カフェ アコリット
Photo: Analicia Graca | ケーキセット
Photo: Analicia Graca

東京、食器が選べる名喫茶3選

シャンソン歌手の手がけるカフェや名曲喫茶、紅茶専門店で自分色のカフェタイムを楽しむ

Karin Minamishima
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タイムアウト東京 > Things To Do >東京、食器が選べる名喫茶3選

「自分で選ぶ」とは一体どんなことなのだろう。

近年Z世代の中で、自分らしい世界観を表現できるカフェが人気を集めている。お気に入りの空間で撮影した一枚をSNSに投稿することは、Z世代にとって自己表現の一つだ。しかし、同じ店で同じメニューを同じような構図で撮影する投稿が増える中、「自分らしさ」を表現するハードルは少しずつ高くなっている。

そこで注目したいのが、自分で好きな食器を選べる喫茶店やカフェ。カップやソーサー、プレートの組み合わせ次第で、一杯のコーヒーや一皿のスイーツも、自分だけのスタイルへと変わる。器選びまで含めて楽しめる店なら、写真にも自分らしい個性が宿るはずだ。

本記事は、Z世代を中心に消費者研究やマーケティングを行うサイバーエージェント次世代生活研究所とのコラボレーション企画の第二弾。Z世代が訪れる「食器選択カフェ」の人気の背景や心理を同研究所が調査し、タイムアウト東京がそれらのインサイトにマッチする「食器が選べる名喫茶」をセレクトした。

食器を選ぶという小さな行為には、多くの選択肢の中から「自分で選ぶ」ことの喜びが詰まっている。次にカフェを訪れるときは、ドリンクやスイーツを味わうだけでなく、「どんな器で楽しむか」にも目を向けてみては。

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1.洋食器の森に迷い込む。

カフェ アコリット

「目白駅」近くの小さな坂を下る途中に佇む「カフェ アコリット」。シャンソン歌手の高梨雄太郎がオーナーを務め、香り高い紅茶やケーキが味わえる。

棚に並ぶポットやティーカップ

特筆すべきは、店内に並ぶ洋食器のコレクション。「両親が洋食器マニアだった」という高梨の目利きで集められたウサギや猫、クマなどをかたどった遊び心あふれる陶器のティーポットが何百個も並び、どれも独特のオーラを放つ。ゲストは好きなティーポットやカップ、ケーキ皿を自由に選べるため、自分色のティータイムを楽しめるだろう。

景徳鎮の職人が作る猫のティーポット

同店のトレードマークともいえる猫のティーポットは、世界最高峰の磁器として知られる景徳鎮(けいとくちん)の職人が、この店のためだけに制作したもの。良質な石灰を用いた磁器は、なめらかな質感と透明感のある白さが美しい。

店内ではシャンソンのライブも随時開催。アップライトピアノやフランスで買い付けたシャンデリアなど、空間を彩る調度品にも目を向けながら、ゆったりとした時間を過ごしたい。

2.名曲とファンシー食器を楽しむ。

名曲喫茶 カオリ座

「大久保駅」すぐの雑居ビル地下にある「名曲喫茶 カオリ座」。名曲喫茶や純喫茶を愛するオーナー・香織が営み、クラシック音楽が流れる店内には、店主が敬愛するアーティスト・真珠子のイラストやグッズ、荒木経惟の写真集などが並ぶ。ファンシーでありながらどこかダークな世界観が魅力だ。

店内

店にはサンリオのヴィンテージ食器が数多くそろい、好きなキャラクターや色、テイストを伝えると、それに合わせたカップやグラスでドリンクを提供してくれる。真珠子デザインのグラスももちろん用意。「薔薇(ばら)ミルク」や「菫(すみれ)ミルク」、「エルダーフラワーミルク」など、メルヘンチックなドリンクを味わえる。一口飲めば、この不思議な世界の住人になったような気分に浸れるだろう。

