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畳の上で繰り広げられるインスタレーションや駅内外で繰り広げられるDJを楽しむ

2026年6月26日、「TAKANAWA GATEWAY CITY」で幕を開けた都市型フェスティバル「NU Festival」の初日を訪れたので、レポートする。
まず向かったのは、「Mon Takanawa: The Museum of Narratives」にある「Box 300」の4階にある、約100畳の畳スペース「Tatami」。いぐさの香りのするステージのキュレーションを担当しているのは、六本木「SuperDeluxe」としてオープンし、現在は千葉県の鴨川で「SupernaturalDeluxe」として営業しているヴェニューだ。
取材時は、畳の上でミュージシャンたちが入れ替わり立ち替わり演奏を繰り広げていた。アコースティックギターを弾くプレーヤーのフォーキーなサウンドに、ラップトップで電子音やスピーチの音声を重ねるなど、有機的に、一つの生命体を作り上げていくようなパフォーマンスに見入ってしまう。
ノンビートなアンビエントというよりも、動的かつ前衛的過ぎず、聴き心地が良い。一緒に来た人と会話をしても、寝転んでも、おのおの好きなように過ごすことを肯定してくれるようなスペースに仕上がっていた。ミュージシャンが演奏している背後には、VJが顕微鏡で覗いた細胞のような映像や、きらめく水面などを投影しており、視覚と聴覚両方が満たされる。端では「木の根ペンション」のメンバーが作った布で旗を作るアーティストがいて、完成した旗をミュージシャンが演奏後に振っているシーンが見られた。
さらに「Box 300」では、アーティストの徳井直生のキュレーションで、展示・トーク・特別パフォーマンスを展開する。生成AIと人間の制作の問い直しについてをテーマとしており、スプツニ子!による『Tech Bro Debates Humanity』、永井歩によるサイケデリクスをバーチャルで体験できる展示などのほか、音楽制作用のソフトなど、新しいテクノロジーを共有し、触れる場ともなっていた。
19時からは、高輪ゲートウェイ駅前に広がる「Gateway Park」で、幅広いジャンルで活躍するアーティスト・RHYMEによるDJがスタート。雨の中だが、人がじわじわと集まってくる。駅前に響くダイナミックなダンスミュージック。カッパを着て最前に行く人もいれば、傘を差しながら後方でゆらゆらと揺れている人がいたりと、思い思いに過ごしていた。
SHINICHI OSAWAへバトンタッチすると、さらに人が集まりはじめる。駅前、しかも雨の野外というシチュエーションだからか、トランスやレイヴが多めのセットに感じた。そしてそのセレクトがぴったりだった。
「高輪ゲートウェイ駅 南改札外3Fテラス」で行われる「NU Station」は、以前行われていたエキナカDJイベント「EKINAKA DJ」の続編といえるだろう。20時30分にオンタイムでスタート。最初に回すのはKO KIMURAで、BPM120〜130のダンスミュージックを安定感抜群に繋いでいく。DJ EMMAにチェンジしてしばらくすると、満杯のフロアだけでなく、駅構内にも人だかりができ、上のフロアを見上げながら踊る人が増えていた。
また、来場者たちに話を聞いてみると、シンセサイザー界の生ける伝説とも称されるスザンヌ・チアーニ(Suzanne Ciani)、電子音楽の異才・Actress、アンビエントの巨匠、ウィリアム・バシンスキー(William Basinski)、メディアアーティスト・真鍋大度、冥丁など、明日以降に出演するアーティストも楽しみにしているという声を多く聞いた。当日券も販売される予定だ。
無料のプログラムはもちろん、中々観ることのできない組み合わせのライブや、dublab.jpがプロデュースする特設リスニングルームなど、さまざまな体験を楽しみに、ぜひ足を運んでみてほしい。
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