「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」で、ポーランド出身のポスター・グラフィック作家であり、アニメーション監督、製図工、舞台デザイナー、イラストレーターの肩書も持つヤン・レニツァ(Jan Lenica、1928~2001年)の個展が開催。ポスターやアニメーションのアートワークに加え、雑誌挿絵としての風刺画や舞台デザイン、キャラクター原画など、これまであまり紹介されることのなかった創作を一堂に紹介する。
第二次世界大戦後のポーランドでは、社会主義リアリズムに縛られない新世代アーティストが自由な表現を模索していた。その中でレニツァは斬新な表現で頭角を現し、国際的にも高い評価を受け、「ポーランド派」の旗手として知られるようになる。1966年の第1回「ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ」で金賞を受賞し、日本でも広く知られるようになった。
映画や演劇のポスターで知られる一方、アニメーション制作にも意欲的に取り組み、フレーム数を制約することでコラージュのような独創的な画面を生み出した。その中を、少し毒のあるキャラクターがコミカルに動き回る。
シュールで摩訶(まか)不思議なレニツァの世界が広がる本展。ぜひ堪能してほしい。

































