要チェック:マーク・ロスコ「シーグラム壁画」
千葉県佐倉市にある美術館。年数回の企画展示と常設展示を公開している。印刷用インクなどの開発、販売を行うDIC株式会社が関連会社とともにコレクションした、20世紀の美術を中心とした作品を豊富に収蔵していることで有名。マーク・ロスコの「シーグラム壁画」シリーズは、作品のための展示室があり、見どころとなっている。
マーク・ロスコや尾形光琳、内藤廣などを楽しめる東京近郊の美術館
タイムアウト東京 > Things To Do > 東京近郊の美術館20選
移動の自粛も解除されたため、連休には遠くに出かけたいと思う向きも多いだろう。東京近郊の美術館にはそれぞれ独自のコレクションや建築などの見どころがある。
ここでは、60点以上の重要文化財を有する私立美術館、今では入手の難しいであろうロスコの名品をそろえたコレクション、隈研吾の世界を体験できる美術館建築などを紹介する。
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要チェック:マーク・ロスコ「シーグラム壁画」
千葉県佐倉市にある美術館。年数回の企画展示と常設展示を公開している。印刷用インクなどの開発、販売を行うDIC株式会社が関連会社とともにコレクションした、20世紀の美術を中心とした作品を豊富に収蔵していることで有名。マーク・ロスコの「シーグラム壁画」シリーズは、作品のための展示室があり、見どころとなっている。
要チェック:「轟」(推定樹齢1000年)
日本の伝統的な芸術であり、奥深い美しさのある盆栽の世界を楽しみたければ、この盆栽美術館は外せない。ここには、季節に合わせた盆栽を週替わりで展示するギャラリーや、常時40~50点の盆栽に360度囲まれることができる盆栽庭園などがある。 各盆栽の解説が入った音声ガイドも日本語、英語、中国語、韓国語と多言語対応しているほか、車椅子でも入場可能だ。 関連記事『埼玉でしかできない50のこと』
要チェック:ゴッホ「パイプをくわえた医師ガシェの肖像」(ゴッホ唯一の版画)
神奈川県立近代美術館の葉山館として、2003年に開館した。逗子駅からバスで20分ほどの海岸沿いにあり、天井が高く設計された展示室では、自然光での作品鑑賞が可能。都会では味わえない、ゆったりとした時間を過ごすことができるだろう。
要チェック:北沢楽天の資料
日本近代漫画の先駆者、北沢楽天の偉業を記念し、彼が晩年を過ごした自宅跡に造られた、漫画をテーマにした美術館。明治末〜昭和初期にかけて活躍した楽天の風刺漫画や家庭漫画をはじめ、漫画文化に関する多くの資料を展示している。なじみのある漫画アートとはまた少し違った、新しい世界が楽しめるだろう。
要チェック:幸せをよぶシンフォニー彫刻
1969年に開園した国内初の野外美術館。箱根湯本駅から箱根登山電車で40分ほどのところにある。約7ヘクタールもの広大な芝生の庭園に、ロダンやミロなど、世界的な巨匠の名作約120点が散りばめられているほか、室内にはピカソの常設展もある。
箱根の自然を感じながら自分の足で作品を巡っていく、こんな開放的な芸術鑑賞はほかにないだろう。光の差し込むステンドグラスの塔に登ったり、巨大なしゃぼん玉の彫刻遊具で遊んだり、子どもから大人まで、思いっ切りアートを楽しめるコンテンツが盛りだくさん。
歩き回った疲れを癒す足湯までも備えられているので、一日中居座ってしまいそうだ。
要チェック:内藤廣の建築
茨城県の北端、福島県との県境にある北茨城市、五浦の美術館。1906年(明治39年)に岡倉天心率いる日本美術院第一部(絵画)が同地へ移転したことで、五浦は日本画の歴史にとって重要な土地となった。
天心をはじめ、横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山などの、日本画の発展に尽くした作家たちの業績を顕彰するとともに、優れた作品が鑑賞できる美術館として開館した同館の近くには、天心が自ら設計した六角堂(2012年再建)や日本美術院跡地をはじめとする史跡が点在しており、散策にも適している。
要チェック:菊竹清訓のメタボリズム建築
フランスの画家ベルナール・ビュフェの作品を収蔵、展示するために、岡野喜一郎が1973年に創設した美術館。油彩画、水彩画、素描、版画、挿画本、ポスターなど2000点以上の作品から成る世界一のビュフェコレクションを擁する。
1973年竣工の本館は、1960年代にメタボリズム・グループの建築運動をけん引した菊竹清訓が設計し、立方体、円柱、三角柱を組み合わせたダイナミックな造形をしている。中央部分の大展示室にある12メートルの吹き抜け空間は圧巻だ。
1996年に増築した別館1階には、子どもと美術が出合う場としての「ビュフェこども美術館」も設置されている。
不定休があるため、
要チェック:北川原温
「キース・ヘリングの世界~混沌から希望へ~」をテーマに、館長の中村和男が集めたキース・ヘリングのコレクションのみを展示する、世界で初めての美術館。
中村とキースへリングの出会いは1987年12月28日。出張中に訪れたニューヨークのギャラリーで出会った「ピープルズラダー」の購入をきっかけにコレクションが始まった。
美術館は、建築家の北川原温によるもので、作品を展示するだけではなく、キースの発してきたメッセージを体感し、彼が駆け抜けた時代にも思いをはせられるよう、「光と影」を表現した空間を創り出している。
要チェック:磯崎新の建築
茨城県水戸市にある水戸芸術館内にある現代美術ギャラリー。1990年開館以来、独自の視点で若手から、国内外問わず活躍している注目のアーティストや作品を紹介する。
三つの専用空間で構成された複合文化施設で、ギャラリーのほかコンサートホールと劇場が入る。敷地内には高さ100メートルの塔があり、上ることができる。
無数の美術館やギャラリーが存在し、常に多様な展覧会が開かれている東京。海外の芸術愛好家にとってもアジアトップクラスの目的地だ。しかし、貴重な展示会や美術館は料金がかさんでしまうのも事実。
そんなときは、東京の街を散策してみよう。著名な芸術家による傑作が、野外の至る所で鑑賞できる。特におすすめのスポットを紹介していく。
東京には魅力的なアート展示や、パブリックアートなどがある。しかし建物が密集しているため、大規模なアート施設を新たに造ることは困難だろう。希少な絵画やサイトスペシフィックなインスタレーションを観たいのであれば、千葉、神奈川、埼玉といった近隣の県へ日帰りで出かけるのもいいかもしれない。
自然の中でリラックスしてアートに触れることができる休日に訪れたいアートスポットを紹介する。
ここではタイムアウトワールドワイドによる、ピカソやミロ、村上隆などの作品を楽しめる世界の「アートレストラン」を紹介。美術館に行く代わりに、レストランを予約してみるというのもいいかもしれない。
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