GREEN×EXPO 2027
画像提供:GREEN×EXPO協会 | 会場イメージ
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「GREEN×EXPO 2027」について現時点で分かっている10のこと

会場やテーマ、公式キャラクターなどをまとめて紹介

Chikaru Yoshioka
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2027年3月19日(金)から9月26日(日)に、横浜で開催される国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」。テーマは「幸せを創る明日の風景」で、花や緑を入り口に、自然と人、社会の新しい関係を探る国際イベントとして注目が集まっている。開催地は横浜市の「旧上瀬谷通信施設」。少しずつ全体像も明らかになり、2026年3月19日(木)からは入場チケットの販売も始まる。

ここでは、現時点で分かっている主なポイントをまとめて紹介する。

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1. 日本で37年ぶりに開かれる国際園芸博覧会を知る。

GREEN×EXPO 2027は、オランダ・ハーグに本部を置く国際園芸家協会(AIPH)が認定する国際園芸博覧会の最高位区分「A1クラス」に位置付けられるイベント。花や植物を軸に、自然と人、社会の共生をテーマとした国際博覧会だ。日本での開催は、1990年に大阪で開かれた「国際花と緑の博覧会」以来となる。

開催期間は、2027年3月19日から9月26日までの約6カ月間。来場者数は約1500万人を見込んでいる。前回は2023年にカタールで開催され、約422万人が来場した。2022年にはオランダでも行われ、横浜で開かれる国際イベントとして国内外から注目を集めている。

2. 横浜・旧上瀬谷通信施設の広大な会場を歩く。

会場となるのは、横浜市旭区・瀬谷区にまたがる旧上瀬谷通信施設。2015年に米軍から返還された広大な土地が活用される。施設の敷地は約242ヘクタールで、そのうち約100ヘクタールが博覧会会場として整備される予定だ。

長年にわたり土地利用が制限されていたこのエリアには、農地や草地、谷戸地形などの豊かな自然が残る。相沢川や和泉川の源流もあり、都市近郊では貴重な自然資源が保たれている。

GREEN×EXPO 2027では、こうした樹林や地形、水の流れといった自然資源を生かした「Nature-based Design」による会場づくりを進める。会場に足を踏み入れれば日本の植物資源や文化を背景にした展示が広がり、世界各国の園芸文化に触れ、花と緑の中でこれからの食と農を体験できるだろう。

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3. 脱炭素や生物多様性を展示で体験する。

本博覧会は、地球環境の限界(プラネタリー・バウンダリー)を意識しながら、生物多様性の保全(ネイチャーポジティブ)、脱炭素(カーボンニュートラル)、循環型経済(サーキュラーエコノミー)などを推進することで、テーマ「幸せを創る明日の風景」の実現を目指す。

会場では、市民や企業、団体など多様な参加者が共創するエリア「Village出展」を展開。展示や体験型コンテンツ、飲食などを通じて、環境と共生する新しい暮らしの形を紹介する。

さらに、「花・緑出展」では、庭園、花壇、生け花、フラワーアレンジメント、盆栽、新品種・希少種などの作品が世界から集まる。

4. テーマ館や政府出展で植物と日本の自然観に触れる。

中心的施設である「テーマ館」「園芸文化展示」「政府出展」では、植物の力や日本の自然観を体験できる展示が登場。テーマ館では地球上の命の82%を占める植物の真の姿を、最新の映像技術と展示技術で伝える。また、東日本大震災の津波に耐えた「奇跡の一本松」の根など、植物と土中の菌類が築くネットワークを最新の研究成果に基づき紹介する。

園芸文化展示では、江戸時代を中心に発展した日本の園芸文化の精髄を紹介。屋外には当時の植木屋や花屋敷を再現し、季節ごとに植物を入れ替えることで、日本の園芸の高度な技術や自然観、季節感を体感できる。

