Ryogoku Bridge over Sumida River
Photo: Raphael Navarro | Dreamstime.comAn undated stock photo of Ryogoku Bridge over Sumida River

「船通勤」が実現される日は近い? 東京都が実証実験中

うまくいけば事業化に向けた検討へ

Emma Steen
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Emma Steen
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毎朝の通勤で、満員電車にうんざりしている東京人は多いことだろう。リモートワークの普及によって、通勤ラッシュの混雑状況は改善されてきているが、それでも通勤時のストレスは大きいものだ。日本経済新聞の報道によると、東京都は通勤に船を活用する実証実験「らくらく舟旅通勤」を2022年11月4日まで実施した。

都知事の小池百合子は「船を活用することで新しいライフスタイルの機会を拡大し、地域開発を改善できる」とコメント。期間中は平日の朝と夕方に往復3~5便ほどを運航し、事前予約が必要だが一般人も利用が可能とのことだ。

Suitown Tokyo
Photo: Suitown Tokyo

実証実験では利用状況や採算性などを確認し、うまくいけば事業化に向けた検討を進める。ルートは日の出桟橋を拠点に、日本橋~勝どき(朝潮運河)~日の出、天王洲~五反田など、全6ルートを設定した。

運賃は片道500円(以下、全て税込み)で、天王洲〜五反田ルートは片道200円。夕方限定で運行される天王洲から日の出を経由し、一之江までを結ぶ2時間半のルートは、片道1,000円になる。混雑を避け快適に水上を移動できるが、運賃は電車やモノレールよりも割高になってしまうのがデメリットだ。通勤時間と財布に余裕がある、という人は公式ウェブサイトから予約をしてほしい。

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