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自宅で楽しめるダンスビューイング

バレエ&ダンスの名作を自宅で無料鑑賞

編集:
Time Out Tokyo Editors
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タイムアウト東京 > アート&カルチャー > 自宅で楽しめるダンスビューイング

テキスト:高橋彩子

外出を控えている中でも楽しめる、バレエ&ダンスの無料オンラインビューイングを紹介。現在、多くの劇場が無料で映像配信を行っており、自宅で見られる映像がざくざくだ。ダンスを初めて見る人にも、掛け値なしにおすすめできる映像を独断と偏見でセレクト。

  • ダンス

ご紹介第一弾は古典から。ドイツのシュトゥットガルト・バレエ団が2020年3月31日(火)まで公開しているのは、同バレエ団が生んだ名バレリーナであり芸術監督としても活躍したマリシア・ハイデの演出・振付の『眠れる森の美女』。 初演は1987年だが、今回の映像は昨年12月に収録されたもの。チャイコフスキーの壮麗な音楽とともに、古典に細やかな工夫を施して送るこのプロダクションは、さまざまな意味でバレエデビューにぴったりだ。 

  • ダンス

3月に来日公演を予定しながら、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で公演中止となったバットシェバ舞踊団。芸術監督として長年率いてきた振付家オハッド・ナハリンの、在任中の最後の作品『Venezuela-ベネズエラ』を上演するはずだったため、悲しみに暮れたファンも多いだろう。 彼の作品のうち『DECA DANCE』『LAST WORK』は現在(2020年3月28日)、ネットで視聴可能。コンテンポラリーダンスの中でも、人間離れした強靭(きょうじん)で奇妙な動きや、ユーモアと神秘性が混じり合う不思議なテイストで、一頭地を抜くナハリン作品は、ダンスを見慣れない人にもぜひ体感してほしい世界だ。

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  • ダンス

外出を控える中でも楽しめる、バレエ&ダンスの無料オンラインビューイングの総集編。第1回 シュトゥットガルト・バレエ団『眠れる森の美女』、第2回 バットシェバ舞踊団『DECA DANCE』『LAST WORK』に続き、ここでは世界各国のバレエを中心にさまざまなダンスビューイングを紹介する。この機会に、あなたも自宅でバレエ&ダンスの鑑賞デビューを。

もっとダンスを楽しみたいなら......

  • ステージ

ドイツのデュッセルドルフとデュースブルクに拠点を置くバレエ団「バレエ・アム・ライン」が今秋、初来日する。上演するのは、2009年から芸術監督を務めるマーティン・シュレップァーが昨年振り付けを行い、ドイツで高い評価を得た『白鳥の湖』。古典的な『白鳥の湖』と違い、本作にはおとぎ話の夢々しさや物々しさは皆無で、モノトーンのシンプルな世界が特長だ。2020年からはパリ・オペラ座エトワールのマニュエル・ルグリの後任としてウィーン国立バレエ団芸術監督に就任する彼に、『白鳥の湖』について聞いた。

スペイン国立バレエ団、大盛況のうちに幕を閉じたAプロをレポート
  • ステージ
  • 演劇&パフォーマンス

現在、来日中のスペイン国立バレエ団。バレエ団と言っても、スペイン舞踊をベースに様々なジャンルの踊りを取り入れているカンパニーだ。芸術監督は39歳の俊英アントニオ・ナハーロ。ダンサー、振付家として活躍し、フィギュアスケート界でも、ソルトレイクシティオリンピックで優勝したアイスダンスペアのマリナ・アニシナ&グウェンダル・ペーズラの『フラメンコ』や、トリノオリンピックで銀メダルに輝いたステファン・ランビエールの『ポエタ』などを振り付けたことで知られている。2011年、史上最年少での着任以来、ナハーロは団のレパートリーを育みながら、精力的に新作も発表。ここでは、大盛況のうちに終わったAプロの模様を伝えよう。

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インタビュー:笠井叡(かさい あきら)
  • ダンス

作家でフランス文学者の澁澤龍彦(しぶさわ・たつひこ)の絶筆である小説『高丘親王航海記』が、舞踊家、笠井叡(かさい・あきら)の手でダンス作品に。平城天皇の皇子である高丘親王が天竺を目指して航海に出たという実話をもとにした、澁澤独自の幻想奇譚(きたん)だ。生前の澁澤と深い親交を結んでいた笠井が語る、本作への思い、そして自身の舞踊観とは。

インタビュー:平山素子
  • ダンス
  • コンテンポラリー&エクスペリメンタル

難解でとっつきにくい印象のある、コンテンポラリーダンス。しかし近年、学校教育に取り入れられたり、日本の芸能界にも経験者が目立つようになり、徐々にではあるが一般的な人気を集めつつある。そんなコンテンポラリーダンス界に、常に新たな革新を迫りつつも、純粋に人間の身体への興味を掻き立てる振付でシーンに刺激を与え続けてきたのが、平山素子だ。2016年3月25日(金)からの3日間に上演予定の最新作、『Hybrid -Rhythm & Dance』の稽古を行っている平山に、作品の会場でもある新国立劇場で話を聞いた。

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インタビュー:石井則仁(山海塾)
  • アート

日本の美意識から生まれ、世界のコンテンポラリーダンスに多大な影響を与えた「舞踏」。その中心的な役割を担っているグループの1つが、1975年に結成され現在もパリ市立劇場を拠点に活動する山海塾だ。2017年11月には東京でも新国立劇場にて『海の賑わい 陸(オカ)の静寂―めぐり』の上演が控えている山海塾の、新しい世代のダンサーにタイムアウト東京は注目した。1984年生まれの舞踏家、石井則仁に聞く、山海塾との出会いやアートとビジネスの関係。

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