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ポケモンセンターから600匹以上の等身大フィギュアが息づく森まで、よみうりランドに誕生した新たなポケモンの世界

2026年で「ポケットモンスター」(以下、ポケモン)シリーズの発売から30周年を迎える株式会社ポケモンは、新型「ピカチュウ」の発表や「イーブイ」の進化形の新グッズ展開など、全力で盛り上げているが、それだけではない。2026年2月5日(木)、都心から電車で約30分で行ける「よみうりランド」内に、待ちに待った「ポケパーク カントー」がついにオープンする。
約2万6000平方メートルもの広大な敷地を誇るポケパーク カントーは、「カヤツリタウン」と「ポケモンフォレスト」の2つの主要エリアに分かれている。園内には、テーマに沿ったフードやドリンク、ライド系アトラクションをはじめ、ここでしか手に入らない限定グッズ、そして数百匹もの等身大ポケモンたちが出迎えてくれる。
ここからは、パークの詳細に加え、チケットの購入方法、そしてプロジェクト全体に対するタイムアウト東京英語編集部の率直な感想をレポートする。
メインエントランスを通り抜けると、左右に通路が分かれた「セッコク博士研究所」に到着する。右側の入り口はショップやアトラクションがひしめく「カヤツリタウン」へと続き、左側は等身大のポケモンたちが自然の中でありのままに暮らす「ポケモンフォレスト」へとつながっている。
だが、エリアに足を踏み入れるより先に、あなたを待ち構えているものがある。そう、グッズだ。
研究所の真向かいには、親しみやすい「ポケモンだいすきショップ」が構えている。店内には、ぬいぐるみ、レインコートから、テーマに合わせたビスケットやスープミックスまで、驚くほど幅広いポケモングッズが並んでいる。
ラインアップは初代ポケモンにかなり偏っており、それ以外の800種類を超える仲間たちの影が薄く感じられるかもしれない。しかし、第1世代だけで151匹以上のキャラクターから選べるのだから、贅沢な悩みといったところだろう。
ポケモンだいすきショップの入店には、ポケパーク カントーの公式アプリから取得できる先着順の整理券が必要だ。もし手に入らなかったとしても、カヤツリタウンの中にはほかにも買い物ができるスポットがたっぷり用意されているので、安心して先へ進んでほしい。
ここからが、誰もが魔法にかけられるメインエリアだ。「トレーナーズマーケット」や「ポケモンセンター」「フレンドリィショップ」「カヤツリジム」に加え、数々のアトラクションが待ち受けている。
また、無料で遊べる輪投げの屋台や、無料ステッカーをプリントできるスポットもある。とはいえ、それらを除けば、このエリアは基本的に買い物を楽しむための場所といえるだろう。
タイムアウト東京からのアドバイス: モンスターボールが山積みになったワゴンを探してみてほしい。1,200円(以下全て税込み)で、ランダムでピンバッジがゲットできる。
ボールの中から目当てとは違うポケモンが出てきても、諦めるのはまだ早い。ピンバッジを身に着けているスタッフを探してみよう。自分が探しているバッジを持っていないかどうか彼らに声をかけて、もし持っていたら無料で交換してもらえるのだ。
赤い屋根のポケモンセンターでは、ゲームで馴染み深い「ポケモンの回復」を無料でリアルに体験できる。スタッフから受け取ったモンスターボールをゲームと同じようにジョーイさんに預けると、画面上で回復の演出が流れ、あの聞き慣れた「回復のメロディー」が響き渡る。
それだけといえばそれだけだが、かわいい写真が撮れる絶好のフォトスポットであることは間違いないだろう。
ポケモンセンターのすぐ向かいにあるのが、フレンドリィショップだ。ここでは、モンスターボールや「きずぐすり」をあしらったビスケットをはじめ、「フシギダネ」(キウイ&メロン味)、「ヒトカゲ」(ストロベリー&紅茶)、そして「ゼニガメ」(なぜかレモン味)をイメージしたドリンクなど、さまざまな軽食を購入できる。
トレーナーズマーケットのワゴンの一つでは、イーブイやピカチュウをテーマにしたアイスバーやドリンクを提供。別のワゴンではバーベキュー味やキャラメル味の「カビゴン」のポップコーンも販売している。
さらに、サンドイッチやワッフルといった洋風の軽食を出すワゴンもあれば、鶏の唐揚げやおにぎりなど日本の定番メニューが揃うワゴンまであるので、ちょっとしたグルメに関しての選択肢には事欠かないだろう。
