Photograph: Courtesy Production Club
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パンデミック中でもパーティーに行ける防護服「Micrashell」とは

テキスト:
Sarah Medina
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飛行機の座席が今後どのようなものになるのか、といったトピックが話題になっているが、パンデミック後のフェスティバルやクラビングはどう変わっていくのだろうか。ロサンゼルスを拠点とする会社Production Club(『スクリレックス』や『チェーンスモーカーズ』などのDJのステージデザインを手がける)は、近い将来、安全にフェスティバルへ出かけたり、夜遊びできるようにと、ある開発を進めている。

「Micrashell」と名付けられたこの防護服は、バーやコンサート会場、クラブといった「3密」の空間でも安全に過ごせるように研究されている。気密性の高いヘルメット(ウイルスの空気を洗浄する機能が付いている)と多機能ベスト、そして手袋で上半身を覆うことでウイルスを完全にシャットアウトする。

このスーツの魅力はウイルスに対する高い防護力の機能だけではない。外出するために着るのだから、ちょっとした楽しみも必要だ。

スーツにはドリンクを装備することができたり、蒸気供給システムやスピーカー、スマートフォンとの統合、カメラや音声起動といったユニークな機能も備えられるという。そのほかにも、光を使って気分やニーズなどを相手に示すことができる機能も付く予定だ。

機能の一部には、レインボーライティングや、赤いライト、ゆっくりと断続的に点滅する緑のライトなどが考えられているが、それぞれが何を意味するのかは考案中とのこと。スーツを自分らしくカスタマイズしたい人のために、ファッションアクセサリーやパッチ、マグネットなどオプションも。

パンデミック対策のためでなくても、このハイテクスーツを着て、一度はパーティーやレイヴに行ってみたい。

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