Photo: Kisa Toyoshima
Photo: Kisa Toyoshima

週末、高円寺でレトロに過ごす5のこと

ディープなカルチャースポットを散策

テキスト:
Shiori Kaneko
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タイムアウト東京 > THINGS TO DO > 週末、高円寺でレトロに過ごす5のこと

中央線沿いのディープなカルチャースポットとして知られる、高円寺。商店街には個性的な飲食店や古着屋、セレクトショップが集まり、ロック好きな人を熱狂するクラブハウスが存在するなど、街中には独特な雰囲気が漂っている。

今週末は、この街で心温まるレトロな店を巡ってみては。ここでは、セレクトセンスが抜群の古着屋、静かな空間で読書ができるアンティークなブックカフェ、1933(昭和8)年創業の風情ある銭湯など、古き良きスポットを紹介する。ぜひ参考にして、街の散策を充実させてほしい。

  • ショッピング
  • メンズウエア
  • 高円寺

秋服を手に入れたいなら、高円寺駅南口から徒歩3分ほどの高架沿いにある古着屋の即興がおすすめ。2011年のオープン以来、セレクトセンスの良さでファンを増やし続けている、古着激戦区の隠れた人気店だ。

ジャンルにとらわれず、潜在的な感覚に従って服をセレクトしてほしいというオーナーの思いが込められた空間だ。レディースとメンズを半々に取り扱い、商品は1920〜90年代と幅広くそろう。中には明治時代のヴィンテージアイテムも。仕入れはアメリカを中心に、価格は5,000〜2万円ほどだ。

  • ショッピング
  • ヴィンテージショップ・古物商
  • 高円寺

高円寺南にある、小さな雑貨店。古い包装紙やノートなどの紙製品や文房具を主に取り扱っているが、この店が真の輝きを見せるのは、不思議な「ガラクタ」コーナーにおいてかもしれない。

古い薬袋や値札、便箋、スタンプなどがずらりと並び、現代製品と思いもよらない調和を生み出している。部屋をおしゃれに装飾できるような、アンティークなアイテムと出合えるだろう。

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  • レストラン
  • カフェ・喫茶店
  • 高円寺

一休みをするなら、パル商店街の近くにある、隠れ家のようなカフェ、読書喫茶室 アール座読書館へ。話し声がほとんど聞こえない「静寂」を楽しむ一軒で、一人で静かに過ごしたいときにうってつけだ。

店内にはオーナーのこだわりがたっぷり詰まっており、店内に並ぶ1500冊以上の本(初版本などの貴重なものも多くある)や、ドリンクを注ぐカップ、コーヒースプーンなどもオーナーのコレクション。

もちろん、座席もただのテーブルとイスが並んでいるわけがなく、熱帯魚の水槽が楽しめる席や小さな鉱石博物館が潜んでいる机など、それぞれにテーマが設けられている。オーナー渾身(こんしん)のジオラマが潜んでいる席もあるので、引き出しは必ず開けてみるように。

  • バー
  • カクテルバー
  • 高円寺

高円寺北にあるブックバー。この店は本が買える古書店であり、同時にバーでもある。古本好きも、おいしいつまみを肴に飲みたい人も、等しく満たしてくれる不思議な店だ。

個性あふれる店主が作るのは、さまざな小説や随筆からインスピレーションを得た「文士料理」や「文豪サワー」。メニューは、原稿用紙に毎日手書きされる。檀一雄著『檀流クッキング』のレシピをもとにした、おからと魚のすり身で作る『大正コロッケ』は同店の名物。ドリンクは中原中也の高円寺での失恋の思いを切り取ったという『中原中也サワー』がおすすめだ。

そのほか、夏目漱石が食べたら「うまい」と言ってくれそうな味を追求し、生まれたという『文学カレー(漱石)』も忘れてはいけない。店舗だけでなく、通販でも購入可能だ。

外壁にある「まちのほんだな」は、誰もが自由に本を交換できる教養本棚になっている。

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  • Things to do
  • 高円寺

地元住民の憩いの場となっている昔懐かしい老舗銭湯。鮮やかなペンキ絵は丸山清人によるもので、男湯と女湯それぞれの壁には富士五湖の一つである西湖から眺めた富士山が描かれている。

湯の種類が豊富で、自然素材を使ったミルク風呂や、日替わりの香り湯(ヨモギ、竹酢液、青森ヒバ、カモミール、ユズ、漢方薬草、ラベンダーなど)、岩盤温泉にジェットバスなどが楽しめる。湯の温度は浴槽によって異なるが、ミルク風呂が41度、日替わり湯が44度と高め。水風呂もあるので、温浴と冷浴を交互に行って血の巡りを促すのが小杉湯流の健康法だ。

また、2020年3月には隣に「銭湯のあるくらし」を実現する食事ができるキッチンや作業や読書、昼寝ができる畳敷きのスペースがある3階建ての新施設、小杉湯となりがオープンした。

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都内屈指のカルチャータウンである高円寺と中野の北に存在する町、野方。そこに位置する野方文化マーケットは終戦直後、当時は貴重だった食料品が商われ、にぎわった闇市だったといわれている。時代の流れとともに、入居する店舗の多くはシャッターを降ろしてしまった。

だがここ数年、特に駄民具ダミラの入居以降、店主の趣味嗜好(しこう)が反映された個性的な店舗が急速に集まり、新たなディープスポットと化している。そんなカルチャーの闇市ともいうべき野方文化マーケットで、貴重な品々を入手してみよう。

ここでは、ジャンクな雑貨を販売する駄民具ダミラや、キッチュなTシャツを陳列する吊り橋ピュンなど、訪ねてほしい5軒を厳選して紹介する。

  • Things to do

東京23区の中でも、特に個性的な区として名高い杉並区。「アニメタウン」としても知られ、ガンダムの生みの親サンライズ社をはじめとする、約70の制作スタジオを有している。杉並アニメーションミュージアムの存在は、アニメ産業が区の経済の柱を担っていることの証だ。

また商店街に活気があるのもこの区の特徴。多くの駅前に、それぞれ独特の色合いと雰囲気を持った商店街が存在している。本ガイドでは、クールな高円寺を中心に、阿佐ヶ谷と荻窪、西荻窪の面白いヴェニューを紹介。まずは各エリアの概要から見てみよう。

 

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