フレーミング・リップスが巨大バルーンを使って「隔離ライブ」を披露

テキスト:
Hanako Suga
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東京では長く続いた営業自粛の規制緩和が少しずつ進み、ライブハウスなどの営業再開も間近だ。しかし世界レベルで見ると、まだまだ厳しい規制処置が取られている国も多い。ポストコロナ時代にフェスティバルやクラビングを安全に楽しめるよう、専用の防護服が誕生するなど、今後どういった形でライブミュージックを楽しんでいくのかが焦点になっている。

ロックバンド、ザ・フレーミング・リップスはライブ演奏をしながらソーシャルディスタンシングを保つユニークな方法を提案している。アメリカのTV番組『The Late Show with Stephen Colbert』で披露されたライブパフォーマンスでは、バンドと観客が一人ずつ巨大な風船の中に入り、「完全な隔離」を実現。演奏された曲は、1999年にリリースされた『Race For the Prize』だった。

バンドのライブパフォーマンスに、この透明のバルーンが登場することは多々あり、ボーカルのウェイン・コインが、バルーンの中に入りながらクラウドサーフをすることで知られている。また、2019年に行われたコインの結婚式でも、パートナーのケイティ・ウィーヴァーとバルーンの中で誓いの言葉を交わす様子が話題となった。

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ファンとしては、このライブを体感したいところだが、残念ながらバンドのツアーは来年夏まで延期。また、フレーミング・リップスが出演を予定していた『コーチェラフェスティバル』の中止も正式に発表された。

今年は音楽を愛するものにとってつらく寂しい1年となりそうだが、アーティストはこの間もずっと表現することを諦めず、それをさまざまな形で発信し続けている。大きなフェスティバルやモッシュピットの中で熱気を感じられるのは来年以降となりそうだが、それまではアーティストの活動やヴェニューを引き続き支援していきたい。

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