公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館(c) Yuriko Takagi
画像提供:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館(c) Yuriko Takagi

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展が東京都現代美術館で開催

重松象平がデザインした新しい空間演出で75年の歴史を振り返る

編集:
Genya Aoki
テキスト:
Runa Akahoshi
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2017〜2018年に行われた「パリ装飾芸術美術館」での成功に続き、2019年にロンドン、ニューヨークと世界を巡回してきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展が日本に上陸。会期は2022年12月21日(水)~2023年5月28日(日)と半年間におよび、「東京都現代美術館」で開催される。

同展は、建築家の重松象平が日本文化へのオマージュとして新しい空間演出をデザインし、フロランス・ミュラーがキュレーションを担当。創設者クリスチャン・ディオールが刺激を受けた芸術や、ディオール初期からのコレクションに影響を与えていた日本の魅力など、75年を超える情熱にスポットが当てられており、ほとんどが初公開となるアーカイブ資料によって映し出される。

クリスチャン ディオール株式会社
画像提供:クリスチャン ディオール株式会社"Christian Dior, Designer of Dreams" at the Musée des Arts Décoratifs

1947年に発表し世界的な流行となったコレクション「ニュールック」の永遠の象徴である、女性の美しさを強調する要素がシルエットに落とし込まれた「バー」スーツをはじめ、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュールモデルのほか「レディ ディオール」「ミス ディオール」といったフレグランスの世界など、斬新なアイコンが展示される。

さらには、イヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレといった後継者である歴代のクリエーティブディレクターたちが考案した作品の一つ一つを鑑賞できる貴重な機会だ。

公式YouTubeチャンネルでは、「パリ装飾美術館」とロンドンの「ヴィクトリア&アルバート博物館」で開催された同展のドキュメンタリー映像を公開中だ。エレガントなエキシビションが完成されるまでの様子が収録されており、象徴的なオートクチュールの優雅さを再発見し、同展をより深く理解できる。この貴重な機会に、美しきディオールの世界を堪能してみては。

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