こんが
Photo: Time Out Tokyo

大塚ぼんご監修「おにぎり専門店 こんが」が京急蒲田にオープン

「ぼんごの味を世界へ」おかみの思いを継ぎ出店

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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2021年11月29日、京急蒲田駅から徒歩3分ほどの一角に、おにぎり専門店 こんが 蒲田店がオープンした。東京のおいしいおにぎりといえば、大塚にあるぼんごが有名だが、同店はなんとぼんごが監修として出店を認めた唯一の店だという。受け継いだおにぎりの味はどうなのか、またなぜ蒲田への出店を決めたのか、早速食べに行ってみた。

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店の外壁には、ぼんごのおかみの写真と言葉が飾られている(Photo: Time Out Tokyo)

ぼんごのおかみの生き方にほれ込み、弟子入りを決意

明るい店内はカウンター6席ほど。店に立つのはFBIホールディングス代表で、こんがのオーナーである合田正伸(ごうだ・まさのぶ)と数人のスタッフだ。飲食プロデュースを行う会社で長く仕事をしてきた合田は、ぼんごとの出合いをこう語る。

「ぼんごのおかみを務める右近由美子(うこん・ゆみこ)さんに出会い、『この人について行きたい』と強く思いました。すぐに会社を辞め、半年ほどぼんごで修行させていただき、出店に至りました。右近さんの夢である、『ぼんごのおにぎりをたくさんの人へ届けること』の手伝いをしたいと思っています」

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ぼんごの厨房(ちゅうぼう)の様子(2019年撮影 Photo: Kisa Toyoshima)

大塚から離れた蒲田にオープンした理由は、人口規模感が同じでビジネスマンもファミリーもいるバランスの良さと、ぼんごの客と被らない場所を探して決めたのだという。蒲田から大塚はややアクセスしにくいため、「ぼんご流のおにぎりを遠くの人にも食べてもらいたい」という思いもあるそう。「ぼんごの味を継いで海外進出も考えている」と語ってくれた。

仕込みに時間をかけ、20種類の具材は全て手作り

おにぎりは全てぼんごで出しているもので、サケやウメ、コンブなどのスタンダードなトッピングから、『じゃこ生七味』『明太クリームチーズ』『卵黄の醤油漬け』など、珍しいものまで全部で20種類そろう。

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310円と360円から選べるほか、特選おにぎり『筋子』(590円)も人気だ。1個のおにぎりの中に2種類の具材を入れる『トッピング』(100円)や、具材、ごはんの『倍盛り』『大盛り』(各100円)、通常より小さめににぎってもらえる『ハーフ』(50円引き)も用意。みそ汁(豆腐180円、なめこ280円)とのセットもある。

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米はうま味を逃がさず、ゆっくり時間をかけて玄米を磨く、古式精米製法の隅田屋米を使用。あめ色の米をふっくらと炊き上げ、つぶれないよう、優しく素早く握られている。口に含むと、一粒一粒がふわっとほどけるような食感だ。

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両手で持つ必要があるほど大きなサイズのおにぎりに驚くが、前述したようにふんわりと握られているため、見た目よりも軽い食べ応え。女性や子どもでも、ぺろっと2個は食べられてしまうほどだ。

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『筋子』(590円)、『しゃけ』(310円)(Photo: Time Out Tokyo)

テイクアウトも可能で、電話注文は9時から20時まで受け付けている。蒲田に訪れた際は、ぼんごの味を引き継いだおいしいおにぎりを、ぜひ試してほしい。

ぼんご監修 こんが 蒲田店の詳細はこちら

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