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高輪ゲートウェイ駅で7日間続くエキナカDJイベント「EKINAKA DJ -WINTER」が開幕

初日はCYKが出演、パブリックスペースにダンスフロアが生まれた夜

Kosuke Hori
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Kosuke Hori
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EKINAKA DJ -WINTER
Photo: Kisa Toyoshima
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※2月9日(月)~11日(水・祝)の公演は中止が決定

高輪ゲートウェイ駅構内で、2026年2月5日(木)~11日(水・祝)の7日間にわたって開催されるDJイベント「EKINAKA DJ -WINTER」。その初日に参加したので、レポートする。

同イベントは、2025年3月27日から4カ月限定でJR東日本の提供でオープンしていたナイトミュージアムバー&クラブ「ZERO-SITE Takanawa Gateway(ゼロサイト タカナワゲートウェイ)」の営業中に行われていたイベント「EKINAKA FRIDAY」の続編ともいえる。前身となるイベントは全10回で、3000人以上を動員した。

初日は、Nari、Kotsu、DNGによる東京発のハウスミュージックコレクティブ、CYKが登場。彼らは、国内外のヴェニュー、そして「Rainbow Disco Club」「FUJI ROCK FESTIVAL」などの大型フェスティバルへの出演でも知られている。ミュージックラバーなら、実物を見たことがなくともフライヤーなどで一度は名前を見たことがあるかもしれない。

EKINAKA DJ -WINTER
Photo: Kisa ToyoshimaCYKのKotsu(奥)とNari

アーリーオープンした20時20分。音漏れに反応したDJ目当てでない人たちも、「何をやっているのだろう?」と音の鳴る方向を見つめていた。この夜がどんなものになるのだろうと、期待が高まる。

20時30分。すでに50人近くが集まっている。「MAISON CLASSIC SALON」では、ビールをはじめとするドリンクやミックスナッツなどを提供。カウンターに並ぶ行列はさながら、週末のクラブのようだ。

EKINAKA DJ -WINTER
Photo: Kisa Toyoshima「MAISON CLASSIC SALON」には週末のクラブのような行列ができていた
EKINAKA DJ -WINTER
Photo: Kisa Toyoshimaドリンク片手にDJが楽しめる

21時。体感では100人を超えていた。柔らかいハウスミュージックに電車の発着音、駅前道路のざわめき……。全てが一体となるフロアに、ダンスミュージックの神髄を見る。駅構内でビール片手にベンチに座りながら、音に合わせて首を振る男性の姿には胸が熱くなった。

「駅」というパブリックスペースに、誰かにとっての非日常であるDJプレイが接続する。駅構内から物珍しそうに見上げている人たちもいた。クラブやパーティーという空間は、ある種「ハレの日」に訪れる印象があるかもしれないが、これが当たり前に浸透することを音楽好きとしては願わずにいられなかった。仕事帰りのスーツ姿の人たちが踊る姿を見ると、余計にそう思う。誰もが気軽に音楽と触れ合える場所がもっとあってもいいはずだ。

EKINAKA DJ -WINTER
Photo: Kisa Toyoshima21時で体感では100人を超える人が集まっていた

21時30分。大きな荷物を背負った外国人旅行者であろう人たちが、自分たちの言語で話し、何かをお互いに伝え合っている。内容は分からないけれど、目が合ってほほみかけてくれた。音楽が国境を超えるのは、きっとこういうダンスフロアからなのだろう。

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Photo: Kisa Toyoshima

22時。BPM120〜130をストイックにキープし続けたフロアに生まれるグルーヴを感じる。見下ろせば、プラットフォームという場所で歓声が上がる、またとない光景を目撃する。これをどうエンディングへとつなげるのか。

EKINAKA DJ -WINTER
Photo: Kisa Toyoshima

22時15分。人は入れ代わり立ち代わり、人数は100人ほどをキープしている。ボーカルの入ったジャズファンクや和モノなどがスムーズにつながっていき、このパーティーはそろそろ終わるのだなと感じた。エンディングへの助走の付け方の巧みさは、場数を踏んだDJたちの実力にほかならないのだろう。

EKINAKA DJ -WINTER
Photo: Kisa Toyoshima

22時30分。曲の最後にさりげなくディレイをかけ、パーティーは終わった。一気に皆帰路に就き、ダンスフロアはあっという間にいつもの「エキナカ」へと戻る。終わり間際、同僚の踊る姿を見て「すごい、音に乗ってるじゃん!」と、連れられてきたであろう人がはしゃいでいたのが印象に残る。誰だって、何かから解放される瞬間があっていいのだ。それこそが、ダンスミュージック、もとい音楽が持つ力なのだから。

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Photo: Kisa ToyoshimaCYKのKotsu(左)、DNG(中央)、Nariが終演後に撮影を快く引き受けてくれた

今後もDJ KAORIやSHINICHI OSAWA、DJ HASEBE、DJコレクティブのTimothy Really Lab.らが出演する。きっとこの7日間の夜を盛り上げるに違いない。また、すぐそばでは「TAKANAWA GATEWAY CITY」を舞台に「過去・現在・未来」を巡るプロジェクションマッピングイベント「TAKANAWA LIGHT JOURNEY」も展開中だ。

「EKINAKA DJ -WINTER」は入場無料で、20時30分~22時30分の2時間、公共空間がダンスフロアになる。またとない瞬間を目撃しよう。

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