1. 365日
    Photo: 365日「365日×抹茶シュトレン」
  2. グテ(Goûter)
    画像提供:ジェイ・ワークス
  3. トロパン トウキョウ
    Photo: Kisa Toyoshimaトロパン トウキョウ「シュトレン エピス」

東京、シュトーレン11選

本場ドイツの味から名パティスリーの期間限定品まで

編集:
Time Out Tokyo Editors
寄稿:
Time Out Tokyo Editors
Rie Sakamoto
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タイムアウト東京 > フード&ドリンク >東京、シュトーレン11選

ドイツに古くから伝わる伝統的なパン菓子「シュトーレン」。生地にはナッツやドライフルーツが贅沢に混ぜ込まれ、表面には砂糖がまぶされたドイツのクリスマスには欠かせないもの。たっぷりのスパイスとバター、さらにラム酒やブランデーを練り込んで焼いているため、日がたつにつれ味がなじみ、おいしさが増す。ずっしりと重くて日持ちするのが特徴だ。

1本のシュトーレンを毎日少しずつスライスして食べながらクリスマスを待つ、というのが伝統的な楽しみ方の一つである。最近は⽇本でも定番となり、店によってさまざまな味わいが楽しめるようになった。そこで今回は、東京で絶品シュトーレンを提供する11の店を紹介する。

ほとんどの商品は期間、数量限定品なので、購入前に公式ウェブサイトなどを確認してほしい。

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「おやつ」屋でシュトーレンを選ぶ。
画像提供:ジェイ・ワークス

1. 「おやつ」屋でシュトーレンを選ぶ。

グテ(Goûter)

2023年11月、学芸大学駅にオープンしたパンと焼き菓子の店。都会的で華やかなフランス菓子が人気のセバスチャン・ブイエによる海外1号店で、「Goûter」(グテ:フランス語でおやつ)をテーマにした品々が並ぶ。

オリジナルのシュトーレンは、オレンジ、レモン、クランベリー、レーズンなどの自家製ドライフルーツと、クルミ、アーモンドなどのナッツを生地に混ぜ込んだ、素材の違いが楽しめる。パン生地には、カカオ70%のフルーティーなビターチョコレートとヴァローナ社のバトンショコラの2種類のチョコレートを練り込み、発酵カルピスバターでコーティングした上品な甘さだ。

価格:2,160円(各日数量限定、以下全て税込み)

期間:2023年12月18日(月)まで(前後する場合もあり)

  • ショッピング
  • ベイカリー・パン屋
  • 人形町

ドイツパンの店タンネ

1993年創業当時から伝統的な製法にこだわり、ドイツ人マイスターの手で作られた豊富な種類のドイツパンや菓子を提供しているベーカリー。ライ麦、小麦をはじめとした各種穀物、ナッツやドライフルーツ、スパイスなど、さまざまな材料を用いて作られたレシピは200種を超えるという。

ここでは、パンのマイスター(ドイツ語で名人や職人という意味)が手がけたシュトレンが食べられる。ドライフルーツのうまみ、刻んだアーモンドの香ばしさ、ラム酒と数種のスパイスが、パン菓子らしい軽やかな風合いを生かすよう配合されている。焼きたてと時間経過後では食感が異なるので、味の変化を楽しんでみてほしい。

スライスしたら、お好みでバターやクリームチーズ、ジャムなどを塗ったり、アイスクリームに添えてみたりといったアレンジもおすすめだ。自分好みの組み合わせを見つけてみよう。

価格:「クリスマスシュトレン」(4,000円)、「シュトレン・デア・モデルネ(抽選)」(2,950円)

期間:「クリスマスシュトレン」(12月13日まで)、「シュトレン・デア・モデルネ」(12月12日まで)

