築200年以上の歴史ある銭湯、柏湯を改築して作った上野公園にほど近いギャラリーのスカイ ザ バスハウス。2017年、天王洲に誕生したスカイ パークも記憶に新しいが、2021年4月22日、第3の拠点となるスカイ ピラミデが六本木のピラミデビル3階にオープンした。
ピラミデビルは六本木駅から徒歩1分の距離にあり、六本木ヒルズ森タワー内の森美術館や、小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリーが集まったcomplex665にもほど近い立地だ。ほかにもワコウ・ワークス・オブ・アートやペロタン東京など、多数のギャラリーが入居している。
こけら落としは荒川修作の初期作品
映えある新スペースのオープニング展では、没後10周年を経て、欧米をはじめ各国での再評価が高まっている荒川修作初期作品の個展『BOTTOMLESS—60年代絵画と現存する2本の映画』を開催。
絵画のほか、荒川が手がけた初の映像作品であり、パートナーのアーティスト、マドリン・ギンズと共同で作り上げた貴重な映像作品を2点上映する。
映像はそれぞれ110分と90分の長編だが、なかなか観ることのできない希少な展示となっている。『BOTTOMLESS—60年代絵画と現存する2本の映画』の会期は4月22日から5月29日(土)まで(日〜水曜・祝日は休廊)。
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