ニューヨークの公園に巨大なプライドフラッグが出現

LGBTQ+コミュニティーとの連帯の象徴

Shaye Weaver
テキスト:
Shaye Weaver
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
広告

ニューヨークのルーズベルト島にあるフランクリン D. ルーズベルト・フォー・フリーダムズ州立公園内の大階段に、プライドフラッグが登場した。大きさは100×30フィート(約30x9メートル)で、デザインされているのは、LGBTQ+コミュニティーとの連帯の象徴であるプログレスプライドフラッグだ。

1941年にフランクリン・D・ルーズベルト大統領がまとめた「4つの自由」(言論・表現の自由、信教の自由、欠乏からの自由、恐怖からの自由)の達成に必要な、集団的な前進を喚起するために設置された。

フォーフリーダムズ・パーク管理委員会の最高経営責任者(CEO)であるハワード・アクセルは、次のように述べている。

「我々管理委員会の使命は、基本的人権を守るための公共プログラム、パブリックアート、インスタレーションを制作すること。1941年に大統領のフランクリン・ルーズベルトは、今となっては驚くほど先見の明があると思われる、これらの言葉を明確にしました。『言論・表現の自由』『信教の自由』『欠乏からの自由』『恐怖からの自由』こそプログレスプライドフラッグが象徴するものです。インクルージョンとは、経済的安定からの自由、恐怖からの自由、そしてもちろん表現の自由まで、全ての自由における包摂を意味します」

このフラッグの設置は、2012年に一般公開された同公園の10周年を記念して行われる特別プログラムの一環でもある。設置を記念して管理委員会では、2022年6月18日(土)に同公園で子ども向けフェスティバル『Free to be You』を開催。祝典と特別授業のためバレエヒスパニコを招聘(しょうへい)している。

ニューヨーク州立公園委員会のエリック・クレシードは「私たちはこの州立公園で、このような包括と受容の大胆なメッセージを送ることを誇りに思っています。この公園を全ての人に歓迎される開かれたものにし、自由であることの意味を再び認識させてくれた管理委員会に感謝します」と語っている。

このフラッグは水曜日から月曜日の9〜19時、無料で公開されている。公園があるルーズベルト島へは東60丁目でトラムウェイに乗るか、地下鉄のFラインで行くことができる。

原文はこちら

関連記事

イギリスの王立造幣局がプライド運動50周年の記念コインを発行

「ノンバイナリー」「HIVポジティブ」、中里虎鉄が今伝えたいマイノリティーのこと

東京都が同性カップルの「パートナーシップ宣誓制度」公表、11月開始予定

東京、LGBTQ+フレンドリースポット11選

東京、学びのクィアスポット6選

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

最新ニュース

    広告