相撲ランド
Photo: Keisuke Tanigawa | 相撲ランドの店内。空気で膨らむ着ぐるみは、扇風機内蔵で迫力満点
Photo: Keisuke Tanigawa

東京、相撲が体験できる場所3選

土俵付きレストランで稽古の実演や対戦体験、相撲がコンセプトの酒場など

Chikaru Yoshioka
広告

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、相撲が体験できる場所3選

日本古来の神事を起源としながら、力士たちの気迫と力強さで視覚的にもエンターテインメント性を持つ「相撲」。昨今インバウンドからの人気も上昇し、大相撲観戦や稽古の見学は注目を集めている。

ここでは、多様なファンに愛される相撲を五感で体験できる施設やレストランを紹介したい。気軽に訪れられる居酒屋から、元幕内力士と組合ができる場所まで、相撲の魅力に足を踏み入れてみては。

関連記事:
東京、うな重&うな丼12選

  • 墨田区

大相撲を観戦するのは、なかなか難しいことかもしれない。東京で開催される本場所は1・5・9月と、年に3回しかチャンスがないことも理由に挙げられる。

実際に相撲を間近で見てみたい人におすすめしたいのが、「横綱とんかつ どすこい田中」だ。同店は、本物の土俵が店内に置かれたユニークなとんかつ店。相撲文化を簡単に紹介したり、国技館の土俵で活躍した元力士たちに会ったりでき、多くの外国人観光客でにぎわう。

月・水・金曜日のランチタイムに行われているのが、臨場感あふれる「相撲ショー」。参加者にはボリュームたっぷりのとんかつ定食が提供され、元力士たちによる四股やすり足、股割りといった基本の稽古などの実演を披露する。着ぐるみや本物の回しを締めて、元力士に挑戦できる相撲体験や、力士との写真撮影、質問タイムなども設けられており、相撲をエンターテインメントとして楽しめる。

料金は体験2時間と食事が付いて、1万1,000円(税込み)。全てのアナウンスは英語に対応している。月・水・金曜日以外は、ディナータイムのみ営業。相撲体験はできないが、雰囲気たっぷりの空間で「どすこいロースカツ定食」などのメニューが味わえる。

相撲をコンセプトにした北千住の「心技体酒場」は、こだわりの創作料理と内装デザインが魅力のアングラネオ酒場。2025年3月にオープンし、コンセプトはオーナーである平野憂基が元力士・板井圭介(1956〜2018年)を父に持つことが由来する。

店内は蛍光色の装飾がギラギラと輝き、エネルギッシュなフォントのグラフィック、雑誌を用いた板井のコラージュや力士のイラストが随所にちりばめられ、非日常な空間が広がる。壁には、板井の現役時代や昭和力士の手形が並び、相撲好きは話が弾むだろう。

また、同店は14時から飲める「昼飲みスポット」でもある。「焼き鳥盛り合わせ」「ちゃんこ風つみれ煮込み」「和牛塩ユッケ」といったボリュームのある食事と、特大サイズの「横綱ハイボール」といったドリンクが楽しめる。

相撲好き、昼飲み、一人でも友人とでも、ふらっと訪れてほしい。

広告

2025年6月、両国にオープンしたエンターテインメントレストラン「相撲ランド」。「日本が誇る相撲を正しく、楽しく、真剣に届ける」をテーマとし、相撲の迫力と魅力を「体験」で伝えながら、土俵を囲む客席でちゃんこ鍋が味わえる。

元幕内力士による迫力のある取組と、餅つきパフォーマンスや相撲の着ぐるみを着た客と力士との対戦企画といった、参加型のプログラムが組み合わさり、時間があっという間に過ぎていく。

「相撲の迫力、技の意味、神聖さを正確に伝えたい」ということから、基本のすり足、四股、ぶつかり稽古などを力士が目の前で披露。さらに、「押し出し」「突き出し」「上手投げ」といった、技の解説を交えた実演の後には、観客がそれらを体験できる時間も用意されている。

公演は13回、2時間の入れ替え制。ちゃんこ鍋を含む食事、餅つきや相撲体験、記念撮影と記念品が付いて、スタンダード席は16,000円、212歳が12,000円、ボックス席は6人で10万円だ。公式ウェブサイトから、開演の1時間前まで予約できる。

土俵の砂の感触、声を張る自分の声、そして力士たちのまなざし。観て終わるだけの相撲ではなく、「自分ごととして感じる相撲」に出合えるだろう。

レストランで異空間を味わうなら……

  • Things to do

ドラマティックで濃密なエンターテインメントが目の前で繰り広げられ、物語やコンセプトの中へと没入できるイマーシブなレストラン。ゴーグルを装着してVRの世界へ潜り込んだり、プロジェクションマッピングで異空間へと導かれたり、あるいは魔法学校を体験してみたりと、一流のキャストや圧巻の映像により、店内では予想を超えた出来事が待っている。

  • ナイトライフ

屋外で酒を飲むのに気持ちが良い季節がやってきた。この特集では、都心にあるテラス席で美しい夜景を眺めながらおいしいカクテルが味わえるラグジュアリーなバーから、秘密基地のような隠れた名店を紹介する。

おすすめ
    関連情報
    関連情報
    広告