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世界的なコーヒー競技会へ出場兄弟によるスペシャルティコーヒー専門店

2026年2月5日(木)、イタリア発のスペシャルティコーヒーブランド「Vannelli Coffee(バンネリコーヒー)」が表参道にオープンする。世界最高峰のバリスタ競技会の出場経験を持つ兄弟が手がける、コーヒーブランドの旗艦店だ。
ブランドの創設者は、「ワールドバリスタチャンピオンシップ」に3回イタリア代表として出場した兄のジャコモ・バンネリ(Giacomo Vannelli)と、「ワールドラテアートチャンピオンシップ」に出場し、最年少でヨーロッパチャンピオンとなった弟のピエトロ・バンネリ(Pietro Vannelli)。コーヒーにおいて類いまれな才能を持った、2人の兄弟だ。
店誕生までには、バンネリ兄弟が家具の製造を担う小林木工の代表・小林朋弘とイタリアで出会い、「良質なものを作り、世界に発信していきたい」というクラフトマンシップの観点で意気投合したことが背景にあった。
2023年には「Vannelli Coffee Japan」を設立。これまでEC販売やポップアップなどの出店を中心に担ってきたが、満を持して世界初の旗艦店をオープンし、日本で新たなコーヒーの価値観を発信していくことを決意したそうだ。
ドリンクは、1杯1,000円~(以下、全て税込み)。ロースターとして大会での優勝経験のある兄・ジャコモが厳選した、国際的な品評会で高評価を得る世界トップレベルのコーヒーをメインに揃えている。
コーヒーの最高品種とも称され、その香り高さと唯一無二のフレーバーから支持を集める「ゲイシャ種」を筆頭に、生産量が少なく希少な品種を厳選している為、ラインアップは頻繁に入れ替わるそうだ。生産者の農園とはビジネスの枠を超え、家族を交えた交流も持ち、パートナーシップを築いている。
同店ではジャコモが開発した「Paragon」という器具を取り入れ、コーヒーを抽出する方法にもとことんこだわっている。マイナス20度で凍らせたチリングボールをドリッパーの先端にセットすることで、本来は揮発してしまうコーヒーの香りの40%を滞留させ、濃縮することのできる画期的なツールだ。
イタリアで焙煎(ばいせん)したコーヒーを4、5日ほどかけて日本に運び、豆が新鮮な状態で抽出。芳醇(ほうじゅん)な香りの一杯を届けている。
さらに、カウンター席の中には、臨場感あふれる可動式のコーヒーのショーケースが隠されている。オーダー時にはコーヒーとともに豆の産地や品種、フレーバーなどが書かれたカードがテーブルの中から登場。香りを嗅いだりスタッフと会話したり、カードの説明を眺めたりしながらお気に入りが選べる仕組みだ。
ワールド・ラテアート・チャンピオンシップにイタリア代表として出場し、ヨーロッパで1位に輝いた、弟のピエトロによるラテアートも必見だ。目の前でミルクを注ぎ、数秒で美しいデザインに仕上げるライブ感あふれるパフォーマンスに、思わず圧倒されることだろう。
描かれるアートは、優美なハクチョウや茶目っ気たっぷりのネコなどのほか、日本文化からインスピレーションを得た盆栽などもあり、眺めるゲストの笑顔を誘う。
コーヒーのお供に欠かせない、スイーツにも注目だ。とりわけオーダーしておきたいのは、エスプレッソを染み込ませたビスケットとイタリア産のマスカルポーネを使用したクリーム、リキュールを合わせた、シグネチャーメニューの「ティラミス」だ。
エスプレッソのほろ苦さが際立つサクサク食感のビスケット生地と、ミルクのコクや甘みを感じるクリームのコントラストが心地よい。トップに添えられたコーヒーテイストのチョコレートも、程よいアクセントとなっている。
「単にコーヒーを味わうのではなく、ワインのテイスティングのように香りや会話を楽しみながら、自分のお気に入りを見つけることができるのが、Vannelli Coffeeならではのコーヒー体験です。これからも農園とのパートナーシップとパッションを大切にしながら、日本で新しい文化体験を届けていけたらと思っています」と、ジャコモは話す。
長年の経験と研鑽(けんさん)によって培われた2人の匠の技術とアイデンティティーが、一杯のカップに凝縮された同店。イタリアと日本の架け橋となる特別なコーヒーを味わいに、表参道に足を運んでみては。
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