東京、正月に行ける展覧会

森美術館、MOT、パルコミュージアムトーキョーなど三が日に開館している美術館

作成者: Time Out Tokyo Editors |
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東京の正月は、初詣を終えたらあとはNetflixざんまい……ではもったいない。暇を持て余しそうなら、美術館巡りの計画を立ててみてはいかがだろうか。本記事では、都内にある三が日から開催されている展覧会を紹介する。年末の慌ただしさのなかで行きそびれていた展示を一気に鑑賞するチャンスだ。

チェ・ジョンファ個展 花ひらく森
Alchemy, 2019 steel structure, acrylic bowls, chrome plating
アート

チェ・ジョンファ個展 花ひらく森

GYRE, 表参道

ギラギラ、ピカピカと鮮やかにきらめく造形物たち。コリアン・コンテポラリーアートシーンで最も影響力を持つアーティストの一人、チェ・ジョンファの個展が、表参道のギャラリーで開催される。 チェは、世界のありとあらゆるガラクタを収集し、組み換え、再配置することによって作品を生み出す。造形的にも視覚的にも華麗で、インパクトを持つ作品たちは、実はまぶしいほどにくだらないありとあらゆるものの集合でできているのだ。 注目は、天と地をつなげていくかのような「積み上げ」作品シリーズ。特に、天井から長く垂れ下がった『Alchemy』は、一見の価値があるだろう。生命力あふれる作品たちを、豊かな想像力で楽しんでほしい。      

アート

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく

東京都現代美術館, 清澄

デザイナーの皆川明が設立したブランド、ミナ ペルホネンの過去最大規模の展覧会が開催。『つづく』というタイトルは、ブランドの継続性とともに、モノや人が連鎖し、何かを生み出していく循環や連なりを想起させる。会場には生地や衣服、インテリア、食器などのほか、デザインの原画、映像、印刷物、皆川による挿絵など、創作の背景を浮き彫りにする作品や資料も披露される。美しいデザインとそこに込められた思いを目に焼きつけよう。

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ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史
ディエゴ・ベラスケス《青いドレスの王女マルガリータ・テレサ》1659年 油彩/カンヴァス ウィーン美術史美術館 Kunsthistorisches Museum Wien
アート

ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史

国立西洋美術館, 上野

オーストリアと日本の国交樹立150周年を記念し、ウィーン美術史美術館が所有する、世界屈指といわれるハプスブルク家のコレクションとともに、同家の個性豊かな人物たちを紹介する展覧会が、国立西洋美術館で開催されている。 見どころの一つは、歴代王女たちの肖像画。マルガリータ・テレサをはじめ、皇妃マリア・テレジア、マリー・アントワネット、エリザベトなど、麗しい顔立ちはもちろん、身にまとう意匠を凝らしたドレスも息を飲む美しさだ。 さらに、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の甲冑(かっちゅう)や、グリフィンを模った角杯、宝貝と金を使った小箱など、絵画だけでは味わえない、実物ならではの迫力を感じることができる展示も。600年に渡ってヨーロッパに栄華を極めた名門、ハプスブルク家の人々と宝物品に囲まれる、非日常的な時間が過ごせるだろう。  

アート

ダムタイプ|アクション+リフレクション

東京都現代美術館, 清澄

メディアアーティストグループ、ダムタイプの大規模な個展が東京都現代美術館で開催。 2018年のフランスのポンピドゥー・センター・メッスでの個展に、新作を含む6点の大型インスタレーションを加えた展示となる。また、中心的メンバーであった故・古橋悌二の作品と、次世代のメンバーを含む彼らの新たな試みが展開される唯一無二の空間も体験できる。 メンバーらによるアーカイブ展示やカタログレゾネも兼ねた図録の発行もあるので見逃せない。

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アート

未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか

森美術館, 六本木

AIやAR、ロボットやバイオなどの多様な先進技術の発展を踏まえて、ともに未来を考えることを目指した、未来と芸術展が森美術館で11月19日より開催。 タイトルをAIに生成させるなど先端技術の実践して企画された本展では、未来の都市の可能性や最新の技術を絡めた建築の動向、3Dプリンターなどによるデザインとライフスタイルの革新、ロボットやバイオ技術の進歩による人間の身体自身が被る変容などを扱う。 ゴッホの耳をバイオ技術で再現しようとした試みなど、アーティストが最先端の技術を応用した作品を集めたアトリエも展示される。異色の視点のようだが、アートと人類両方の未来を考えるためには見逃せない展覧会となるだろう。

特別展 ミイラ ~「永遠の命」を求めて
ウェーリンゲメン ミイラ オランダ、ドレンテ州、ブールタング湿原 紀元前40年頃~紀元後50年頃 ドレンテ博物館所蔵 Collection Drents Museum, Assen, The Netherlands.
ミュージアム

特別展 ミイラ 〜「永遠の命」を求めて

国立科学博物館, 上野

自然にミイラとなったものから人工的につくられたミイラまで、南米、エジプト、ヨーロッパ、オセアニア、日本など世界各地のミイラ43体が一堂に会する展覧会が、国立科学博物館で開催。 ミイラ文化のイメージが強い古代エジプトでは、人間のミイラのほかに、イヌ、ネコ、ヒツジ、魚などの動物ミイラもつくられていたり、湿地遺体(ボッグマン)と呼ばれる保存状態が非常に良いヨーロッパのミイラがあったりと、驚きにあふれたミイラとの出合いができる。 最新科学によって明らかになったミイラの実像や文化的・学術的な価値を知ることで、それぞれの地域が持つ死生観や文化の違いを知ることができるのも楽しめるポイントだ。

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アート

中野正貴写真展「東京」

東京都写真美術館, 恵比寿

誰もいない東京の姿を写した『TOKYO NOBODY』など、普段暮らしていながら誰も目にしたことがないであろう東京の風景を撮り続けている中野正貴の写真展が、東京都写真美術館で開催中。 本展は、『TOKYO NOBODY』に加え、ビルや民家の窓から垣間見た風景を写した『東京窓景』、川から撮影した都市を捉えた『TOKYO FLOAT』の『東京三部作』を中心に、新作・未発表作による集大成展となっている。 今回のために編成された『TOKYO TOWER』や、大型カメラによって画面の大きさを生かした4メートル超の巨大プリントなどが見どころだ。これら約100 点の作品を通して、中野は見るものに変貌し続ける東京のダイナミズムを体感させてくれるだろう。

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レストラン

元日から営業しているレストラン

年末年始の休暇は、家でくつろげる貴重な時間であると同時に、のんびりと旅行や街歩きを楽しめる時間でもある。だが当然、レストランやショップなどで働く人たちも、店を閉めて休暇をとる人が多くなる。どこかで外食しようと思っても、なかなか飲食店が営業していない。そんな困った事態にならないために、元日から営業しているビストロやラーメン店、洒落たカフェなどを紹介しよう。タイムアウト東京に掲載されている、レストランの中でも人気の高い店ばかりなので、味は安心してほしい。

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