面影を残す建造物が点在する。中には建物の中で食事や酒を楽しめる文化財もある。

ここでは東京都選定歴史的建造物に選定されたスパニッシュレストランや、登録有形文化財建造物となった日本最古のビヤホールなど5軒を紹介。美しく時を重ねた空間を五感で堪能してみては。

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東京には、コーヒーショップやティールームが十分と言っていいほどある。Wi-Fiが利用できるカフェや昔ながらの喫茶店など、選択肢は尽きない。それらの選択肢の中には、ドリンクやフードのためだけでなく、店自体に訪れる価値のあるクールなデザインのカフェもある。

ここでは、ハンドドリップで楽しむ日本茶専門店やモダンでシンプルな店など、東京で最もスタイリッシュなカフェを紹介する。

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高級ブランドが運営するデザイナーズカフェは、かつては買い物客を店舗に引き止める戦術でもあった。しかし、今やそれ自体が目的地となるまでに進化している。単なるリフレッシュの時間ではなく、訪れた人に特別な「体験」を提供することに重点を置いているのだ。

正直に言うと、多くの人が買い物をオンラインで済ませてしまう時代に突入してきている。そんな中、ルイ・ヴィトンのような高級ブランドの旗艦店では、有名シェフとのコラボレーションやインスタ映えする店内のデコレーションなど、私たちを誘い込むためのさまざまな努力を意欲的に行ってきた。

革のハンドバッグよりも、おいしいカプチーノや写真映えするパスタボウルに目が留まるという人は、ここで紹介するカフェやレストランを訪れてみよう。高級アイテムに手を出さなくても、オートクチュールの世界への入り口となってくれるはずだ。

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  • カフェ・喫茶店

美術館に行った際は、写真を撮ったりグッズを買ったりするが、近くのカフェで一休みをしながら余韻に浸るのも醍醐味(だいごみ)の一つだろう。美術館の中には、作品をモチーフにしたメニューを味わえたり、四季折々の景色が楽しめたりと、特徴的なカフェが備わっている施設もある。

ここでは、近代的な美しい建築や芸術作品に囲まれた店など、魅力的な美術館併設カフェを5つ紹介。アート巡りの時間をより充実させてほしい。

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