荻窪、ご近所ガイド(南口編)

文化を感じる荻窪駅南口でぶらり歴史散歩

作成者: Shiori Kotaki |
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テキスト:間庭典子

大正から昭和初期には「西の鎌倉、東の荻窪」と呼ばれ、都内近郊の別荘地として人気があった荻窪。近衛文麿元首相が別邸、荻外荘を構えたり、井伏鱒二や与謝野晶子など、多くの文化人が住んでいた。閑静な住宅地のイメージが強い南口だが、個性的な店舗が点在し、実は知る人ぞ知るグルメスポット。歴史と文化の街を散策して楽しもう。

レストラン, カフェ・喫茶店

焼きたてパンの香りをかぐ。

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パンとカフェ えだおね

自家製酵母と、その酵母と相性のいい小麦にこだわったベーカリーカフェ。奥のキッチンから次々に焼きあがるパンの香りで、幸せな気分に。また、長時間熟成させたハード系やふわふわのあんバターパンなど、あらゆるタイプのパンが並んだ光景には心が踊る。バゲットを使ったベトナムのバインミーなど、カフェメニューも充実。入口のスロープや広々とした通路で、ベビーカーや車いすでも入りやすいように設計されている。テラス席はドッグフレンドリーで、犬用の水飲み場もある。

ショッピング

自分だけの逸品を選び抜く。

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アステラス器物家

毎日の生活の中で、丁寧に使い続けていきたい器や布、かごを全国から厳選した情報発信型のショップ。月に一度は企画展も開催し、インドとあきる野に工房がある真木テキスタイルスタジオの織物や、オカべマサノりの古代ビーズアクセサリーなど、人気作家の新作も紹介している。ほかでは手に入らない一点ものを求めて、多くのファンが訪れるそうだ。暮らしを彩るとっておきの逸品を手に入れ、長く使い続けていきたいなら、ぜひ一度足を運んでみては。

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レストラン

菜食野菜カレーを食べまくる。

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ナタラジ 荻窪店

野菜や豆が主役の自然派インド料理レストラン。なかでも15時までのランチブッフェは、4種のカレーとライス&ナン、サラダ、デザートが飲み物付きで食べ放題(1人990円)。もちろん、カレーは野菜だけのベジタリアンカレーで、肉や魚は大豆でできたベジミート。本物そっくりの食感や歯ごたえには驚く。卵、乳製品も使わないビーガンメニューも並び、マクロビやハラルにも対応。ベリーダンスなどの民族舞踊や音楽のライブも不定期で開催しているそう。

レストラン, カフェ・喫茶店

フィンランドのリビングでくつろぐ。

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フィンランドカフェ キエロティエ

扉を開くと、そこはフィンランド。キエロティエは、ムーミンやマリメッコのプリントなど、フィンランドならではの雑貨が並ぶ北欧カフェ。ほっこり系インテリアの中、ゆるやかな午後を過ごせる。焼きたてのシナモンロールは、飲み物付きで750円。風味豊かなフィンランドコーヒーやハーブティは、アラビア、イッタラなど、フィンランドブランドのカップに注いでもらえる。雑貨や食材も販売もされており、自宅でこの世界観を再現できるのも嬉しい。

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レストラン, コーヒーショップ・喫茶店

名曲に包まれ午後を過ごす。

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名曲喫茶ミニヨン

5000枚以上のコレクションを誇る、クラシックの名曲喫茶。名盤を聴きながら、ゆったり過ごすことができる。開店は昭和36年。まだレコードが高価だった時代には、音楽好きの学生が競い合うようにリクエストしたのだそうだ。ギャラリー、コンサート会場としても機能し、店内にはグランドピアノやチェンバロも。柔らかい光が差し込む時が止まったような空間で、本を読んだり、原稿用紙に向かったり、皆それぞれの時を過ごしながら音楽鑑賞を楽しんでいる。アルコールメニューもあり、夜もくつろげる。

ホテル, 旅館

文豪気分で缶づめになる。

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西郊ロッヂング

関東大震災直後に建てられた元完全洋間の高級下宿。愛新覚羅溥儀(ラストエンペラー)の弟が、日本に留学中住んでいたこともある。当時の面影をそのまま残す国登録有形文化財であり、レトロな建築好きが見学に訪れる。今なお、青銅のドーム屋根の建物はレトロなアパートメント。本館は旅館西郊として営業し、素泊まりなら6,500円から宿泊可能。丸窓や波打つガラスなど、当時のままの意匠に風情があり、映画のロケ地として使われることも。昭和の文豪気分になって自ら「缶づめ」になってみるのもいい。

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ショッピング

懐かしデザインの逸品を探す。

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イエ イエ

ミッドセンチェリーモダンな家具や昭和ロマンを感じる食器、雑貨など、どこかなつかしいヴィンテージをセレクト。時計やラジオなど、レトロでもまだ使えるものばかりで、ただ飾るのではなく、生活の中で「働いてくれる」アイテムを揃えている。マガジンラックやスリッパたてなど、そのまま持ち帰れるサイズのものも多い。しかも、驚くほどリーズナブルだ。インテリアのイメージチェンジの第一歩として、ぜひお気に入りの逸品を部屋に連れて帰ってほしい。

