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4月16日〜19日、全国に眠る「掘り出し物」が集結するチャンス

2026年4月16日(木)〜19日(日)、神保町がこれまでにない熱気に包まれる。国内最大級の古書即売イベント「全ニッポン古本博覧会 in 千代田のさくらまつり」が初開催されるのだ。
世界最大の古書店街として知られる神保町だが、今回の「春の陣」は一味違う。主催する神田古書店連盟が最大の見どころとして挙げるのは、「地域の垣根を超えた全国規模のラインアップ」。ここでは、この春だけの特別な理由をひもとく。
「各書店が遠隔地へ本を売りに行く機会は、今やほとんどありません」と、神田古書店連盟であり「南海堂書店」店主を務める市田哲は語る。従来の「神田古本まつり」とは異なり、今回は東京の古書店だけでなく、京都や大阪、さらには北海道から九州まで、日本全国から130軒以上が参加。出品数は数百万冊に上る。「各地で眠っている、思わぬ掘り出し物に出合えるまたとないチャンスなんです」(市田)
特に古書文化の根強い大阪や京都など、遠方の書店が持ち込む「お宝」には期待が高まる。この場所・この時だけの品揃えが、愛書家たちを待ち受けている。
なぜ2026年の春、これほどの規模で実現したのか。そこには2つの「偶然」がある。
一つは、2年に一度開催される全国古書籍商組合連合会の加盟店が全国から集う大入札会が東京で行われる年だったということ。時代の流れで入札が各地域でも頻繁に行われるようになったため、東京に各地から集まる理由が薄れていた。そこで、「一般向けの巨大ブックイベント」へと大胆に転換した。
さらに、昨年秋に全日雨天中止となった「神保町ブックフェスティバル」のリベンジという背景も重なった。市田は「今後、同じ条件で開催できる保証はありません」と話す。この規模での春開催は、文字通り一期一会の「奇跡」なのである。
会場となるのは「小川広場」と、業界の心臓部である「東京古書会館」だ。特筆すべきは、普段は業者以外立ち入り禁止の東京古書会館3・4階の特別開放。通常はプロが火花を散らす「競り場」が、この期間だけは一般客向けの展示販売会場へと姿を変える。貴重な古典籍や高価な珍品を間近に拝める、ファン垂涎(すいぜん)の機会となるだろう。
さらに、同期間には、靖国通り沿いに約500メートルの「本の回廊」が出現する「神保町さくらみちフェスティバル」が開催されるほか、18日(土)・19日(日)は、神田すずらん通り商店街に新刊のワゴンが並ぶ「春の神保町ブックフェスティバル」も開催。街全体が、新旧入り混じる巨大な本のテーマパークと化す。
タイムアウトが「世界で最もクールな街」に選んだ神保町の神髄を味わうなら、この週末がベストタイミングだ。運命の一冊を探しに、特別な春の週末へ繰り出そう。
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