真珠子のグラスと「お出迎えセット」のイラスト

 18時以降は500円(税込み)のチャージが必要だが、デザートが付いてくるのもうれしい。

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3.ティーカップから奥深い紅茶沼にハマる。

喫茶 nanashian

恵比寿での間借り営業で評判を集め、行列のできる人気店へと成長した紅茶専門店「喫茶 nanashian」。2025年1月に麻布台で実店舗をオープンした。

店内は、深海を思わせる濃紺の世界で統一。キャビネットには「ロイヤルコペンハーゲン」「ウェッジウッド」「ナルミ」といった名門ブランドのカップ&ソーサーが並んでおり、訪れる人は好みに合う一客を選んで自分だけの一杯を楽しめる。ティーカップのコレクションは公式ウェブサイトでも公開されているので、気になる一客を事前にチェックしておくのもおすすめだ。

店内

店主は、生産地であるスリランカにも足を運ぶほどの紅茶愛好家。産地証明付きの良質な茶葉の中から、香りの華やかさや奥行き、余韻などを独自に評価し、厳選して仕入れている。「ダージリン キャッスルトン 春摘み」(ポットサービス1,310円、以下全て税込み)をはじめ、アッサムやキームンなど10種類以上を常時用意する。器のみならず紅茶そのものを選んで味わうことで、自分の好みを拡張することができるだろう。

名食器が並ぶキャビネット

看板スイーツの「白鳥の湖プリン」(1,100円)は、レトロな固めプリンの上に愛らしいスワンシューを乗せた、思わず心を奪われる一皿。香り豊かな紅茶と併せて楽しみたい。

スイーツや紅茶のほかにも日本茶やハーブティー、パスタやサンドイッチなどの食事メニュー、アルコールも充実。コンセントやWifiも完備され、非日常な雰囲気をまといながらカフェとしての実用的な機能も兼ね備えた場所になっている。

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花や緑に囲まれながら、丁寧に淹れられたコーヒーや手作りスイーツに心の糸を緩ませる。時にはそんな風に日常から離れる時間も必要かもしれない。今回は都内でもおすすめの花屋併設カフェを紹介する。

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高度経済成長期に建てられた団地には、今もどこか懐かしい風景が残る。近年、その中に若い感性を取り入れた魅力的なカフェが次々と誕生している。

世代を超えた多くの人々が暮らす広大な敷地には、緑豊かな公園があり、時間が緩やかに流れている。団地特有の穏やかさや温もりに引かれ、この場所を選ぶカフェオーナーも少なくない。地元の人々だけでなく遠方からわざわざ訪れる人も多く、地域のハブ的存在となる店もある。

今回は、そんな日本の暮らしの原風景である団地に生まれたカフェを特集する。

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  • Things to do

平成という「新しい時代」が終わってはや8年。ファッションのめまぐるしい流行や、ガラケーやウォークマンなどのテクノロジー、さらにはインターネットの台頭に人々は狂喜乱舞した。

そして今、平成はレトロとなって私たちの前に再び姿を現している。街角に残る雑誌やゲーム、おもちゃやファッションに触れると、あの頃の空気が鮮やかによみがえる。また、デジタルネイティブのZ世代にとって、平成のアナログなコミュニケーションや「デコ文化」による自己表現は新鮮に映るだろう。

本記事は、Z世代を中心に消費者研究やZ世代向けマーケティングを行うサイバーエージェント次世代生活研究所とのコラボレーション企画の映えある第一弾だ。Z世代の間で流行している「平成懐古」ムーブメントのリアルな背景や心理を同研究所が調査し、タイムアウト東京がそれらのインサイトにマッチする「平成カルチャー体験スポット」をキュレーションした。

Y2Kファッションの復権と共に、世代を超えて、平成が人を引きつけるのはなぜなのか。あの時代が残した足跡をたどりながら、今だからこそ見えてくる魅力をぜひ感じてほしい。

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