1. SHOPPE ショップ
    Photo: Kisa Toyoshima
  2. 織田島酒店
    Photo: Keisuke Tanigawa織田島和音(左)、高俊(右)
  3. ノムラショウテン
    Photo: Kisa Toyoshima
  4.   PRIME SAKE Tokyo Haneda Airport
    Photo: Tomomi Nakamura
  5. マンゴスチンカフェ 万珍酒店
    Photo: Kisa Toyoshima

東京、角打ちスポット8選

羽田空港や神泉、蔵前、浅草で飲む。メスカルやクラフトジンの専門店も登場

編集:
Time Out Tokyo Editors
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「角打ち」という言葉はもともと「升に入った酒をそのまま飲む」という意味があった。今では、酒を販売する店の一角で酒を楽しむことを指す場合が多い。日本酒を思い浮かべるかもしれないが、ビール、ワインだけでなく、クラフトジンやメスカルをたしなめる個性的な角打ちも登場している。都内にある角打ちスポットの中から8店を厳選して紹介する。

角打ちは、小売価格で酒やつまみを味わえるのが特徴。こだわりの酒のラインアップとともに店の個性を感じさせるつまみやを楽しんでほしい。

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  • ショッピング
  • 羽田空港

世界初の日本酒一合缶専門店が2024年3月、羽田空港第3ターミナル駅の3階にオープン。同店は日本酒ブランド「PRIME SAKE」を展開する「camo」の全商品が購入できるフラッグシップ店だ。

年間およそ2000万人が利用する国内最大級の国際線空港で、訪日外国人観光客に向け、日本ならではの文化体験を日本酒とともに演出する。

「ぷらいむざけ」と書かれたスタイリッシュな暖簾(のれん)をくぐると、大きな角打ちカウンターが出迎えてくれる。壁紙には日本の象徴でもある和紙を利用。壁面には、日本酒一合缶(スタンダード1,650円〜、プレミアム3,300円、以下全て税込み)や、購入できる酒器がずらりと並ぶ。

角打ちスペースでは、一合缶のほか、時期によって異なる参加蔵が手がけた日本酒を杯売りで提供。テイスティングは、ぐい呑み(1,110円から)、片口(1,870円から)の2種類から選べる。「おつな 実山椒」(880円)や「野菜チップス あじ塩」(550円)など、素材にこだわったつまみみも数種類ラインアップしている。

鹿児島県の火山灰で作られた「ワン キリン(ONE KILN)」など、角打ちで提供している酒器も、手土産として購入できるのもうれしい。

  • ショッピング
  • 食料品店
  • 神楽坂

新宿の山吹町にあるシェアハウス「シェア ヤマブキチョウ(SHAREyamabukicho)」の1階に、「食べる」「飲む」「買う」体験をシェアするコンビニエンスストアの「ショップ(SHOPPE)」が2023年にオープン。ワインやビール、カレー、ソーセージ、日用品など、日々の生活を楽しむためのアイテムがラインアップする。

同店舗は、人の集いを作り出し、地域コミュニティーのハブとなることを目指す。「水曜カレー」のスパイスカレーとピクルスや、「テシオ(TESIO)」のソーセージなどを取り扱うほか、商品を購入するだけでなく、角打ちエリアではワインやビールがつまみとともに楽しめる。

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  • バー
  • 浅草

蔵前エリアの銭湯、三筋湯斜め向いの「カミヤミスジクラマエ」に、角打ちスペースを設けたリカーショップ、「ノムラショウテン(NOMURA SHOTEN)」がオープン。手がけるのは、「フグレン トウキョウで数々の賞を受賞し、兜町「ケーファイブ」のバープロデュースやカクテル開発、ディレクションの数々を行うバーテンダーの野村空人だ。

野村が構える初の実店舗として、ウイスキーやボトルドカクテル、国内外から集めた高品質の酒類を提供。角打ちスペースでは、ワンハンドメニューや各種つまみなどのフードメニューが揃う。
  • レストラン
  • 神泉

神泉駅にある2階建ての飲食施設。1階がカクテルを提供するスタンド、2階はレストラン兼バーと、それぞれの時間帯やニーズに合わせて楽しめる1軒だ。

同店は、池尻大橋のバー「ロビー(LOBBY)」と代々木公園のカフェ「ネフュー(nephew)」を手がけてきたクリエーティブプロダクションの「アンドサプライ」の新業態である。1階のバーカウンターや2階の円卓をはじめ、店内は曲線や円が随所に使われたデザインとなっている。