街にあるアトラクションの一つが、回転アトラクションの「ピカピカパラダイス」だ。ピカチュウは「ひこうタイプ」のポケモンだろうか?……いや、違う。このアトラクションにひこうタイプのポケモンを採用した方が、ブランドのイメージ的にはしっくりきたのではないか? おそらくそうだろう。
だが、それでもこの乗り物は楽しいのかどうかと聞かれれば……もちろん、最高だ。
続いての乗り物は、イーブイをテーマにしたメリーゴーランド「ブイブイヴォヤージュ」。ピカピカパラダイスとブイブイヴォヤージュは、どちらも大人1,200円、3〜12歳800円800円で、チケットは現地の券売機で購入できる。
残念ながら、同エリアにあるライド系アトラクションはこの2つしかない。どちらも楽しみ終えたら、あとはエリア内を自由に散策して、各所に点在する何百匹もの等身大ポケモンたちを探しに行こう。
その姿は、文字通り「至る所」にあり、屋根の上にさえいる。どれだけのポケモンを見つけられるか、一瞬たりとも目を離さずに探してみてほしい。
グッズやフード、アトラクションだけでなく、一日を通して特定の時間に開催される、カワイイ「ピカブイバブルカーニバル」も見逃せない。ミニパレードとダンスショーから成る同イベントは、わずか数分間の短いものだが、うれしいことにチケットは不要だ。パークの公式ウェブサイトでスケジュールの詳細を確認し、チャンスを逃さないように目を光らせておこう。
カヤツリタウンで間違いなく最大のハイライトの一つといえるのが、パークのエントランス付近にある「カヤツリジム」内で開催される、約30分間の愛くるしいショー「ピカピカスパークス!」だ。パフォーマンス中にはセリフやナレーションがないため、日本語が分らなくても存分に楽しめる。
唯一の難点は、3種類あるポケパークのチケットタイプのうち、2つのタイプではショーの入場に抽選が必要なこと。しかしもし当選すれば、童心は間違いなく満たされるはずだ。
カヤツリジムの2階にある屋外エリアでは、等身大のポケモンバトルが繰り広げられる様子が楽しめるので、忘れずにチェックしよう。
イーブイのメリーゴーラウンドの近くにある「ポケモンふれあいハウス」では、ピカチュウやイーブイ、その他のポケモンたちと一緒に記念写真を撮影できる。ポケモンだいすきショップと同様、公式アプリから取得できる「先着順の整理券」が必要だ。
もし、いくつもの予約手続きをこなすのが少しおっくうなら、園内のあちこちにあるポケモンたちの像と一緒に写真を撮るだけでも十分に楽しめるだろう。
ポケモンをゲットできないテーマパークなんて、ありえないだろう。「Pokémon GO」のプレイヤーには、嬉しい知らせだ。パーク内ではいたるところでなじみのポケモンたちが出現し、運がよければ色違いにも出合える。
さらに、特別な「フィールドリサーチ」や「レイドバトル」も用意している。伝説の鳥ポケモンたちは、10〜1月が「フリーザー」、2〜5月は「サンダー」、そして6〜9月には「ファイヤー」が登場。超ラッキーなら色違いにも遭遇できるかもしれない。詳細はPokémon GOの公式ウェブサイトをチェックしよう。
そして当然ながら、次の目的地である「ポケモンフォレスト」でも、ポケモンたちを捕まえられる。
ポケモンフォレストはその名の通り、大好きなポケモンたちが等身大で再現され、いたるところに潜んでいる森のエリアだ。道なりに続くコースは約500メートルほどで、心地よい散策を楽しめる距離だが、残念ながら車椅子での利用には対応していない(その他の制限事項については公式ウェブサイトを確認)。
ここでは、ポケモン同士が触れ合っている姿だけでなく、自然環境に溶け込んで過ごす様子を目の当たりにでき、まるで本当にポケモンが生きているかのような体験が味わえる。ネタバレは避けたいところだが、巨大な「イワーク」から小さな「むしタイプ」のポケモンまで、あらゆるサイズのポケモンたちが数百匹も生息している。
ポケパーク カントーのチケットは、「タウンパス」「トレーナーズパス」「エーストレーナーズパス」の3種類を用意している。それぞれの詳細は以下の通りだ。
・タウンパス: カヤツリタウンへの入場、カヤツリジムでのショー観覧(要抽選)、ポケモンふれあいハウスでの記念撮影(要整理券)が可能。料金は13歳以上4,700円〜、65歳以上4,200円〜、12歳以下2,800円〜、3歳未満無料。
・トレーナーズパス: カヤツリタウンへの入場、カヤツリジムでのショー観覧(要抽選)、ポケモンふれあいハウスでの記念撮影(要整理券)に加え、ポケモンフォレストへの入場(時間指定制・再入場不可)が可能。料金は13歳以上7,900円~、65歳以上7,100円~、12歳以下4,700円~。