販売先:店頭とオンラインショップ

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  • ショッピング
  • 代々木上原

ブーランジェリー&カフェ マンマーノ

代々木上原にあるパリの16区をイメージしたブーランジェリー&カフェ。パリの五つ星ホテル、ホテル・ ド・クリヨンで日本人初となる製パンシェフとなった毛利将人がオーナーを務める人気店だ。

フルーティーなシュトーレンを求めるならここで決まり。入っている果実の種類はゴールデンレーズン、ブラックレーズン、イチジク、マンゴー、バナナ、パイナップル、クランベリー、パイン、イチゴ、キウイ、アプリコット、メロン、ブルーベリー、トマト、チェリー、洋梨と全16種類。しっとりとしたドライフルーツが特徴で、木の実などもふんだんに使い、約3カ月赤ワインやブランデーに漬け込んで熟成させている。果実のハーモニーを堪能してほしい。

スライスすると中央に見えるアクセントのマジパンは、ねっとりとした食感で香り豊かな味わいが口いっぱいに広がるだろう。食べる分だけをカットして常温に戻してから食べるのがおすすめ。生地に練り込まれているバターが溶け出し、よりまろやかで芳醇(ほうじゅん)な味わいが楽しめる。

価格:大4,000円、小3,000円

期間:12月8日(金)〜25日(月)

販売先:店頭または専用アプリ「sacri」で取り置き

ショコラブランドの新商品を探す。
画像提供:ゴディバ ジャパン

4. ショコラブランドの新商品を探す。

ゴディバ ベーカリー ゴディパン 本店

2023年8月、有楽町にオープンしたゴディバ初のベーカリー。12月5日から、クリスマス限定のシュトーレンを販売する。アプリコットやレーズンなど甘酸っぱいドライフルーツを練りこんだ生地でカカオ分72%のトリュフを包んだ「ショコラ」と、マロンペーストや甘栗のホクホクとした優しい甘さを感じる「マロン」の2種類だ。

15日(金)には、ゴディパンキャラクターをデザインしたオリジナルトートバッグに、「シュトーレン」「ショコラステッキ」「カカオケーキ」(2個セット)を詰め込んだ「ゴディパン クリスマス 限定トートセット」(2種、各3,240円)も登場。

価格:各756円

期間:12月25日(月)まで(予定販売数に達し次第終了)

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  • レストラン
  • ベイカリー・パン屋
  • 代々木八幡
  • 価格 1/4

365日

代々木上原にある人気ベーカリー。オーガニック素材のみを使用して作られる同店のパンは、近隣住民のみならずパン通の間で評判を呼び、人気商品は午前中には完売する盛況ぶり。

ここでは、珍しい「365日×抹茶シュトレン」に注目してほしい。熊本県桜野園の自然栽培抹茶「ひろは」を使用し、伊予柑、栗、大納言小豆、丹波黒大豆、クルミを合わせ、日本らしさを想起させる味わいが楽しめる。添加物や合成着色料は使用していないので、安心して食べられるリッチな生地のシュトーレンだ。

素材の味わいを存分に引き出したという「365日×シュトレン」も忘れずに。国産小麦ゆめちからとミナミノカオリのしっとりとした生地に、伊予柑ピール、白いちじく、ピスタチオなどのオーガニックドライフルーツをふんだんに混ぜ込んでいる。 

ほかにも、同社が展開しているジュウニブンベーカリーと二足歩行コーヒーロースターズ(coffee roasters)でも、カシスフレーバーなどの異なるシュトーレンを販売中。合わせてチェックしてみよう。

価格:「365日×抹茶シュトレン」3,028円、「365日×シュトレン」2,920円

期間:予定販売数に達し次第終了

販売先:店頭とオンラインストア

ブルディガラ

広尾に本店を構えるベーカリー。クロワッサンやパン・オ・ショコラなどフランス系のパンが人気だ。10数種類の小麦粉を使い分け、自家製酵母や発酵バターを使い、素材本来の味を最大限引き出すことを心がけている。

