現在「東京都美術館」では、わずか28年という短い生涯ながら、独自の表現主義的作品を残したエゴン・シーレ展が開催中だ。代表作として知られる「ほおずきの実のある自画像」をはじめ、ウィーンの「レオポルド美術館」のコレクションを中心に50点が鑑賞できる。
加えて、シーレと同時代を生きたクリムトやココシュカ、ゲルストルなどの作品も展示。早世の天才、シーレを通してウィーンの世紀末美術の世界に触れてみては。
歴史的建造物や東京藝大生の作品など、美しいものを見てリフレッシュしよう
タイムアウト東京 > THINGS TO DO > 週末、上野周辺でアート散歩を楽しむ5のこと
過ごしやすい季節だからこそ、春はやりたいことがたくさんある。「芸術」を満喫するなら、1日かけて展覧会やおしゃれなショップ、カフェを巡り、美しいものに浸るプランをおすすめしたい。
上野にはたくさんの美術館や博物館が集結しているが、駅周辺だけでもステンドグラスや彫刻を楽しめるなど、街中がアートにあふれている。ここでは、上野周辺を散策しながら楽しめるアートスポットを紹介。心を癒やし、来週を迎えるエネルギーを蓄えてほしい。
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現在「東京都美術館」では、わずか28年という短い生涯ながら、独自の表現主義的作品を残したエゴン・シーレ展が開催中だ。代表作として知られる「ほおずきの実のある自画像」をはじめ、ウィーンの「レオポルド美術館」のコレクションを中心に50点が鑑賞できる。
加えて、シーレと同時代を生きたクリムトやココシュカ、ゲルストルなどの作品も展示。早世の天才、シーレを通してウィーンの世紀末美術の世界に触れてみては。
元工場だった場所を改造してオープンしたブックカフェ、ルートブックスはティーブレイクをするのにぴったりだろう。店内は、観葉植物やアンティーク家具、ソファー席などが置かれ、くつろげる雰囲気だ。
コーヒーや手作り菓子、ビールなどとともに、じっくり読書を楽しみたい。 週末に開催される、マルシェやワークショップにも参加してみよう。
上野東照宮は、1627年に創建され、江戸幕府初代将軍、徳川家康らをまつる神社。上野戦争や数々の地震、火災を乗り越え、今では東京最古の建築物の一つである。
国指定重要文化財である、豪華な彫刻が施された建造物をじっくりと鑑賞しよう。記念に手塚治虫の作品であるユニコをモチーフにした幸せのお守り『ユニコの御守』を手に入れたい。
上野から日暮里方面に少し歩いた先に、3軒の日本家屋を活用した複合施設の上野桜木あたりがある。入居しているのは、オリジナルのクラフトビールを扱う谷中ビアホール、塩とオリーブの店 おしおりーぶなど、個性的な店ばかり。
谷中ビアホールで、ここでしか飲むことのできない生のクラフトビールや、土鍋で調理したつまみを堪能し、アート散歩の最後を締めくくりたい。
日暮里駅東口のロータリーを抜け、2、3分歩くと尾久橋通りの大きな交差点にたどりつく。ここが、日暮里繊維街だ。日暮里中央通り沿いの両側、約1キロにわたって生地やボタン、洋裁材料の店、織物やニット、革製品など、約90店舗が軒を連ねている。
ここでは、繊維街で押さえておきたい店と、買い物で疲れた足を休める休憩スポットを併せて紹介する。
東京のコリアンタウンといって、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは新大久保だろう。しかし、東京には新大久保よりも古い歴史を持つコリアンタウンがある。荒川区の三河島エリアだ。日暮里駅から常磐線でわずか1駅、上野からは2駅の場所にある。新大久保と比べると観光要素は皆無といっていい。普段着の街並みのなかに、小さな焼き肉屋や韓国食材店、雑貨屋などがいくつも点在。至るところでハングルの文字が目に入り、店先からは韓国語が漏れ聞こえてくる。
もともとは、韓国最南端に位置する済州島から日本に渡ってきた人が作り上げたマーケットでといわれており、済州島のオモニ(母)の味が楽しめるのは三河島ならではだ。旅する気分とともに、済州島の下町の飾らない日常を味わいたい。
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