1. ロマン
    Photo: Keisuke Tanigawa
  2. プラウド コーヒー
    Photo: Keisuke Tanigawa
  3. カフェ クロ
    Photo: Kisa Toyoshima
  4. 河崎蔵
    Photo: Kisa Toyoshima

伊勢、居心地最高なカフェ&喫茶店ガイド

レトロ喫茶やビーガンカフェなど、旅先でほっと一息つける場所

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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つい予定を詰め込んでしまいがちな旅先でこそ、ほっと一息つけるスポットを覚えておきたい。ここでは伊勢市駅周辺でおすすめのカフェと喫茶店をリストアップした。

伊勢最古の喫茶店やスイーツとワインのマリアージュを楽しむカフェ、昔ながらの蔵を活用した茶房など、さまざまなジャンルで紹介。伊勢での居心地最高な空間を、ぜひ手に入れてほしい。

伊勢の旅をもっと便利に楽しみたい人は、タイムアウト東京のLINE公式アカウント『Desika:伊勢でしか』の「友だち追加」も忘れずにしておこう。

  • レストラン
  • カフェ・喫茶店

ホステルや結婚式場を有する複合施設「フォークフォーク(FOLK FOLK)」にあるカフェ。外宮と内宮のちょうど中間、宇治山田駅から歩いて約15分の場所に店を構える。広々とした空間には子どもが自由に遊べるキッズスペースもあり、地域の人々の憩いの場のような役割も担う一軒だ。

フードは「ベーコンとチェダーチーズのフレンチトースト」や「今日のベーグル」といったブランチメニューに加え、11時からはパティシエがオリジナルレシピで作る自家製スイーツも提供。定番のチーズケーキやブラウニーのほか、旬の果物を使ったシーズナルスイーツも人気が高い。夕方には売り切れてしまうものもあるので、電話かInstagramのダイレクトメッセージで取り置きしてもらうのがおすすめだ。

ブランチやスイーツに合わせたいコーヒーは、愛知県の自家焙煎(ばいせん)コーヒー専門店「ケディバシュカン」や、東京の人気コーヒーショップ「オニバス コーヒー」の豆を中心に用意。豆自体は4種類ほどだが、訪れる全ての人が好みのコーヒーに出合えるようにと常時、浅いり・中深いり・深いりをそろえている。

時折、音楽イベントやファッション関連のポップアップイベントも開催し、カルチャースポットとしての一面も持つ。結婚式が開かれる際はカフェの営業が変更になることもあるので、訪れる際は事前に店のInstagramをチェックしよう。

  • レストラン
  • コーヒーショップ・喫茶店

伊勢市駅から徒歩3分のところにあるコーヒーショップ。2017年、三重県四日市市で人気のあった「コトラコーヒー」が伊勢に移転し、「カミノコーヒー」として再オープンした。

店主はかつて、東京の中野にあるイタリアンレストランでシェフとしても活躍しており、五感を研ぎ澄ませながら丁寧にペーパードリップするコーヒーにはファンも多い。店の奥にある焙煎(ばいせん)機では、深煎りの「ゲクウブレンド」や中深煎の「カミノコーヒーブレンド」などを毎日焙煎しており、店内にはいい香りが広がっている。

おすすめは、コーヒーに温めたスコーンとキリっと冷えたブラウニーが付いた「デザートセット」(750円、税込み、イートインのみでの提供)。古い日本家屋を生かして改装したモダンな空間で、海側から通り抜ける心地よい風を感じながら堪能しよう。ドリンクはテイクアウトもできるので、外宮参道散歩のお供にするのもおすすめだ。

店頭ではコーヒー豆やトートバッグなどのオリジナルグッズも販売している。日曜日は営業しない場合もあるので、訪れる際は事前に営業状況を確認しておこう。

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  • カフェ・喫茶店

伊勢市駅から徒歩5分のところにある喫茶店。現店主の母が前身である喫茶店「モナリザ」を始めたのは1967年のこと。「ロマン」としては、この場所で1977年から店をスタートさせた。

一番人気は、最後に溶き卵を入れて仕上げる名古屋風の「鉄板ナポリタンスパゲティ」。半熟卵を絡めたケチャップ味の太麺がなんともクセになる一品だ。また、メニューに伊勢うどんがあるのもこの地域の喫茶店ならではだろう。

クラシカルな雰囲気を持ちつつも、肩肘張らずにくつろげる居心地のいい空間。「モナリザ」時代の常連客がいまだにやってくるのも納得の一軒である。

  • レストラン
  • カフェ・喫茶店

吹上の交差点にある評判のワインショップ「ラ・カーヴ・デュ・クロ」の2階で営業する、隠れ家的なカフェ。「苺とピスタチオのパフェ」(850円、以下全て税込み)など、端正な大人のスイーツが楽しめる。

中でも「ブルーチーズとハーブのケーキ」(600円)は絶品。そのままの味わいを堪能したら、良質なオリーブオイルや砕いたばかりのブラックペッパーで味の変化も楽しみたい。スイーツとの相性も抜群な赤、白、ロゼ、泡、甘口のグラスワインは各700円で提供。デザートとセットだと100円引きの600円で楽しめる。