同店のシュトーレンは、7月からじっくりと洋酒に漬け込んだレーズン、イチジク、オレンジピール、レモンピールなどが香り豊かで、ふくよかな味わい。澄ましバターで固めた粉糖のコーティングが分厚く、さわやかなミカンの香りが特徴的である。

バターと砂糖の甘い香りに、カルダモンとフルーティーな香りが混ざり合う。生地はどっしりとしているが、後味がすっきりとしているので食べる手が止まらなくなってしまうだろう。

価格:大4,500円 、小(箱あり)2,500円、小(箱なし)2,100円

期間:予定販売数に達し次第終了

販売先:各店舗とオンラインストア

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  • ショッピング
  • ベイカリー・パン屋
  • 池尻大橋

トロパン トウキョウ

重厚感のあるスパイシーな「シュトレン エピス」はいかが。同店は、池尻大橋にある独創的なパンが人気のベーカリー。シュトレンもほかにはないユニークな逸品に仕上がってる。

シナモン、カルダモン、アニス、クローブなどの10数種のスパイスを使用し、キャラメルを混ぜ込んだ生地はテリーヌのような食感が特徴的だ。レモンとオレンジがアクセントに使われており、わずかな酸味が香る。

生地にはキルシュ、ブランデー、蜂蜜に漬けたグランベリーとローストのクルミが入っており、ホワイトチョコとカルダモンでコーティングされている。

薄くスライスして、レンジでホワイトチョコが少し溶ける程度に温めて食べてみよう。しっとりした食感に香りが上品に重なりあってたまらない味わいに。クリームチーズを使った「オリジナルシュトレン」も展開している。

価格:「シュトレン エピス」(フルサイズ4,200円、ハーフサイズ2,150円)、「オリジナルシュトレン」(フルサイズ3,800円、ハーフサイズ1,950円)

期間:12月25日まで

販売先:店頭とオンラインストア(価格は異なる)

  • レストラン
  • ベイカリー・パン屋
  • 六本木

ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー

六本木ヒルズ、けやき坂通りにあるシェフとパン職人、コーヒー焙煎(ばいせん)士のコラボレーションによるベーカリーカフェ。

ブリコラージュのシュトーレンで味わってほしいのは濃厚な小麦感。ほかのパンと同様に、国産小麦全粒粉をメインに使用し、ライ麦を配合した生地は、スパイスやフルーツ、洋酒の風味にも負けない。

「産地を訪れ、人や土、麦の触感、畑の香りなど自分が感じたことをなるべくありのまま表現したい」という思いから、可能な限り全粒粉を使用してパンを焼こうという選択をしているそう。改めて生地が持つおいしさを体感してみてほしい。

価格:箱入り3,500円、箱なし3,000円

期間:12月25日まで

販売先:店舗とオンラインストア

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ルワンジュ東京

ルワンジュ東京(LOUANGE TOKYO)は、現代のスイーツ業界に新たな息吹を吹き込むために「厳選素材」へのこだわりとアート、ファッション、メッセージ性を兼ね備えた商品を展開するベーカリーだ。

「STOLLEN NOËL 2022」は、「シャインマスカットや巨峰のドライフルーツ仕様の究極シュトーレン」をコンセプトに、独自の配合で発酵させたふわっとした食感と上品な酸味が特徴的な商品。巨峰、シャインマスカットをはじめ、クランベリー、アプリコット、オレンジ、レモンなどの厳選した国産ドライフルーツを、ホワイトラムに漬け込んでいる。

価格:5,184円

販売先ルワンジュ トーキョー ル・ミュゼ(銀座)の特設サイトで予約

パティスリー・サダハル・アオキ・パリ

パリを拠点に、世界をリードするパティスリー。日本では、9店舗展開(2022年現在)しており、「お菓子を通して人を喜ばせること」を信条とした伝統とモダンが両立したスイーツを展開する。定番のマカロンをはじめ、「ボンボン ショコラ」やクロワッサンなど数々の人気商品を生み出している。

