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スイス発「MAME」の日本2号店が千駄ヶ谷に、暮らしに寄り添うロースタリーカフェ

有田焼のカップから和菓子店のクッキー、コールドブリュージントニックまで

Genya Aoki
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Genya Aoki
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MAME Tokyo 千駄ヶ谷
Photo: Kisa Toyoshima | MAME Tokyo 千駄ヶ谷
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世界一のバリスタである深堀絵美とマシュー タイス(Mathieu Theis)が2015年にスイスで創業したコーヒーショップ「MAME(マメ)」の日本2号店「MAME Tokyo」が2026年8月6日(木)、千駄ヶ谷にオープンする。

MAME Tokyo 千駄ヶ谷
Photo: Kisa ToyoshimaMAME Tokyo 千駄ヶ谷

2025年6月にスイス外初の店舗として神谷町にできた「KURO MAME TOKYO」は、コーヒーに完全集中するテイスティングルームとして「The World's 100 Best Coffee Shops 2026」にノミネートされるまでになった人気店だ。

予約制で「おまかせ」の一杯を提供する1号店とは対照的に、MAME Tokyoが立ち返ったのはスイスにある1号店のようなカジュアルさだ。日々の暮らしに寄り添うことが軸になっている。千駄ヶ谷駅・国立競技場駅・北参道駅と3つの駅が交差する都心エリアながら愛犬家や在住者も多く、生活の香りがするのがこの場所を選んだ理由の一つだと深堀は話す。

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Photo: Kisa Toyoshimaオーナーの深堀絵美

豆と抽出

コーヒー豆は、KURO MAME TOKYO同様、農園とダイレクトトレードしたものを自社焙煎(ばいせん)したシングルオリジンのものだけ。ハンドブリュー(1,000円から、以下全て税込み)のコーヒーは、ブラジル「Pearl」「Full Bloom」といった定番メニューのほか、エチオピアの「washed」、モモのような甘さを持つコロンビア・ウバの「Pink Bourbon」 、オープン記念で提供しているゲイシャから選べる。定番は通年で飲めるが、ほかはなくなり次第切り替わり、常時5種程度が並ぶ。

本国同様に、味わいを色味で表現したパネルが壁面にあり、直感的な選択肢が分かりやすい。「本日のコーヒー」はモカマスターというコーヒーメーカーで抽出するシンプルな一杯だ。深堀曰く「電話片手に、コーヒー。とだけ頼むようなカジュアルな感じ」だそう。「それを何気なく口に運んで、何だこれ!? と思ってもらうのも醍醐味です」と、世界一のバリスタである矜持をのぞかせる。

コールドブリューは、主にPearl」と「Pink Bourbon」の2種を使用。長時間水に漬け込んで抽出しており、うまみが奥深くから口内に浮かんでくるような味わいである。

MAME Tokyo 千駄ヶ谷
Photo: Kisa ToyoshimaMAME Tokyo 千駄ヶ谷

エスプレッソマシンは、世界バリスタ選手権(WBC)などの公式スポンサーマシンとして採用されているもので「STORM(ストーム)」の愛称で親しまれており、最高峰の抽出精度を誇る。時間が経過することで味わいが変わるラテなど、一流の一杯が味わえる。

コーヒー以外の選択肢も豊富だ。「櫻井焙茶研究所」の「八女茶」を使った抹茶ラテ、オーストラリアの「Plainstill Distillery」が手がける「凡 Gin(BON Gin)」を使ったコールドブリュージントニックは現在日本ではここでしか飲めない。このほか、奥多摩の人気ブルワリー「バテレ」のクラフトビール、国産ノンアルコールフルーツジュース「キミノ(kimino)」なども用意する。

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Photo: Kisa Toyoshima焼き菓子などのフード

フードは作り手を訪ねて

クロワッサンは、広島の本格クロワッサン専門店「amelaterie croissant」のもので、フランス産発酵バターを贅沢に折りこんだ一品。焼き菓子は、福井県で創業240年を超える老舗菓子店「昆布屋孫兵衛」から取り寄せている。「メープル」「昆布とチーズ」のほか、コーヒーとキャラメルにゴマを組み合わせたクッキー、バターと粗塩のフィナンシェ、「丹波大納言」を使ったどら焼きなど、洋と和が行き来する。

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Photo: Kisa Toyoshimaコールドブリューとどら焼き

KURO MAME TOKYOで販売している豆菓子も同店のものだ。このほか、グラノーラや犬用のおやつも用意する。

MAME Tokyo
Photo: Kisa ToyoshimaMAME Tokyo

素材を生かした空間

店舗は、元住居兼オフィスの古いビルをリノベーションした複合施設「「B TRACK」に入居しており、店舗デザインは、日本1号店と同じくMHAA建築設計事務所の干田正浩が手がけた。作り込まず、素材を生かした温かみのある空間で、巨大な天使の輪のようなランプが浮かぶように暖色にともっている。「自分たちで壁を塗っていた創業当初の感覚に近い、原点回帰した雰囲気にしました」と深堀は語る。

今後はテラス席も設ける予定で、同ビル内には、2026年末をめどに焙煎所もオープン予定だ。コーヒーはどのメニューも信じがたいクオリティーで提供されるので、近所に用事がある人はもちろん、KURO MAME TOKYOは気軽に行きにくいと感じていた人はぜひ訪れてみてほしい。「コーヒーってこんなにおいしかったのか」と感動するような一杯が待っているだろう。

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Photo: Kisa ToyoshimaMAME のどの店舗にも表記されている同ブランドの哲学

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