1. 谷保でしかできない5のこと
    Photo: yusuke tsudaクナーファ屋
  2. musubi くらしのどうぐの店
    Photo: Time Out Tokyo Editors
  3. 小鳥書房
    Photo: Yusuke Tsuda
  4. スナック水中
    Photo: yusuke tsuda
  5. 谷保天満宮
    Photo: Time Out Tokyo

谷保でしかできない5のこと

国立市の南側・進化する隠れ注目エリア

編集:
Genya Aoki
テキスト:
Tomomi Nakamura
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タイムアウト東京 >ご近所ガイド> 谷保でしかできない5のこと

国立市の南側に位置するJR南部線「谷保」駅周辺は、昔ながらの街並みや住宅街のイメージが強いが、このエリアはここ数年で大きな進化を遂げている。

さまざまな店が集うシェア商店「富士見台トンネル」を筆頭に、スタイリッシュなカフェやZ世代が手がけるネオスナック、アートや雑貨も楽しめる書店など、若手が手がけるいい店が続々と増えているのだ。ここではそんな近年注目のエリアの楽しみ方をお届けしたい。

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スナック水中

25年愛された「すなっくせつこ」を継承し、Z世代のママこと坂根千里が担う「スナック水中」は、開店から話題を浴び、国立の夜の社交場となっている。

初心者も馴染めるよう、メニューにはボトルキープやカラオケに至るまで、スナックの楽しみ方が書かれている点が印象的だ。客は20~30代が20%、40代~60代が65%と、多世代が集う空間となっている。

ドリンクは焼酎やウイスキーのほか「季節のおすすめ」カクテルやクラフトビールなど、親しみやすい酒もラインアップ。料理はスパイシーな「ナッツ」(500円)のほか、近所の町中華「永芳園」のジューシーな「焼き餃子」(600円)なども揃い、腹も満たされる。

オンラインが当たり前の時代だからこそ「密に人と繋がれる場で生産性のない時間に癒しを見出してほしい」という、坂根。女性も立ち寄れる社交場を目指し、イラストレーターのoyumiや、グラフィックデザイナーのステレオテニスをはじめ、20代・30代のクリエイターとのコラボイベントも不定期で開催している。

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小鳥書房

「ダイヤ街商店街」にひっそりとたたずむ書店兼出版社の「小鳥書房」には、「たったひとり」のために厳選された本のほか、雑貨や焼き菓子などが所狭しと並び、自由度の高い空間が広がる。

各棚に複数の棚主が商品を出品する「シェア型書店」で「街に開かれた本屋」として、さまざまな人と人、人と物をつなぐ場として機能している点が魅力的だ。壁面には貸し展示スペースがあり、個性豊かなアートが並ぶ。

店内には、小さなカフェスペースもあり、本を読む人のためのコーヒー「良夜ブレンド」(500円、以下全て税込み)や、福岡の農家が営む「椛島氷菓」のアイスキャンデー(200円から)なども販売。たとえ本を購入しなくとも、気軽に立ち寄りたくなる仕掛けが整っている。

月に1、2回はビールやウイスキーをたしなみつつ、語り合えるイベント「本屋BAR良夜」も開催しており、ひと味違った時間が味わえる。

本屋として開業する際、商店街の人々から背中を押してもらったという、店主兼編集者の落合加依子。今後は50年続く本屋を目指し、「この場を通して谷保に恩返しができたら」と語る。

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クナーファ屋

国立富士見台団地の商店街でモダンなのれんがひときわ目を引く「富士見台トンネル」は、小さな店を持ちたい人や実験的な商売を実践したい人に開かれたシェア商店である。

オープンキッチンは、スタッフと気軽にコミュニケーションを取りやすい空間となっており、個性的な店が日替わりで出店している。

中でも足を運んでおきたいのは、水曜日営業の「クナーファ屋」だ。中東で愛される郷土菓子「クナーファ」の専門店である。

看板メニューは「クナーファ キシュナ」(600円、以下全て税込み)と「クナーファ ナーイメ」(700円)の2種だが、特におすすめは糸状の生地をベースにした「クナーファキシュナ」。パリパリの生地ととろりとしたチーズの食感の対比がクセになる。華やかなローズの香りや、香ばしいピスタチオも絶妙なアクセントとなっている。

