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SCAI THE BATHHOUSE

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タイムアウトレビュー

SCAI THE BATHHOUSEスカイ ザ バスハウス)」は、築200年以上の歴史ある銭湯、柏湯を改築して作った上野公園にほど近いギャラリーだ。現代美術の展覧会を中心に、森万里子や宮島達男らといった現代日本のアーティストやアニッシュ・カプーア、ボスコ・ソディ、何翔宇(ヘ・シャンユ)など海外の作家の作品を不定期で展示している。

内観は、コンクリート床に白壁というシンプルな造りで構成。展示作品に集中して向き合うことができる。

詳細

住所
東京都台東区谷中6-1-23
Tokyo
アクセス
JR山手線『日暮里』駅(南口)徒歩7分/東京メトロ千代田線『根津』駅(出口1)徒歩7分
営業時間
12〜18時/定休日は日・月曜・祝日

開催中

李禹煥:Work on Paper / Sculpture

リ・ウファン(李禹煥)は、1960年代末から始まった戦後日本美術の重要な動向「もの派」を、理論と実践の両面から牽引(けんいん)した作家。「SCAI THE BATHHOUSE」で開催される「李禹煥:Work on Paper / Sculpture」では、素材の物質性に着目しながら、立体と平面を横断して展開されてきた李の仕事を、1970年代から近年までのドローイングと彫刻を通して紹介する。 紙に木炭や水彩で描かれたドローイングには、反復する行為の痕跡が刻まれ、同時期の代表作『線より』『点より』に見られる時間性とのつながりを感じさせる。また、荒々しい筆致を残す作品には、後の『風より』『風と共に』へと展開する、揺らぎや混沌(こんとん)を含んだ表現の兆しが見て取れる。 1980年代末以降の作品では、抑制された筆遣いによって生まれる余白が大きな役割を担うようになり、2000年代以降は、わずかな筆跡とその周囲に広がる空白との関係性へと意識が向けられている。こうした「全ては相互に関係し合っている」という李の世界観は、彫刻作品にも通底する。 本展でも3点が展示される「関係項」シリーズは、作家による恣意的な表現を極力抑え、自然・人工の素材を空間に配置し、それぞれ石と異なる形状の鉄を組み合わせたもの。石の形状に呼応するように湾曲したステンレスの棒や、一辺がへこんだ鉄板は、物質同士の間に働く目に見えない力や関係性を示唆している。 こうした作品群を通して、李は「ものともの」「ものと人」「ものと場所」 との関係性を問い直す。 ※12〜18時/休廊日は日・月曜・祝日、8月8〜17日/入場は無料
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