また、1階と2階がシームレスになっており、2階のガラス張りの円卓から、1階の厨房(ちゅうぼう)をのぞき見ることができるのもおもしろい。

料理はジャンルレスな創作料理だが、いずれも絶品だ。ドリンクはカクテル、サワー、ナチュラルワインなどを豊富に揃えている。

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  • バー
  • カクテルバー
  • 高田馬場

高田馬場駅から徒歩5分ほどの場所にあるクラフトジン専門バー。「クラフトジンとジンカクテルが楽しめるテーマパーク」をコンセプトに、終売品も含む各国の200種以上のジンを揃える。実は2つの顔を持つバーで、気軽に入れる角打ちと、隠し扉から入るメインバーに分かれているのも楽しい。

ジンラバーたちからの信頼も厚いが、マニアのためだけのバーでは決してない。ジンを知らない人にも魅力を広めるため、メニューには初心者でも分かりやすいよう、スパイシーやフローラルという表現でジンをジャンル分けしてる。

本格的なカクテルを楽しめるメインバーでは、ジンを使ったオリジナルのほか、クラシック、そしてジン以外を使ったクラシックカクテルなどを、大人の空間で楽しめる。

店主の小倉広康が考案するオリジナルカクテルは、「カクテルで土地を紹介する」ことがテーマ。ジンの生産地に合わせて、その地域の素材を組み合わせたユニークな一杯が味わえるのが特徴だ。

店には象徴的な犬のイラストが描かれている。「出身地である岐阜県久瀬村日坂は合併して名前がなくなりましたが、どこかに残したいと思って」と小倉。地形が犬に見えることからポップなイメージでロゴにしたという。目にすれば、このバーにいっそうの親しみを感じることだろう。

  • バー
  • 国分寺

50年以上の歴史を持つ酒屋が2019年に代替わりし、カルチャー色とローカルな雰囲気が混在する異色の角打ちバーへと進化した。昼はカレーなどのランチを提供し、17時以降はバータイムとなる。元々高円寺で「大陸バー 彦六」を運営していた前店主の息子である織田島高俊と孫の和音が経営を引き継いだ形だ。

酒は、前代から付き合いの深い「澤乃井」を豊富に揃えるほか、新潟の「岩の原のワイン」、個性派焼酎「あおちゅう」など、ひとひねりきいたメニューばかり。もちろん各種缶・瓶ビールやホッピーといった定番も完備する。

料理の一番人気は、裏の畑で育てたパクチーを使用した「パクチー豆腐」。究極の地産地消ゆえの安心感もさることながら、塩味と苦みのバランスが絶妙で酒が進む一品だ。

ひよこ豆がメインの「彦六カレー」もおすすめ。メニュー表の説明から受けるイメージに反し、スパイシーでアグレッシブな味わいに食べる手が止まらない。

BGMには、店主の趣味だというワールドミュージックがかかっているのも楽しい。音楽ライブも土・日曜日の14時ごろから定期的に行なっているので、併せてチェックしてみてほしい。

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  • ショッピング
  • 原宿

生産者が持つストーリーを大切に、世界各地から厳選した自然派ワインを1600〜1800本揃えるワインショップ。特別に作ったという棚はエッジが効いており、まるでギャラリーのようなワインセラーに胸が高まる。毎週新しいワインが入ってくるため、2カ月ほどでがらっと雰囲気も変わるのだという。

店の奥はビストロになっており、自慢の料理とワインをペアリングで楽しんだり、角打ちスタイルで購入したワインを味わったりすることも可能。看板メニューの「パテ・ド・カンパーニュ」や旬の食材で作った料理とともに乾杯しよう。

  • バー
  • 世田谷区

下北沢駅から徒歩10分ほどの場所にある、メスカル角打ちバー。運営は野外フェスティバル「The Labyrinth」や「FUJI ROCK FESTIVAL」などに出店するケータリングチーム「MANGOSTEEN」だ。

バーでは、自社輸入、卸しを行う「アモーレス 」ブランドの商品などを中心にラインナップしている。

「アモーレス ヴェルデ モメント」は、オーガニック アガベを100%使用し、毎シーズン手がけるアーティストが変わるというインパクトあるラベルも特徴的なメスカルだ。マニアックなアガベの品種セニソを使用した「アモーレス ロジア」など、50種以上のメスカルを飲み比べできる。

バーでは、ショットやカクテルのオーダーができ、ボトル購入も可能だ。週末にはクンビアをはじめ、世界各地の音楽を楽しめるDJイベントも不定期で行っているので、スケジュールを確認して訪れてみてほしい。

浅草に足をのばす……

  • ナイトライフ

年間約5000万人もの旅行客が訪れる、人気観光地の浅草。19時を過ぎれば、商店街にはシャッターが下り、観光客もまばらになりガランとした雰囲気が漂い始める。特集では、夕方から深夜の散歩にぴったりなスポットを紹介。美しくライトアップされた浅草寺を横目に、探検に出かけよう。

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