夜景がきれいなユニバーサルルームのあるホテル

タイムアウト東京 > Open Tokyo > 夜景がきれいなユニバーサルルームのあるホテル
in collaboration with 日経マガジンFUTURECITY
バリアフリー仕様のホテルは珍しくはないが、その多くは、スロープやエレベーターなどが「とりあえず」備えられているに過ぎないのが現状だ。車いす利用者も当然のことながら、東京の美しい夜景を眺めながらぜい沢な時間を過ごしたり、恋人にプロポーズをしたりしたいもの。そんな思いに応えてくれる、夜景がきれいなユニバーサルルームのあるホテルを紹介する。
※監修:NPO法人アクセシブル・ラボ代表理事 大塚訓平
新宿駅近くの高層階アクセシブルルーム
小田急ホテルセンチュリーサザンタワー
小田急ホテルセンチュリーサザンタワーには、ユニバーサルルームはないが、22階にツインの「アクセシブルルーム」を1室備えている。31㎡の客室内には段差はなし。入り口の幅は、通常90cmだが、この部屋だけ約110cmに設計されている。ドアののぞき穴は、通常の高さに1つあるほか、低めの位置にも1つ付いている。浴室内は手すりがあり、緊急スタッフ呼び出しボタンも設置。ただ電動リクライニングベッドはないので、軽度の障がいを持つ人におすすめだ。
1泊3万2800円。新宿駅から約150mの好立地で、客室からは新宿御苑や東京スカイツリー、東京タワーなどを望める。
※写真は別の部屋からの眺望
緑あふれる眺望でリフレッシュ
ザ・プリンス パークタワー東京
ザ・プリンスパークタワー東京は、3階にユニバーサルルームを5部屋用意している。38㎡のツインルームで、1泊5万9400円。トイレには車いすで転回できるスペースがあり、浴槽には手すりもある。洗面台が低めに設計されているのもありがたい。窓の外には広々とした「プリンス芝公園」が広がり、部屋によっては東京タワーも見られる。車いす対応パーキングもある。
空港のきらめきと共に味わうぜい沢ディナー
羽田エクセルホテル東急
羽田空港第2旅客ターミナル直結の羽田エクセルホテル東急。バリアフリー仕様のツインルームが、3階に1部屋用意されている。38㎡で1泊3万6000円。室内のトイレ、バスルームにはいずれも手すりが付いており、トイレにはアプローチ用のスペースがある。
2階のレストラン「フライヤーズテーブル」からは、離陸待ちの飛行機が並ぶ国内線ターミナルの様子が見渡せる。店舗入り口には段差はなし。ディナーは24時まで利用できるので、夜の空港の幻想的な景色を眺めながら、ぜい沢な時間を過ごそう。
※日経マガジンFUTURECITY第3号から転載
関連記事
『2020年に注目のパラリンピック競技8選』
『あと1000日でできること SLOW LABELディレクター 栗栖良依インタビュー』