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古着・パンク・居酒屋で知られる東京を代表する自由な街

秋が再び訪れ、世界で今最も注目を集める街のエリアをたたえる恒例企画の季節がやってきた。そう、タイムアウトによる「世界で最もクールな街(World’s Coolest Neighbourhoods)」ランキングが発表され、今住んだり訪れたりする価値のある、都心のエリアや海辺の街、親しみやすい地域、倉庫街などを網羅したリストが公開されたのだ。今年も東京はそのランキングに名を連ね、高円寺が8位に選ばれた。
ランキングは例年通り、タイムアウトの世界各地のローカルエキスパートが候補を選出し、飲食・ナイトライフ・ユニークな地元ビジネス・住みやすさ・コミュニティなどの基準を基に編集部が順位を決定している。高円寺はこれらの項目で高い評価を得たが、とりわけ「ユニークさ」と「コミュニティー」のカテゴリーで際立った。
それも当然だろう。東京の郊外が急速に再開発され、街の個性が失われつつある中、新宿から数駅西に位置する高円寺は、かつてのパンクシーンの中心地として、その抵抗の旗を掲げている。地域住民は長年、再開発や均質化に反対する声を上げており、エリア内へのスターバックス出店にさえ異を唱えてきた。
全ての取り組みが成功したわけではなく、ある世界的なコーヒーチェーンもついに2025年に出店を果たした。それでも高円寺は、街の個性を大切にしながら、さまざまな文化やスタイルを受け入れている。迷路のように入り組んだ商店街を歩けば、古着店やレコードショップ、小さなバー、ベーカリーなど、個性豊かで常に変化する店が立ち並ぶ。高円寺が自分たちらしさを守ろうとする姿勢を、きっと応援したくなるはずだ。
高円寺で特におすすめのスポットには、受賞歴のあるベーカリー「しげくに屋55ベーカリー」や、丁寧に淹れたコーヒーを提供する「Walnuts Coffee」がある。また、日本で唯一、気象の神々を祭る「気象神社」や、古着の世界に深く入り込める「HIGAN」、アジア各地の雑貨が並ぶ「未完成」も見逃せない。
さらに、「天すけ」で天ぷらランチを味わい、銭湯「小杉湯」で午後をゆっくり過ごすのもいい。夜は、レコードを楽しめるカフェ「SUB store Tokyo」や、パンクやハードコアの拠点「東高円寺二万電圧」、そして「ヘビーメタル食堂」を掲げる「高円寺メタルめし」へ足を運んでみよう。
一方、日本で最も上位にランクインしたのは、6位の大阪・北加賀屋だ。20世紀初頭から1970年代まで造船の拠点として栄えた木津川河口の同エリアは、この十年ほどほどでクリエーティブな街へと変貌を遂げた。
北加賀屋では、かつての工場や倉庫、空きビルの多くがアートスペースやアーティストのスタジオとして新たな命を吹き込まれている。さらに、壁面を彩るミューラルアートや印象的な彫刻、ひっそりの残されたステンシルグラフィティー、イラスト入りのマンホールなどが、街のカラフルな景観を形作っている。エリアを訪れる際は、タイムアウト大阪の「北加賀屋でしかできない8のこと」も参考にしてほしい。
今年の「世界で最もクールな街」ランキングのトップ3は、1位が韓国・ソウルのチョンノサムガ(鍾路3街)、2位はモロッコ・ラバトのロセアン(L’Ocean)、3位がギリシャ・アテネのネオス・コスモスとなった。ランキングの全リストは、2026年「世界で最もクールな街」(原文)をチェックしてほしい。
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