ドローンエンタテイメント
高遠城址公園(長野県)

息をのむ桜の絶景が楽しめるYouTubeチャンネル&アプリ5選

東京都は今年も宴会自粛、ARやドローンを駆使した新しい花見を堪能しよう

編集:
Genya Aoki
寄稿:
Nahoko Matsumoto
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三寒四温が続き、春の兆しを感じる今日この頃。気象庁によると東京都の桜の開花は2022年3月23日(水)の見込みだが、今年も宴会を伴う花見はできない。それでも春の風物詩を楽しみにしている人におすすめしたいのが次世代機器を駆使した映像やAR(拡張現実)で楽しむ花見だ。

日本を代表するドローンレーサーの横田淳が率いるドローンエンタテインメントは、2020年と2021年に全国40都道府県50カ所以上の桜の名所を4Kドローンで空撮し、世界へ発信するプロジェクトを発足した。映像はYouTubeに公開されていて、多彩な桜スポットを観ることができる。ドローンならではのダイナミックな視点を満喫したい。

ここでは、4Kドローンで捉えた日本各地の美しい桜風景とともに、ARで桜の木を出現させる花見アプリなどを紹介する。ニューノーマル時代にふわさしい花見を楽しんでみては。

1. やんばるの空を翔ける。

今帰仁城跡(沖縄県)

まずは沖縄の本島北部、14世紀後半に築城され、世界遺産にも指定されている今帰仁村城跡(なきじんじょうあと)の桜をピックアップ。ここに咲くのは沖縄や鹿児島に自生するカンヒザクラだ。鮮やかなピンクと下向きの花弁が特徴で、開花は1月下旬と、国内でいち早く咲くことでも有名。古(いにしえ)の城跡と南国の桜の共演は心に響く美しさ。悠久の時に思いをはせながら、やんばるの春景色を愛でよう。

2. 春山の空中散歩を楽しむ。

吉野山(奈良県)

日本屈指の桜の名所として知られる吉野山。奈良県中央部にある大峰連山北端の約8キロメートルにわたる尾根だ。

シロヤマザクラを中心に約200種3万本もの桜がふもとから順に開花し、山肌を優美に彩っていく。まるで空を歩くかのように、稜線(りょうせん)を上から観賞できるのはドローン映像ならでは。豊臣秀吉が宴を開いたことでも知られる桜絶景を、圧巻の視点で楽しみたい。

3. 桜色の雲海を見下ろす。

高遠城址公園(長野県)

長野県伊那市に位置する高遠城址(じょうし)公園では、例年4月初旬から、地域の固有種であるタカトオコヒガンザクラが約1500本咲き誇る。廃藩置県後の明治8年(1875年)、荒れる一方だった高遠城址を見かねた旧藩士たちが、馬場の桜を移植したのが始まりだ。

小ぶりな花弁で赤みを帯びた桜は、見頃となる4月上旬から中旬にかけて公園一帯を淡い紅色に染め上げる。上空から望む桜の花々は、まるで空に浮かぶ雲海のようだ。

4. 春らんまんの瀬戸内を飛ぶ。

紫雲出山(香川県)

「海と桜」の絶景を堪能したいなら、香川県西部、荘内半島の先端にある標高352メートルの紫雲出山(しうでやま)に目を向けてほしい。ここでは、3月下旬から4月中旬に約1000本ものソメイヨシノが咲き乱れる。

風光明媚(めいび)な瀬戸内海、沖に浮かぶ島々、薄紅色の桜のコントラストは実にフォトジェニック。四国屈指の花見の名所との呼び声も高い。多彩な角度から桜に迫る映像を観れば、思わず鳥になったような気分になるだろう。

5. 「AR花見」に挑戦する。 

『さくらAR』
『さくらAR』(画像提供:ウェザーニューズ)

『さくらAR』

「密」は避けたいが、花見を満喫しているような写真を撮りたい。そんな時は、ウェザーニューズ社が提供するバーチャル花見コンテンツ『さくらAR』を試してほしい。これは、天気や浸水などの災害をスマートフォンで擬似的に体験できる無料アプリ『ARお天気シミュレーター』の新機能で、AR機能を活用してスマートフォンで桜を楽しめるコンテンツだ。

桜はつぼみや満開、桜吹雪、葉桜など7段階で選択でき、木の大きさも調節可能。フードやペットとコラボレーションもできるので、自分だけの楽しみ方を探してみてほしい。スマートフォンのスクリーンショットや画面収録機能を使えば、リアルな「エア花見ショット」が撮影できる。春ならではの一枚を撮ってみては。

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