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アジア初上陸となる東京では「天空のサンクチュアリ」がコンセプト

「サステナビリティラグジュアリー」という新たな概念のホテルブランド「1 Hotel(ワンホテル)」が2026年3月5日、赤坂に開業した。2015年にマイアミとニューヨークに同時にオープンし、北米を中心にメルボルンやコペンハーゲンなどでも展開。13施設目となる「1 Hotel Tokyo」は、アジア初上陸となる。
ブランディングを手がける「スターウッド・ホテルズ&リゾート」の最高経営責任者(CEO)、ラウル・レアル(Raul Leal)は「ラグジュアリーホテルは世の中に貢献できる」と信じ、自然と共生した上質な空間というだけではなく、循環について考えるプラットフォームとなることを目指している。東京では、長い鎖国政策の間、限られた資源を大事に使い切り、循環都市として機能していた「江戸」に学ぶという。
「赤坂トラストタワー」の38~43階に位置するこのホテルは「天空のサンクチュアリ」がコンセプト。「高さ」を体験として演出し、都会の中心地にいながら「東京タワー」や皇居の緑に癒されるだろう。
ロビーエントランスでは、栃木県宇都宮市大谷町一帯で採掘される「大谷石」の石壁に、コケや再生木材のパネルが調和した垂直型のボタニカルインスタレーションがゲストを出迎える。コミュニティーを機能させる「井戸端会議」としてのラウンジやバー、ダイニングにも、自然や環境について見つめ直す仕掛けが点在しているのが特徴だ。
「SPOTTED STONE(スポッテッド ストーン)」は、50種類以上のジャパニーズクラフトジンを揃えたバー。雲や気流をモチーフにした意匠や左官仕上げの壁、無垢(むく)材のカウンターが、自然と調和するバイオフィリックデザインとして温もりを伝えている。
「NiNi(ニニ)」は、南仏と日本という融合する2つの要素をテーマに、
ソースには、ペッパーの代わりに山椒を、
メニューは、天然炭で火を入れたグリル料理や自家製パスタなど、大人数でシェアするスタイル。朝食のオレンジジュースの残りをジャムにするなど、食材を無駄なく再利用している。「東京NEO-FARMERS!」など東京近郊の若手農家を、継続的な仕入れによって応援し、生産した野菜やハーブを手に取れるようディスプレーするなど、味わうだけでなく、農業の未来について多角的に考える場としている。
そのフィロソフィーは各客室にも息づく。24室のペントハウス&スイート、5室のユニバーサルルームを含む全211室は、生き生きとしたグリーンに囲まれ、石や無垢材、再生素材を生かしたオーガニックな空間だ。
「水」という資源の重要性を再認識してほしいという思いから、バスルームには砂時計を設置。各客室にはプラスチックの使い捨てを防ぐべく浄水タップが備えられ、古いワインボトルを再生したグラスを採用している。
象徴的なのは「1 Less Thing」という木のプレートに刻まれたメッセージ。旅行中に荷物が増え、手放したくなった衣類は部屋に残し、地域コミュニティーに寄付する――不要なものをごみにせず、必要な誰かへとつなぐ取り組みだ。
滞在することが気づきや次なる行動へのきっかけとなる、そんな体験型ホテルが誕生した。自然の美しさや豊かさを改めて実感できる、特別な宿泊体験をしてみては。
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