オヤツヤサン
Photo: Kisa Toyoshima

人気の焼き菓子店、オヤツヤサンが国立から桜新町に移転オープン

コミュニケーションを取りながらお菓子を届けたい、新店ではコーヒーなどのドリンクも提供

テキスト:
Shiori Kotaki
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焼き菓子を中心とした菓子作りをしているオヤツヤサン(OYATSUYA SUN)が、2020年9月26日(土)、国立から「サザエさんの街」としても知られる桜新町に移転オープンする。

工房併設の店舗で、店頭で焼き菓子を販売するというところは国立と同じスタイル。しかし、新店では大型のエスプレッソマシンを導入し、コーヒーやカフェラテ、黒糖コーヒー牛乳などのドリンクも提供できるようになった。しばらくの間はテイクアウトのみでの営業を予定しているが、状況が落ち着いた際には、店内のカウンターや店先のベンチに腰をかけ、ドリンクとともにその場で焼き菓子を楽しむこともできる。

オヤツヤサン
ドリンクはコーヒー類のほか、ゆくゆくは紅茶やレモネードなども用意(Photo: Kisa Toyoshima)

移転を決めたきっかけについて、店主の梅澤秀一郎はこう話す。

「これまではオンラインでの販売をメインに行ってきましたが、これからはお客さんとコミュニケーションを取りながらお菓子を届けたいと思い、それができる広さの場所に移転することを決めました。オンラインでは届けられなかった、店頭だからこそ提供できるお菓子も販売していきたいと思っています」

初めは国立で移転場所を探していたが、物件探しに難航。オヤツヤサンの創業が世田谷区奥沢であったことや、梅澤の生まれ育った街が桜新町であることから、国立でなければ桜新町に移転しようと考えていた梅澤は、このエリアでの物件探しをスタートさせた。そんな時、以前ポップアップイベントを行ったこともある桜新町のフラワーショップが店を閉めることになり、この場所を受け継ぐことに決めたのだという。

オヤツヤサン
オンライン販売がメインだった国立時代、店頭での販売は限られた日にちだけだったが、対面での店頭販売に力を入れた今は(オンラインも徐々に復活させていく予定とのこと)、店頭で菓子を購入できる日が増えてうれしい(Photo: Kisa Toyoshima)
オヤツヤサン
オヤツヤサン外観。店の入り口や壁にある植物は、前の前のフラワーショップ時代から3代にわたって受け継がれているもの。梅澤はこれからも大切に育てていきたいと話す(Photo: Kisa Toyoshima)

販売されるのは、『フォンダンショコラ』や『パウンドケーキ』『スコーン』など12種類の焼き菓子。今後は、季節の食材を使った菓子や、イートイン限定の菓子なども提供していく。また、奥沢時代に人気だったシフォンケーキの復活もあるかもしれないとのことで、こちらも楽しみだ。

対面での店頭販売に力を入れる形で、桜新町で新たなスタートを切ったオヤツヤサン。フレッシュなフルーツを使った菓子にシングルオリジンコーヒー……。店頭販売だからこそ楽しめる菓子を通して、また新たなオヤツヤサンの魅力に出合えることだろう。そして、会話を楽しみながら焼き菓子やコーヒーを店内で味わえる日が近いうちに来ることも心待ちにしたい。

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