・エーストレーナーズパス: カヤツリタウンへの入場、ポケモンふれあいハウスでの記念撮影に加え、カヤツリジムのショー特別予約席(1回分)、ポケモンフォレストへの回数制限なしの入場、アトラクションの優先レーン利用、「カヤツリマンション」での記念撮影といった豪華特典が含まれる。料金は13歳以上1万4,000円〜、65歳以上1万3,500円~、12歳以下1万1,000円〜。
チケットの購入方法は、日本国内に住んでいるか、海外から訪れるかによって異なる。どちらの場合も、数カ月前からの事前予約が必要なので、余裕を持って計画を立てよう。日本在住の人は日本語版の公式ウェブサイトを、海外から購入する場合は英語版の公式ウェブサイトを確認してほしい。
入園チケットを持っていても、カヤツリジムでのショー観覧(タウンパスおよびトレーナーズパスのみ)には、公式アプリからの抽選が別途必要なので注意してほしい。また、ポケモンだいすきショップとポケモンふれあいハウスへの入場についても、全てのチケットタイプで先着順の整理券をアプリで取得する必要がある。
一方で、ポケパーク カントーのチケットを持っていれば、全種類共通でよみうりランドにもそのまま入園できるのはうれしい。
ポケパーク カントーは楽しい場所ではある。だが、30年もの歴史を誇る世界屈指の数十億ドル規模のフランチャイズに期待するレベルからすると、物足りなさを感じるかもしれない。
活気ある雰囲気やテーマに沿ったフード・ドリンクは悪くない。しかし、カヤツリタウンで見どころといえるのは、2つのアトラクションと短いパレード、あとは第1世代(カントー地方)中心のグッズ販売と記念撮影スポットくらいで、それ以上の驚きはあまり期待できないだろう。
カヤツリジムのショーは間違いなくハイライトの一つだが、高額なエーストレーナーズパスを持っていない限り、入場は抽選次第。せっかく足を運んでも、その最高の瞬間を目にできるかどうかは運任せになってしまうのが難点だ。
パークのレイアウト自体は実に見事なのだが、それ以外はどこか魂が抜けたような印象を受ける。例えば、「オーキド博士」の研究所の再現度はかなり高いが、肝心のオーキド博士はどこにいるのだろう?
カヤツリジムもクールな外観だが、ジムリーダーの姿は見当たらない。街のあちこちにコスチュームを着たキャストが数人いるだけでも、本物のポケモンの世界に迷い込んだような没入感はずっと高まったはずだ。
こうした生命感の欠如は、残念ながらポケモンフォレスト全体にも漂っている。等身大の像のスケール感や圧倒的な数は確かに素晴らしい。しかし、もしそこにいくつかのアニマトロニクス(動く仕掛け)があれば、場は一気に活気づき、体験の質も格段に上がっただろう。
そうすれば、大人も子どもも、目の前のポケモンたちが本当に生きていて、自分たちの世界とリアルタイムで関わり合っているという実感をより強く持てる場所になる。現状では、数百匹もの像がただ静止しているだけで、どうしても「あと一歩」という物足りなさが残ってしまう。
つまり、もし遊びに行く予定なら、「期待し過ぎないこと」が楽しむための秘訣(ひけつ)かもしれない。ここは「東京ディズニーリゾート®」や「ユニバーサル スタジオ ジャパン」ではないので、あまりに高いハードルを設けると、拍子抜けしてしまう可能性があるからだ。
カヤツリタウンにはあちこちに像が置かれているので、「インスタ映え」する写真を撮ることだけが目的なら、ベーシックなタウンパスでも十分だろう。
とはいえ、数カ月前から予約が必要なことを考えれば、少しだけ奮発してトレーナーズパスを購入し、一度はポケモンフォレストへ足を踏み入れてみる価値はある。ただ、高額なエーストレーナーズパスを購入してまで、何度も森へ再入場する必要があるかどうかは、正直なところ疑問が残る。
しかし、ポケパーク カントーが楽しく、そして野心的な試みであることは間違いない。見事なポケモンの建造物、趣向を凝らしたフードやドリンク、ワクワクするライドやアトラクション、そして600匹を超える等身大のポケモンたち。家族で楽しめる同施設は、少なくとも一度は体験してみる価値がある。
さあ、空飛ぶピカチュウに乗って、ポケモンのスナックを味わい、運がよければジムでのショーを楽しみ、記念撮影や限定グッズのチェックも忘れずに。何といっても、ポケモンゲットだぜ!
©2026 Pokémon. ©1995-2026 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
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