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谷根千で食べるべきかき氷 4選
下町の夏はグルメかき氷を食べ比べる
写真:Hiroya Tsunekawa
古くは平安時代から食べられていたとされるかき氷。削った氷と甘いシロップさえあれば楽しめる手軽さから、現代まで愛されてきた夏スイーツの王様だ。
ここ数年でかき氷は目覚ましい進化を遂げた。人工甘味料を使わない果実100%のシロップや、ケーキ顔負けのトッピング、おやつの概念を超えたボリューム……。今回は、甘味処の名店が数多く軒を連ねる谷根千エリアから、流行をけん引する極上のかき氷を紹介したい。
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レオニダス流かき氷
カフェqum
ベルギー王室御用達のチョコレートの名店レオニダス。上野桜木の販売店には、オリジナルカフェのqumが併設されている。ランチメニューやレオニダスのチョコレートを使ったスイーツ、ドリンクを楽しめるこのカフェでは、実はかき氷も販売されている。
一番人気は、マスカルポーネソースとココアパウダーを使った『ティラミス』。ココアパウダーのほろ苦さが甘いソースを引き立てるデザート感強めのかき氷だ。氷の上にはレオニダスのチョコレートがトッピングされており、チョコレート好きにはたまらない一品。手作りのマンゴーシロップとミルクソースを使った『完熟マンゴー』や、特製ミックスベリーソースとイチゴのコンポートが目にもおいしい『トリプルベリー』など、フルーツのかき氷も見逃せない。
グラタンと禁断の食べ合わせ
ひみつ堂
連日行列の絶えないかき氷の人気店、ひみつ堂。季節を問わず行列を作る人気ぶりの理由は、店主の強いこだわりにある。店内は「かき氷は暑いところで食べてほしい」という店主の思いからあえて空調を利かせていない。
氷は店主が直々に採氷した天然水の氷を使うという並々ならぬこだわり。美しい氷が手動の氷削機で目の前で素早く削られていく光景は、日本人のみならず外国人にも感動を与える、もはや谷中の名物である。かき氷のメニューは、季節や日によって頻繁に変更される。季節の花をイメージした色鮮やかなかき氷や、旬の食べ物を使ったシロップのかき氷など、いずれも天然の食材を生かした自然な味がたまらない。実は、メニューにはかき氷だけでなくアツアツのグラタンも存在する。かき氷と一緒に注文すると、冷たいと熱い、甘いとしょっぱいが交互に楽しめる黄金の組み合わせだ。
マスカルポーネクリームの誘惑
カフェ ケープルヴィル
築70年の古民家カフェ、ケープルヴィル。かつてフランスに暮らし、現在も国内外問わず活動する写真家の若山和子の写真館に併設するカフェだ。フレンチをベースとしたデリプレートが人気の店だが、夏にはボリューミーなかき氷も登場する。
全てのかき氷メニューには濃厚なマスカルポーネクリームが使用されており、甘いシロップと絶妙なハーモニーを作り出している。一番人気という『苺みるく&マンゴー』は、イチゴとマンゴーの2つのシロップが味わえることに加え、氷の中に砕いたビスケットときな粉が入っており、最後まで飽きることなく食べられる一品。ちなみに、『ほうじ茶ミルク』にはサツマイモのペーストが、『宇治抹茶金時』にはあんこが潜んでいるという。こうなれば、全てのフレーバーを制覇せずにはいられない。
「夏休み」なクラシックスタイル
芋甚
焼き芋屋として大正時代にスタートしてから、四代に渡り引き継がれてきた老舗の甘味処、芋甚。かき氷の販売は少なくとも戦前から行っていたとされ、谷根千エリア最古のかき氷店のひとつだ。自家製の黒蜜ときな粉を使った『氷黒みつきな粉』は、まるでわらび餅がかき氷に変身したような味。中には製法は企業秘密の寒天も入っており、これまた黒蜜との相性が抜群である。
ほかにも、牛乳とレモンシロップを混ぜ合わせた牛乳蜜の『氷牛乳』や、イチゴシロップと練乳の組み合わせがたまらない『いちごミルク』など、昔懐かしい味がそろっている。子ども時代の夏休みを思い出したいなら、ぜひ訪れるべき名店だ。
夏らしいこと、してる?
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東京、ナイトプール2019
梅雨が明ければ、夏本番。蒸し暑い夜に悩まされる日も増えるだろう。しかし、うなだれるのはまだ早い。東京にはそんな日にこそ満喫したいラグジュアリースポット、ナイトプールが存在するのだ。大人がはしゃげる新しい遊び場として昨年から注目を集め、今年も各ホテルが趣向を凝らしたフォトジェニックでムード満点のプールをオープンする模様。昨年に増してパワーアップした空間で、カクテル片手に熱帯夜を思い切り楽しもう。