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池尻大橋に小箱とバーの間を楽しめるミュージックバー「IPPEN」が誕生

古き良きジャズから現行のヒップホップまでをつなぐオリジナルスピーカーを導入

Kosuke Hori
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Kosuke Hori
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IPPEN
Photo: Kisa Toyoshima | IPPENの内観
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2026年5月、池尻大橋にミュージックバー「IPPEN」がオープンした。ここでは「ミュージックバー」と定義したが、着席を前提としたヴェニューが増えている中、同店は着席でもスタンディングでも自由に楽しめる。小規模なクラブ、いわゆる「小箱」とバーの中間ともいえるだろう。

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Photo: Kisa Toyoshimaスナックのような居心地のよいバーカウンター

店内は、鮮やかなオレンジを基調としている。日本のナイトタイムシーンはコンクリート打ちっぱなしや黒がメインの店が多いが、フランスやスペインなどのミュージックヴェニューを回った際に目にした、パキッとした原色の色使いに影響を受けたという。

カウンター席に加えて、ソファ席、そしてVIPルームを完備。ソファ席の座面は立ち上がって踊りやすいように、あえて浅く作られている。また、VIPルームにはカラオケが導入されているのも付け加えておこう。

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Photo: Kisa Toyoshimaカウンター席、ソファ席、そしてスピーカーの下に映る銀の扉の奥にあるVIPルームで構成されている

流れる音楽は、ハウス、ヒップホップ、ジャズなど幅広い。イベントは月に2本ほど行われており、パーティー営業以外の日は、店に置かれたレコードをかけたり、フラリと立ち寄った人がプレイすることもある。取材時にはダンス・クラブミュージック、R&Bにフォーカスしたレーベル「Keep in Touch」によるパーティーが開催されていた。

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Photo: Kisa Toyoshima取材時はプロデューサー・Stupid KozoがDJしていた

楕円(だえん)形のブースは、DJがフロア全体を見渡せるように配置。「Technics」のターンテーブル、「Pioneer DJ」のミキサー「DJM-A9」と「CDJ-3000」、そして「GENELEC」のモニタースピーカーと、DJユースな機材を採用している。

スピーカーは、三宿から幡ヶ谷へと移転したリスニングバー「pinknoiz」に制作を依頼したオリジナルスピーカーを導入。形状は「ALTEC」の名機、「9844」によく似ている。ビンテージのALTECのスピーカーの高音の鳴りがほしいが、現行のヒップホップの低音にも対応するようなサウンドにしたい——。そんな贅沢な仕様を実現している。

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Photo: Kisa ToyoshimaDJユースな機材を採用している

ドリンクはビールや、「GOTOGIN」をはじめとするクラフトジン、焼酎など、スタンダードなものがラインアップする。ワインは、赤と白の2種類を月1回ほどのペースで入れ替える予定だ。

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Photo: Kisa Toyoshima取材時は「Hoegaarden」の瓶ビールと「GOTOGIN」のジントニックを注文

ミュージックバーのようでもあり、クラブのようでもあり、スナックのようでもある。しっとりと飲める上にゆったりと踊れ、カラオケもできる。間口は広く、フランクに、それぞれの楽しみ方で過ごせる同店に、まずは足を運んでみてほしい。

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