Tennozu Isle graffiti
Photo: Keisuke Tanigawa

東京、アートグラフィティスポット7選

原宿や高円寺、中目黒などで眺めるグラフィティ作品

作成者: Time Out Tokyo Editors
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東京の街が清潔かつ安全であるのは、人々がきちんと並んで待ち、交通標識に従い、むやみにポイ捨てをしない、そういった秩序を守って生活しているからかもしれない。それと同時に東京がストリートアートの場として盛り上がることは、今までほとんどなかった。文化的慣習と路上での落書き行為を取り締まる厳しい法律。東京の街を歩いていて遭遇するストリートアートの数は、ニューヨークやベルリンなどの大都市を比べると、皆無に等しいのが現状だ。タギングやステッカーを貼る行為なども厳しく取り締まられている。

しかし近年ストリートアートが街を豊かにするのではないか、と見直されてきているようだ。ここでは合法的に描かれたものがほとんどであるが、東京のさまざまな場所で発見したアートを紹介する。

The Shamisen by ARYZ; blue flower by Hitotzuki
Photo: Keisuke Tanigawa

天王洲アイル

近年観光客に訪れてもらおうと、さまざまなイベントを行い、注目を集めている天王洲アイル。2015年に行われたストリートアートフェスティバル『POW! WOW! JAPAN』の開催により、数多くのストリートアート作品がこの地に上陸したことでも知られる。

ここには、ストリートアーティストにとってはこの上ない巨大なキャンパスとなる広大な倉庫が点在しており、いくつもの壁画が残されている。特に目を引くのはカルフォルニア出身のARYZが、日本の浮世絵の木版画からインスピレーションを得て描いたという三味線弾きや、日本人ユニット、HITOTZUKIによる青い花の壁画などだ。

天王洲アートフェスティバルの公式サイトでも、この地域のストリートアートを紹介しているのでぜひチェックして見てほしい。

寄り道をするなら:水辺を望むブルワリーパブ、ティー ワイ ハーバーでまったり。

 

Junkadelic mural
Photo: Keisuke Tanigawa

ジャンカデリック

レストラン メキシコ料理 祐天寺

テクスメクス料理を提供するレストラン、ジャンカデリックの外壁に描かれたミューラルアート。アーティストユニット、HITOTZUKIのメンバー、SASUによるソロプロジェクトで2009年に完成した。

少し前に描かれたものだが、彼らのルーツのような雰囲気を感じることができる作品だ。

寄り道をするなら:ジャンカデリックのナチョスを味わって。



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Graffiti around Design Festa Harajuku
Photo: Kisa Toyoshima

裏原宿:デザイン フェスタ ギャラリー原宿

アート 原宿

10代のファッショニスタやスイーツ中心の街として知られる原宿だが、竹下通りを抜けると、大人の雰囲気が漂う裏原宿にたどり着く。原宿にあるストリートアートのほとんどは、この裏原宿にあるギャラリースペース、デザインフェスタ内やその周辺に描かれている。

まずは、世界的に有名なストリートアーティスト、アレックス・フェイスが描いた三つ目の赤ん坊の壁画を探してほしい。

寄り道をするなら:デザインフェスタの敷地内にあるレストランさくら亭でお好み焼きを楽しもう。そこにもストリートアートがいっぱい。

Harajuku Zombie
Photo: Kisa Toyoshima

原宿ゾンビ

クラブ 原宿

神宮前2丁目交差点近く、路地の角にあるバー兼イベントスペースボノボ。長年パーティー好きが集まる居心地の良いミュージックヴェニューとして親しまれている。ボノボがオープンしていない昼間でも見ることができるのが、外壁に描かれた原宿ゾンビという壁画だ。

ゾンビ映画と和風モチーフを組み合わせた作品で、原宿で夜更かしをし過ぎたかのような青白い芸者の幽霊をポップに描いている。

寄り道をするなら:ボノボで遊ぶには早過ぎる時間なら、少し歩いて人気のカレー屋MOKUBAZAまで。

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Edogawall

エドガウォール・ストリートアートガレージ

神田川の西側に広がる江戸川は、風情あふれる小さな家族経営の工場や曲がりくねった狭い道などの下町風景が広がる街だ。エドガウォールは、そんな江戸川にある建設会社のガレージを、Fin DAC、ダン・キッチナー、Himbadといったアーティストの作品が見られる空間にしたプロジェクト。昔ながらの職人技と、世界的に有名なストリートアーティストのコラボレーションが行われている。

実際に営業している会社のガレージなので、見に行くときは最低限のマナーを忘れずに。水曜日の5時までの時間帯が、見学に行くには一番迷惑にならない時間帯だ。

寄り道をするなら:伝説のバー、フストカーレンで一杯。珍しい酒の宝庫だ。

Koenji Mural City Project by Whole9
Photo: Whole9/Koenji Mural City Project

高円寺 MURAL CITY 構想

近年、ストリートアートシーンが盛んな高円寺。その中心となっているのが、地元自治体の承認と支援を得たストリートアートプロジェクト、高円寺MURAL CITY構想だ。「泊まれるアート」をコンセプトにしたアートホテル、BnAホテル高円寺のメンバーが企画しており、現在は高円寺の4カ所に異なるアーティストによる作品が描かれている。

公式ページで場所の確認ができる。特にWHOLE9による20メートルの巨大作品は見応えあり。

寄り道をするなら:定期的にアートイベントが開かれているBnAホテルをチェック。1階にはバーもある。

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渋谷のインヴェーダー

この記事で紹介している大半のストリートアートはしっかり許可を得てから描かれているものであるが、一つだけ例外がある。世界的に有名なフランス人ストリートアーティスト、インヴェーダーのピクセルアートだ。掲げられては取り去られることで知られる彼の作品は、そもそも公共の場や私有地への侵入(英語でInvaderは侵入の意味を持つ)をテーマを作られている。

ゲーム画面風の彼の作品は世界の至る所に、いつの間にか作られており、渋谷だけでもたくさんの数を見つけることができる。その中で唯一、何年も同じ場所にとどまっているのが渋谷のタワーレコード近くの高架下にある鉄腕アトムのピクセルアートだ。彼の作品をどこかでを発見したら、公式Invader発見アプリにアップロードするのも忘れずに。

寄り道をするなら:鉄腕アトムの作品の近くにあるのが、イベントや屋上パーティが開かれるEDGEof。渋谷の最新流行スポットなのでチェックしてみよう。

もっと東京のアートを楽しむなら

東京のベストパブリックアート

アート 公共のアート

無数の美術館やギャラリーが存在し、常に多様な展覧会が開かれている東京。海外の芸術愛好家にとってもアジアトップクラスの目的地だ。しかし、貴重な展示会や美術館は料金がかさんでしまうのも事実。そんな時は、東京の街を散策してみよう。著名な芸術家による傑作が、野外のいたるところで鑑賞できる。特におすすめのスポットを紹介しよう。

インタビュー:浜田美南

アート

地中海に面した都市バルセロナは、ニューヨークやメルボルン、ベルリンに続くストリートアートの聖地として世界中からさまざまなペインターたちが集まることで知られる。裏道に入ると、ビルの壁や店のシャッター、電柱など路上にあるキャンバスは無名な彼らによるアートに埋め尽くされ、とてもにぎやかだ。そんなバルセロナ郊外の団地の側面に現れた、巨大なミューラルアート。

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