レストラン

ワイン片手にジモティと語る。

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ピグローネ

荻窪地元民が集うイタリアンバル。グラスワインは一杯500円からで、常に白赤各数種類セレクトされている。旬の素材を使った前菜はトリッパのトマト煮、肉汁たっぷりサルッチャなどほぼ一律500円。注文後に調理してくれるため、できたて熱々なのも嬉しい。500円メニューのほか、本格的な肉料理や冬には子羊ラグーの平打ちパスタなどもあり、しっかり食事をとることもできる。カウンター11席がメインだが、奥にテーブル席もあり。

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アトラクション, 公園&庭園

屋敷の主人になりきる。

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大田黒公園

ドボルザークなどを日本に初めて紹介した音楽評論家、大田黒元雄の邸宅をそのまま公園に。樹齢100年経つイチョウ並木を進むと、地形を生かした回遊式日本庭園が広がり、茶室や東屋などでくつろげる。1933年に建てられた大田黒の仕事場だった邸宅離れの洋館には入館することも可能。スタンウェイ社製のピアノや蓄音機が展示され、コンサートなども開催される。紅葉が美しい2018年11月23日(金)〜12月2日(日)は、開園を20時(土・日曜・祝日は21時)まで延長し、夜のライトアップも楽しめる。

レストラン

気持ちも蒸されてほっこりする。

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酒場 ななめ

蒸し料理が自慢の居酒屋。厨房のせいろから湯気がもくもくとのぼり、期待が高まる。席に座ると熱々に蒸されたおしぼりが。2時間せいろで蒸したという骨付き鶏などの蒸し料理はもちろん、肉豆腐や刺身、日替わりポテトサラダなどの居酒屋メニューも名物だ。日本酒の燗は、なんと蒸し燗。蒸すとよりまろやかな味になるという。お通しはサラダで、蒸し野菜などのヘルシーメニューも充実。小籠包も一個100円からオーダーでき、女性ひとり飲みにも優しい店だ。

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レストラン, カフェ・喫茶店

アートな空間と香りに誘われる。

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ブラウ エスプレッソ

ギャラリー?ブティック?と迷ってしまうような、アーティスティックなコーヒースタンド。中を覗くと、コーヒーのいい香りが漂い、エスプレッソは200円、カプチーノやカフェラテは400円で味わえる。深夜2時までオープンし、500円で各種ハイボールや純米吟醸、自家製サングリアなどを楽しめるバー ブルーノとしても同時に営業。店内にディスプレイされたスケートボードやサーフィン用のハンドサイズのボード、NAMIKIRIは、オーナーのYOがハンドメイドペイントした作品であり、販売もしている。

レストラン

80円焼き鳥でセンベロになる。

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焼鳥どん 荻窪店

なんと、国産鶏、国産豚モツ、備長炭仕様で全串80円。価格、味、ボリュームの3拍子揃った、コストパフォーマンス絶大な焼き鳥店だ。予約は一切受けないため、店にはいつも行列が。ポテトサラダが見えないほどローストビーフが重なった『ローストビーフポテトサラダ』(380円)や、『タルタルチキン』(380円)など、名物メニューも見逃せない。また、なみなみと焼酎が注がれたセンベロドリンクには、きっと驚愕することだろう。特等席は活気あふれるカウンターだが、子どもとも楽しめる小上がりの座敷席も家族客に人気。まさに、誰もが笑顔になれる一軒だ。

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レストラン

本場台湾の食堂を訪ねる。

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瑞鳳 南口仲通店

台湾人の姉妹が本格的台湾料理をふるまう名店。約100年前のレシピを忠実に守った絶品のちまきや、腸詰など、おなじみの台湾料理はもちろんのこと、日本ではなかなか食べられないモツ入り汁ソーメン、芝麻醤麺などの本格的な屋台料理も充実している。夜遅くまで営業しているので、居酒屋としての利用も。飲みながらのサッカー観戦も盛り上がり、味だけでなく台湾の文化交流ができる場としても人気。

バー

葉巻を燻らせ1日を終える。

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バー ル トロア

かつてたばこの売店だった空間にオープンした、5席だけの隠れ家的バー。マティーニなどのスタンダードカクテルはもちろん、ベースや味の傾向など、ざっくりとしたオーダーで好みのカクテルを作ってくれる。シガーを楽しむ人も多く、プライベートバーのように足繁く通う常連も。バーテンダーの里見良一は大の野球好きで、ウイスキー片手に野球談議に盛り上がることも多々ある。重厚なドアを思い切って開いてみると、新しい世界が開けるかもしれない。

北口編はこちら...

Things to do

荻窪、ご近所ガイド(北口編)

杉並から武蔵野や練馬エリアをつなぐターミナル駅、荻窪北口。駅ビルのタウンセブンやルミネなどもあり、住民にとってもショッピングの拠点になっている。駅前だけでも十分に事足りてしまうが、せっかくならばもう一歩深く、この街を歩いてみてほしい。本場のフレンチやエスニックを堪能できるレストラン、ハチミツ専門店 ラベイユのパティスリー、トップアスリートもトレーニングするクライミングジムや卓球道場など、実はマニアックな「聖地」が結集しているのだ。ここではぜひ、わざわざ「巡礼」してほしい14のスポットを紹介する。

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