同店で提供するのは、「シュトーレン ショコラ」。ショコラとカカオパウダーを練り込んだ生地に、コニャックに漬けたオレンジピールとコンフィチュール、香ばしいスペイン産のアーモンドを加え、ショコラで包み込んだ贅沢な味わいが堪能できる。ほかでは味わえないアドベントメニューをぜひ試してみてほしい。

価格:3,510円

販売先:国内直営店舗とオンラインストア

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ジョエル・ロブション

フランス料理界の巨匠が手がける​​ブーランジェリー。バゲットやパンドカンパーニュなどフランスの代表的なパンなどを焼き立てで楽しめる。

毎年、クリスマスシーズンに期間限定で発売する「ロブションのシュトーレン」は、ラム酒やキルシュなどの洋酒にじっくりと漬け込んだ7種類のドライフルーツとナッツがたっぷりと練り込まれた人気メニュー。和三盆で仕上げており、コクのある深い味わいと上品な甘みが楽しめる。日々熟成するので、食べるたびに深まる味わいを堪能してほしい。

チョコレート好きなら「シュトーレンショコラ」も見逃せない。アールグレイ、カルダモンで香り付けした生地に、ソーテルヌワインに漬けたレーズンやビターチョコレートを練り込んだ香り高いメニューだ。

レアな50個限定の「シュトーレン アンペリアル ~シャインマスカットとソーテルヌワインを使って~」にも注目してほしい。

価格:「ロブションのシュトーレン」大4,700円、小2,800円(化粧箱入りは3,150円)、「シュトーレンショコラ」3,000円(化粧箱入りは3,350円)、「シュトーレン アンペリアル」1万2,000円

販売先:ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション全店、ル パン ドゥ ジョエル・ロブション全店、ルカフェ ラブティック ドゥ ジョエル・ロブション 虎ノ門ヒルズ店

※「シュトーレン アンペリアル」のみ、12月11日から発売(店舗とオンラインショップで予約受付中)

最高のクリスマスプランを立てる……

  • Things to do

街にはイルミネーションが輝き、心はなやぐホリデーシーズン。ここでは、2023年に東京で注目のクリスマスマーケットを紹介する。ドイツをイメージした過去最大規模の「横浜赤レンガ倉庫」のクリスマスマーケットから、全長2メートルの「巨大シュトーレン」が登場する「東京スカイツリータウン」 の祭典まで、個性的なイベントがめじろ押しだ。この時期にしか楽しめないフードやドリンクを片手にマーケットを巡りつつ、心温まる1日を過ごそう。

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  • Things to do

日が短くなり、寒くなっても、この時期の東京は暗く荒涼とした場所にはならない。実際、秋から冬にかけて東京では、何百万もの色とりどりのLEDライトが木々や建物に巻きつけられ、東京はきらめくワンダーランドと化す。イルミネーションは日本でもよく知られているが、東京のイルミネーションはその中でも最大かつ最高のものだ。

  • レストラン

フランス語で「あぶり焼き」を意味する「rotir(ロティール)」という技法で、鶏丸ごとをじっくり焼き上げるロティサリーチキン。専用のグリルで回しながら焼くため、余分な脂が落ち、表面はパリッと香ばしく、中はしっとりジューシーに仕上がる。焼き上げる際に出る鶏の肉汁をたっぷり含んだジャガイモも、見逃せない名脇役だ。

ここではテイクアウト可能な専門店を中心に、ロティサリーチキンを提供している10軒を紹介する。どの店も予約してからの来店がおすすめだ。クリスマスの食卓に華を添えよう。

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クリスマス映画 50選
  • 映画

タイムアウトロンドンが選ぶクリスマス映画50選(The 50 best Christmas movies)を紹介しよう。『クリスマスキャロル』や『ホーム・アローン』などの定番作品から、コメディやラブストーリー、アクション作品などまで幅広く網羅している。リストをチェックして、クリスマス気分を盛り上げよう。

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