スミソニアン・マガジンが「ミュージアム・デイ」を開催

9月17日、アメリカの博物館や美術館が無料に

Erika Mailman
テキスト:
Erika Mailman
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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カレンダーに印を付ける用意はいいだろうか。2022年9月17日(土)、アメリカの何百もの博物館や美術館などの入場料が無料になるイベント「Smithsonian Magazine Museum Day(スミソニアン・マガジン・ミュージアム・デイ)」が開催されることになった。18回目を迎えるこのイベントは、スミソニアン・マガジンが主催。これまで入場料を払うのをちゅうちょしていた新しい施設を訪れるチャンスといえるだろう。

この日、イベントに参加する文化施設に入場するためには、公式ウェブサイトで事前にチケットを入手する必要がある。近くにどんな施設が分からない場合は、郵便番号で選択肢を絞り込むこともできる(アルファベット順のリストもあるが、、全て見るのに時間がかかるだろう)。

今年の「ミュージアム・デイ」に訪れたい、我々のおすすめの施設をいくつか紹介しよう。

チュマシュ・インディアン博物館(Chumash Indian Museum

カリフォルニア州サウザンドオークスにある博物館。チュマシュ族のネイティブアメリカン文化を紹介し、民族植物学庭園、歴史的なチュマシュ族の村やゲーム場のレプリカなどを見ることができる。オークの森を通るウォーキングトレイルも楽しめる。 

ニューイングランドカルーセル博物館(New England Carousel Museum

カルーセル(メリーゴーランド)をテーマにした、コネチカット州ブリストルの博物館。馬をモチーフにした精巧な芸術品が展示されているほか、子ども向けの体験型アクティビティもある木彫コーナー、実際に乗ることができるベネチアスタイルの屋内カルーセルもある。興味深いことに館内には、歴史的な機器や記念品が展示された消防歴史博物館も併設。校長先生に怒られることなく火災報知器を鳴らすことができる。

ウィチタ・セジウィック・カウンティー歴史博物館(Sedgwick County Historical Museum

この博物館は、カンザス州ウィチタにあり、時計塔が印象的な1890年建設の美しい旧市庁舎に入っている。4フロアにわたって7万点の史料を展示。1916年にウィチタで製造された車「Jones Six」のほか、装飾されたビクトリア朝様式家屋の内装など、驚きの品々を見ることができる。

イベントの参加施設には、ニューヨーク州ブロンクスの「Derfner Judaica Museum + The Art Collection at Hebrew Home at Riverdale」や、ニューメキシコ州ロズウェルの「Miniatures and Curious Collections Museum」など、毎日無料で入れるものも含まれているので、参加施設の情報をよく見るといいだろう。

一つのメールアドレスにつき、申し込める無料チケットは1枚。チケット所有者とゲスト1人も無料で入場できる。チケットを持たない同行者がそれ以上の人数になる場合は、追加で入場料を支払う必要があるので注意が必要だ。チケットの申し込みとダウンロードは、8月15日(月)午前0時(アメリカ東部夏時間)から開始。一度選択した施設を「取り消す」ことはできないので、選択は慎重に行うようにしよう。

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