政府出展では和泉川の流頭部に広がる自然環境を生かし、日本の里山風景を背景に、日本のみやびを華やかに表現した「令和日本の庭」を屋外に設置。屋内では農と緑が調和した都市・農山漁村の未来像を提示する。

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5. 公式マスコット「トゥンクトゥンク」と出会う。

公式マスコットは「トゥンクトゥンク(Tunku Tunku)」。宇宙のかなたから地球に憧れてやってきた精霊という設定で、植物をはじめとするさまざまな生命の気持ちに共鳴し、その思いを人間に伝える存在だ。

地球がきれいだと花を咲かせて踊り、環境が汚れると元気をなくすなど、人と自然のつながりを象徴するキャラクターとして描かれている。デザインは映像ディレクターでありアートディレクターの牧野惇が手がけた。

6. 万博建築を再利用するサーキュラー建築に注目する。

会場には、「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)で公開された「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」の組子ファサードが、屋内出展施設のファサードとしてリユースされる予定だ。

設計は建築家・永山祐子が手がけたもの。このファサードは、もともと「2020年 ドバイ国際博覧会」の日本館で使われた建築部材を再利用したものでもあり、今回実現すれば3つの万博を巡る建築となる。GREEN×EXPO 2027では、素材の調達から建設・運用・撤去・再利用までを循環させる「GREENサーキュラー建築」の取り組みの一環として位置づけられている。

また、シンボルとなった「大屋根リング」の木材も再活用。リングに使用された資材は、会場内の屋外庭園の花壇やデッキなどに転用される。さらにVillage出展では、木材の譲渡先である鹿島が「KAJIMA TREE(仮称)」を計画。大屋根リングの木材を先端技術で再生し、GREEN×EXPOの象徴として新たな形でよみがえらせる構想だ。

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7. 横浜が「花の港」と呼ばれた歴史をたどる。

1859年の開港以降、横浜は園芸植物の輸出入拠点として発展してきた。とりわけユリの球根は横浜港から欧米へと送り出され、1873年の「ウィーン万国博覧会」を契機に世界へ広がった。最盛期には横浜港からのユリ根輸出が日本全体の9割以上を占めたとされ、横浜は日本の花々が世界へ旅立つ「花の港」として知られるようになる。

現在、その歴史を未来へとつなぐ取り組みとして、「花と幸せがあふれる豊かな港まち・横浜」を掲げる花の港プロジェクトが進められている。GREEN×EXPO 2027に向け、市内の観光スポットを花で彩るYOKOHAMA SHOWER FLOWERSや、港の夜空を花火で照らすYOKOHAMA NIGHT FLOWERSなど、花と光で街の魅力を発信している。

8. ぬいぐるみなど公式グッズをチェックする。

トゥンクトゥンクのライセンス商品も登場している。ステーショナリーやアパレルなどのアイテムに加え、2026年1月には初の公式ぬいぐるみも発売した。

高さ約13センチの「お座りポーズ」が特徴で、柔らかなボア素材を使用したデザイン。ちょこんとしたポーズが愛らしく、思わずなでたくなるような肌触りだ。公式オンラインショップなどで購入できる。

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9. チケットを手に入れて来場準備をする。

開催の約1年前となる3月19日から入場チケットの販売が開始予定。公式ウェブサイトのほか、旅行代理店やプレイガイドなどでも購入できる。

前売りチケットとして、お得な早割価格の1日券(大人4,900円、12〜17歳3,000円、4〜11歳1,400円)に加え、期間中何度でも入場できる通期パス(大人2万8,000円、12〜17歳1万6,000円、4〜11歳6,500円)や、夏季限定の夏パス(大人1万2,000円、12〜17歳7,000円、4〜11歳3,000円)など複数の券種が用意されている。

10. 博覧会後に始まるまちづくりを見据える。

博覧会終了後、旧上瀬谷通信施設は新たな都市開発エリアとして活用される予定だ。環境と共生する未来型都市の実現に向けたまちづくりが計画されている。

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