「挽き肉とトマトの無水カレー」(1,200円)や「ハムとチーズのホットサンド」(1,000円)など、ドリンクとセットのフードメニューも充実しており、プラス200円でビールやワインに変更できるのもこのカフェならでは。デザートもフードも、ワインに合う洗練されたレシピにハッとするはずだ。

水曜日はカフェの営業をしておらず、1階でスイーツのテイクアウト販売のみとなるので、訪れる際は注意しよう。

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  • カフェ・喫茶店

資材倉庫だった場所を活用し、2021年11月にオープンした複合施設「ハイライター(HIGH-LIGHTER)」の1階にあるカフェ。倉庫ならではの無機質さと、土間を抜き、土を入れて直植えした緑が共存する空間はまさに唯一無二である。

ドリンクは、3種の豆から選べるドリップコーヒーのほか、フラットホワイトや紅茶などを用意。暑い日にはエスプレッソの氷で作る「コーヒーシェイク」がおすすめだ。また、店主の堀尾直矢は自身でも豆の焙煎(ばいせん)をしており、焙煎したコーヒー豆の販売や提供も行っている。「プラウド コーヒー」オリジナルのコーヒーも見逃せない。

そのほか、ショーケースには「塩キャラメルパウンド」や「伊勢茶のバスクチーズケーキ(夏季限定)」「クッキーシュークリーム」といった菓子がずらりと並ぶ。コーヒーや紅茶とも相性抜群なので、ぜひ併せて楽しもう。

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  • カフェ・喫茶店

1945年創業の喫茶店。伊勢最古の喫茶店としても知られている。

現在、主に喫茶スペースとして使用されているのは、1982年にスナックカラオケとしてオープンしたスペース。ブルーの椅子で統一された、ノスタルジックな雰囲気が心地よい。

メニューは、ホットケーキやサンドイッチといった喫茶店の定番をはじめ、日替わり定食や丼もの、伊勢うどんなどの食事系が充実しているのもうれしいポイント。中でも2022年11月から店を受け継いだ3代目・榊󠄀原弘詳が手がける「カレーうどん」や「クリームうどん」は、訪れたらぜひ味わいたい人気メニューだ。

店内に飾られている風景画や、正面入り口を入ってすぐの部屋の天井に描かれたコスモスは、なんと2代目・榊󠄀原保が描いたもの。アイスコーヒーのカップや、店に点在する陶器のほとんども2代目の作品で、その多才ぶりに驚く。ちなみに、コスモスをモチーフにした理由は、奥さんの一番好きな花だから。長年、店を守り続ける2代目夫婦と3代目が力を合わせたアットホームな一軒でほっと一息つこう。

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昼は学生たちも気軽に立ち寄れるカフェ、夜は食事も楽しめるバーとして人気の一軒。バータイムの営業開始とほぼ同時に、感度の高い「ISEガール」たちでにぎわう。

人気は、スパイスと蜂蜜の甘さのバランスが絶妙な特製キーマカレー(1,200円、以下全て税込み)。そのほか、ガパオライスやワカモレ、パスタ各種など、国籍やジャンルを問わず「おいしいもの」がメニューに並ぶ。モスコミュールやテキーラ・サンライズなどのカクテルは基本各660円なので、ぜひ併せて楽しみたい。

気軽に立ち寄りたくなるカジュアルな雰囲気で、ローカル、ビジターを問わずさまざまな人が行き交う、まさにハブのようなスポット。最近スペースが拡張されたことで、ラウンジを1時間3,300円でレンタルすることも可能になった。持ち込み鍋パーティやかるた大会など、各イベントに活用できる。

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  • カフェ・喫茶店

伊勢市駅から歩いて5分ほどのところにある、スタイリッシュなクレープ専門店。まるでブルックリンのカフェのように緩やかな空気が流れる空間で、焼き立てのクレープを味わうことができる。

プレートに盛られたクレープは、「バナナチョコチップ」や「伊勢茶のモンブラン」といったデザート系以外にも「生ハムアボカドサラダ」や「ハムチーズエッグ」などのデリ系があり、遅めのランチとしてもおすすめ。テイクアウトもできるハンドクレープは23種類のメニューがあり、トッピングも追加できる。アイスやブラウニーなどと組み合わせれば、その可能性は無限大だ。

店内には、カウンターやブース席、大きなソファがあるラウンジなど複数の座席があり、思い思いに居心地の良い場所でくつろげるのがうれしい。店内各所にディスプレーされたアートも見どころの一つだ。夜はアルコールに加え、シェイクなどのドリンクも提供している。

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サンフランシスコ発のチョコレート専門店、 ダンデライオン・チョコレート(Dandelion Chocolate)の伊勢外宮店。国の登録有形文化財(建造物)にも指定されている旧電話局「旧山田郵便局電話分室」の一角に店を構える。

