池尻大橋の「John」での体験は、店に入った瞬間から特別な雰囲気が漂う。海をイメージした静かなエントランスを通って店内へ進むと、約400キロある宮城県の火山岩を中心に据えた、洞窟のような空間が広がっている。
多くの「おまかせデザート」店がカウンター席のみであるのに対し、同店ではテーブル席。より落ち着いたレストランの雰囲気で食事を楽しめるのが特徴である。
コンセプトは、「味覚の旅」。来店客にはパスポート風のメニューが渡され、そこには月替わりのコースを支える生産者や職人たちが「旅の仲間」として紹介されている。
シェフ兼オーナーの吉村正峰が手がけるコースは、スイーツメニューとセイボリーを組み合わせた約16品で構成される。コースはまるで航海するように進み、新しい味の組み合わせや食感との出合いが楽しめる。料理には、アルコールまたはノンアルコールのペアリングも用意されている。
メニューは毎月変わり、旬の食材を中心に構成。晩冬に訪れた際には、イチゴや柑橘類が主役であった。例えば、ブラッドオレンジとハッサクをディルのピクルスを使った冷たいスープと合わせた一皿や、ヨーグルトクリームを詰めたラングドシャにイチゴを添え、山椒オイルとビーツパウダーで仕上げたデザートなど、独創的な組み合わせが印象的である。
コースには6種類のドリンクが含まれており、ワインのほか、自家製コンブ茶やノンアルコールスピリッツなども提供される。
「おまかせデザート」の料金は、「アルコールペアリング」で1万9,800円(
また、週に一度はカフェとして営業。パフェやフレンチトーストなど、よりカジュアルなデザートメニューも楽しめる。

















