鄧は出身地に加え、祖父が凍頂烏龍茶の品質向上に勤め世に広めた立役者・林光演で、母は所有するコテージを中心に茶道教室を開く教師、父は南投に茶畑を持つ茶商という、台湾茶のレジェンドである。
タイムアウト東京 > Things to do > International Tokyo >台湾茶のレジェンドの系譜を継ぐ若き店主が新大久保でティースタンドをオープン
中国茶とは一線を画す台湾茶。数ある中で銘茶として最も知られているのが凍頂烏龍茶だ。馥郁とした香り、さわやかな口当たりとほのかな甘みが魅力で、2煎3煎と杯を重ねるにつれ変化していく味わいは、茶ならではの醍醐味。産地は台湾中部の南投・鹿谷郷で、この地では中学校で茶の淹れ方の授業もあるという。「私も習いました」と穏やかに笑うのが鹿谷郷出身の若き台湾茶店の店主、鄧閎熙(テン・ホンシ)である。
東京で活躍する外国人にインタビューをしていくシリーズ「International Tokyo」。第12回は、新大久保の新しい台湾フードコート「キムチドリアンカルダモン(K, D, C,,,)」に、台湾茶専門店「茶禄 - Cha Lu -」をオープンした鄧に話を伺った。
