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ショップ、カフェ、ラボ、パークを併設した「開かれた」庭へ

2026年2月20日(金)、千葉県大多喜町の「大多喜ハーブガーデン」がリニューアル。日本とアジアの有用植物文化を現代の暮らしへと再編集する新拠点、「大多喜有用植物苑(おおたきゆうようしょくぶつえん)」がグランドオープンする。
約6000平方メートルを誇る施設は、ガーデンを中心にカフェ&レストラン、セレクトショップ、ラボ アトリエ、
プロジェクトオーナーは、植物と空間、プロダクトの可能性を開く企画集団の「YOEN」。ボタニカルアドバイザーとして、薬草研究家の山下智道がジョインしている。
飲食の分野では、薪火レストラン「Maruta」の元シェフである石松一樹が料理、ノンアルコールドリンクプロジェクトを担う「Bar Straw」の赤坂 真知がドリンクを開発、ロースタリーカフェ「Raw Sugar Roast」のディレクター・小田政志がディレクションを担う。
国や地域の垣根なく、気候と生活の共通性を軸に植物を選定した庭エリアは、東・東南アジアの観葉植物が一面に広がる。
温室の中で緑のある生活を体験できる「内庭」と、四季を感じる植物が揃う「外庭」(4月オープン予定)、子どもやペットが遊ぶことのできる「公園」の3つがあり、それぞれ異なる過ごし方がかなう。
中でも、底上げした「高床リビング」や、地中から小動物の目線で周囲を眺められる「地中リビング」など、目線の高さによって見え方が異なる複数のリビングを備えた「内庭」は、あらゆる角度から鑑賞することで植物との直感的な出合いが楽しめるエリアだ。
柿渋で染めた和紙でDIYしたテラコッタの壁紙が美しいカフェ&レストランでは、大多喜町周辺の季節の野菜や、施設内の豊富な有用植物を料理やドリンクに活用している。
料理で注目は、周辺で捕れたジビエを甘みのある「リンゴもろみソース」や、発酵タマネギと合わせた「猪肉のかつサンド」(1,800円、以下全て税込み)だ。適切に処理されたイノシシは、臭みがなくさっぱりとした味わいで、弾力のある歯応えを堪能できる。
近隣農家から仕入れた5種以上の野菜を、煮たり焼いたり蒸したりして、さまざまな食感に仕上げた「太多喜サラダ」(2,000円)は、新鮮な野菜ならではの食感・味の濃さを満喫できる一皿だ。ドレッシングには、施設内に自生する柑橘を使っている。
ドリンクでおすすめは、ヨモギの爽やかな風味がアクセントになった「ヨモギラテ」(700円)と、ウッディーなクロモジの香りが際立つ「自家製チャイラテ」(750円)だ。いずれも滑らかな舌触りでクセがなく飲みやすい、ここでしか味わえない一杯である。
モクテルは、「レモンレモンレモンフィズ」(1,000円)をはじめ、ハーブや果実の素材のおいしさに魅了されるドリンクが揃う。植物とともにある豊かな食の形を、この場を通して発信していくという。
併設のセレクトショップのコンセプトは、「
商品は「ラボ アトリエ」での実験・探究を基に誕生した、香りのプロダクトブランド「有用植物調香室」のオリジナル商品のほか、自然と向き合いながらものづくりを行う作家やメーカーの製品を厳選しているそうだ。
セレクトショップに並ぶ有用植物調香室の製品のディレクションを手がけるのは、クラフトジン「HOLON」のディレクションを行う、堀江麗である。
ラボ アトリエには、堀江を中心に植物学・香り・食・クラフトの専門家が集結。日々、土地の記憶や営みに着目した植物を使用し、蒸留や調香のプロセスを通じて製品を開発している。
さらにこのエリアでは、ゲスト自身も蒸留体験や染色、ハーブ調合などのワークショップも体験できるのがうれしい。
公園エリアでは、マルシェや季節のフードイベント、果樹園や畑での収穫体験もできる。芝生で過ごせるパブリックスペースとドッグランも備え、さまざまなアクティビティが楽しめる場となっている。
五感を通じて植物に触れることで、その恵みを暮らしに生かす方法が学べる「大多喜有用植物苑」。週末は、植物文化を未来へつなぐ新拠点に足を運んでみては。
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