味わうべきは、同店オリジナルの「イセホットチョコレート」と、同じくここでしか味わえない「カヌレ」だ。三重県度会町にある中森製茶で栽培、焙煎(ばいせん)されたほうじ茶を使用した「イセホットチョコレート」はさっぱりとした口当たりが印象的。冬はもちろん、暑くなると冷たいドリンクを頼みがちだが、夏でもあっさりと味わえる一杯である。

また、タンザニア産カカオ70%のチョコレートを用いた「カヌレ」は、三重県産の地酒「義左衛門 BLACK」で風味付け。しっかりとしたチョコレート感の中にも酒の香りがふわっと感じられる、ちょっぴり大人の味わいとなっている。

広々としたカフェスペースは和モダンな雰囲気。テイクアウトもできるが、せっかくならば文化財の中で一息ついてみてはどうだろう。

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  • カフェ・喫茶店

伊勢らしい切妻(きりづま)屋根と、金色で「赤福」と書かれた立派な看板が目印の「赤福本店」。伊勢神宮は一年を通して朝5時から参拝ができることから、同店も早朝から店を開け、多くの参拝客をもてなしている。
 
店内では、開店時から商品の購入ができるほか、作りたての「赤福餅」が味わえる。職人が赤福餅を形作る様子をガラス越しに眺めたり、店頭のかまどで沸かした湯でほうじ茶がいれられていたりと、こういった楽しみ方ができるのも本店ならではだ。
 
建物は、1877年に建て直されたものが今も大切に使い継がれており、店内にも当時の趣が残る。五十鈴川や朝熊山をはじめとした山々が望める縁側でほっと一息つけば、まるでいにしえにタイムスリップしたような気分になれるだろう。
 
年末年始や「朔日(ついたち)参り」のタイミングは行列必至。ゆったりとこの空間を堪能したい人は、比較的静かなことから常連客も多い平日の朝5〜7時ごろに訪れるのがおすすめだ。

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1970年創業の喫茶店。特製スパゲティ、通称「モリスパ」は、伊勢のソウルフードとして広く知られている。

鉄板で提供される「モリスパ」は、最後に溶き卵を回し入れる名古屋風。ケチャップベースのソースは創業当時からのレシピを今も受け継いでおり、どこか懐かしい味わいがある。

バナナジュース派とミックスジュース派がいるほど、この2つのドリンクが人気で、どちらかと「モリスパ」を一緒に味わうのがローカル流だ。

  • バー

昼はカフェ、夜はバーと2つの顔を持つ一軒。昼はバナナジュースやサラダをメインに、「ガパオライス」「キーマカレー」「松阪牛タコス」など、ランチにもぴったりなメニューを提供する。

夜はバー空間として営業。豊富なアルコールを揃えるが、特にオリジナルカクテルに力を入れており、自家製のスピリッツやシロップを使ったもののほか、バーテンダーの畑太周が自分で育てたという大葉やハーブを用いた一杯など、研究熱心なカクテルに注目だ。

中でも味わうべきは「大葉のジントニック」。大葉をすり鉢でペースト状にするという独自の方法を用いることで、大葉の爽やかな風味が口いっぱいに広がる。

車の利用者が多いという土地柄、モクテルの種類が豊富なのもフレンドリー。DJイベントやセミナーなども行っており、コミュニティー創出の場としても一役買っている。

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2001年から伊勢の地でビーガン料理を提供するカフェ。約1930年築の建物を活用したこの場所では2011年から営業をスタートし、動物性食品や化学調味料、白砂糖不使用の料理とスイーツを提供している。

いちおしメニューは、9品のおかずが楽しめる「本日の定食」。毎回バランスのいい献立が考えられており、「きんぴらごぼうコロッケ」や「ひじき蓮根」「車麩煮焼き」など、料理も一つ一つが丁寧に作られた優しい味わいだ。ご飯は玄米と分づき米から選べるほか、その両方を半々で盛った「ハーフアンドハーフ」という選択肢があるのもうれしい。

同店は席数があまり多くないため、ランチを利用する際は予約必須。テイクアウト用の弁当販売なども行っていて料理の提供までに時間がかかることもあるので、時間に余裕を持って訪れてほしい。

カフェには菜食食材などを集めたショップも併設されており、ショップのみの利用も可能だ。

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  • カフェ・喫茶店

引き戸を開けると、そこには古い蔵の二重扉が。さらに奥へ進むと高い天井に大きな梁(はり)が通る大空間が広がる。そんな昔ながらの建築をそのまま生かした、河崎エリアらしい茶房が「河崎蔵」だ。

雰囲気のあるカウンターや火鉢を囲むテーブルには地元の人々が集い、語り合う場となっている。自由に借りられるカードゲームもあるので、その輪に混ざってにぎわうのもいいだろう。

伊勢でも入手困難な人気の焙煎(ばいせん)所「中村珈房」の豆を使ったコーヒーは香り高く、酸味を楽しむタイプと苦みを楽しむタイプの2種類を用意。チーズケーキやシフォンケーキといったスイーツを注文できることもあるので、その際には欠かさず味わいたい。

数軒先にはこのエリアのアイコンのような「古本屋ぽらん」があるので、そこで良書に出合い、同店で読書するのが最高のプランだ。

伊勢を遊び尽くす

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