店主の山田柊は、国際協力系の学生NPO法人での活動を終えたのち、自然な形でパレスチナと交わる方法を模索し、店を開業することを決意したそうだ。現地の味を再現した同店で、東京ではなかなか味わえない中東気分を満喫しよう。

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谷保天満宮

谷保駅から3分ほど歩いたところにある「谷保天満宮」。東日本における天満宮としては最も古く、湯島天神、亀戸天神とならんで、関東三天神と呼ばれている。

1908年に行われた日本最初のドライブツアーの目的が当神社で、事故や故障なく終えることができたため、交通安全発祥の地としても知られる。

そんな神社では、1月中旬から3月にかけて約350本紅梅白梅が咲き誇り、春の訪れを感じることができる。

2024年2月24日(土)~25日(日)には、「梅まつり」も開催予定だ。琴の演奏やお囃子、天神太鼓、演武なども披露されるので、必見である。

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暮らしを豊かにする。
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むすび くらしのどうぐの店

落ち着いた土地に佇む、日々の暮らしが豊かになるようなアイテムを販売するセレクトショップ。店内には、靴下や布巾、器、箸、洋服など、厳選された良質なアイテムが揃っている。

ささやかだけれど美しくしっかりと生活に寄り添ってくれるものを軸に道選ばれた道具には、小さな札がかかり、丁寧な手書き文字で紹介が書かれているところも印象的だ。

また、雑誌「暮しの手帖」の大ファンとのことで、初期のころからの暮しの手帖が店内にずらりと並んでいるのも圧巻である。

ゆったりとした居心地のよい雰囲気の店内はもちろん、まるでジブリの世界に迷い込んだかのような可愛らしい外観も見逃せない。どこをとっても心がくすぐられる温かな店である。

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タイムアウト東京  Things To Do > 国立でしかできない5のこと

中央線の国分寺駅と立川駅の中間にできた駅という意味で、両駅から1字ずつ取って名付けられたのが国立市の由来だ。南口には一橋大学国立キャンパスがあり「大学通り」の桜並木は都内の名所としても知られ、春には多くの人でにぎわう。

手話で接客を行うスターバックスのサイニングストア「nonowa国立店」がある町としても名高い。魅力的な独立書店やカフェ、バー、雑貨店、ギャラリーなども多く存在しており、豊かな文化を育んできた町だ。ここでは、中でもユニークなヴェニューを5件紹介しよう。ぜひ散策を楽しんでほしい。

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タイムアウト東京 >ご近所ガイド> 立川でしかできない5のこと

5月上旬はネモフィラの花が咲き誇るなど季節ごとに見どころがあり、都内から多くの人が集まる「国営昭和記念公園」がある駅として有名な街、立川。「イケア 立川」があるほか、映画好きなら、爆音上映を世に広めた立役者である「シネマシティ」もよく知るところだろう。

2020年には大型ライブハウスを併設した未来型の文化都市空間「グリーンスプリングス」が誕生し、一気にあか抜けた感もある。その進化は2023年もとどまるところを知らない。

ここでは、近年急速に盛り上がりを見せている立川の中でも、ホットなスポットを5つ紹介しよう。アート、憩い、食、ショッピングといずれもローカルな魅力を残しつつも、ハイクオリティーな場所ばかり。ぜひ「ハイローカル」な街を探索してほしい。

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タイムアウト東京  Things To Do > 国分寺でしかできない5のこと

JR中央線快速で新宿から30分。国分寺崖線とよばれる斜面地や湧水、貴重な樹林など緑豊かな土地で、都市の喧騒(けんそう)から離れたのどかな町だ。一方で、1970〜80年代には「ヒッピーの聖地」とも呼ばれ、個性的な店や人が多く集まるエリアでもある。

文化と自然のバランスがほどよくとれた地味な都市という印象だが、実は東京都内でも有数の魅力を秘めたスポットがいくつも存在する。ここでは、そんなきらめく魅力を持った店を5件だけ紹介しよう。

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