2018年7月の人気記事を紹介。7月は、11ヶ月連続1位だった、秋葉原の大人のデパート エムズがついにその座から陥落した。
日本語と英語両方で東京の最新情報を紹介しているタイムアウト東京。定番の観光地や新着イベント、ニューオープン情報、映画レビュー、インタビューなど内容は多岐にわたる。この記事では、英語版ウェブサイトに掲載されているレストランやショップ、ホテル、公園などのヴェニューに焦点を絞り、2018年8月の人気記事を紹介。タイムアウト東京の外国人スタッフの解説とともに、上位20記事を見ていく。英語版の主な読者は外国人のため、ランキングは、東京を訪れる外国人がどこに注目しているかを示していると捉えていいだろう。8月は、美術館・博物館が躍進した。
以下が20〜11位。
19. gr8 ※New!
19位のセレクトショップGR8は、ここ1年ほどずっと30〜50位に付けていたが初のトップ20入り。ラフォーレ原宿のセレクトショップで、国内外のデザイナーズブランドの洋服やアクセサリーなどが並ぶ。オランダ出身ライターのカースティ・バアーズは、「外国人旅行者の中では、日本のおしゃれな場所と言えば『原宿』『竹下通り』というようなイメージが強く、ラフォーレ原宿はその聖地として知られる存在」と指摘。GR8の和風な外観と、エッジの効いた品揃えが外国人の興味を引いている。
GR8
続いて10〜1位。
8月のランキングの特徴が、美術館ヴェニューの躍進。ベスト20に初めて登場した東京都庭園美術館を初め、森美術館(13位)、森ビル デジタルアート ミュージアム エプソン チームラボボーダレス(11位)、東京都美術館(8位)、スヌーピーミュージアム(7位)、チームラボ プラネッツ TOKYO(3位)がランクインした。
今年9月24日で閉館し、来年秋に町田市に移転オープンするスヌーピーミュージアム
7月の18位から順位を上げた東京都美術館では現在、『没後50年 藤田嗣治展』と『BENTO おべんとう展―食べる 集う つながるデザイン』が開催中。バアーズは「藤田さんは海外でも名のある画家で、弁当は海外のランチボックスとも違う独自の文化。どちらも外国人にとっては興味深い」と人気上昇の要因を予想した。
東京都美術館
1〜3位の順位は前月と変わらず。原宿乃豆柴カフェは、7月にそれまで不動の1位だった大人のデパート エムズからその座を奪ったが、8月も順位を譲らなかった。長期政権になりそうな予感がするほどの人気ぶりだ。